最終更新日:2020/02/01
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2020 (週1コマ)秋期 開講時限 月4,月3
開講学部・学科等 政経・理工・法・文・経営
科目コード 110101700 科目ナンバー LAH01103
授業名 日本史A
英文授業名 Japanese History A
担当教員 高松 百香

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業 日本史B
教職課程科目
テーマ・キーワード テーマ「摂関政治と女性」
キーワード「平安時代、摂関政治、摂関時代、女性史、ジェンダー史」

授業の概要・ねらい 摂関政治と、摂関時代を象徴する人物・藤原道長を、女性との関わりで考える。教科書『藤原道長を創った女性たち』を読み進め、また当時の貴族の日記や、女房文学などの歴史資料を手がかりとしながら、歴史学的に考察する。
到達目標 摂関政治の中で、藤原道長をめぐる女性たち(母・姉妹・娘・孫女・女房)が果たした役割を考えることができる。
歴史資料・文学資料に触れ、理解することができる。
単に新知見を受け入れるだけでなく、既存の自分の知識と照らし合わせた上で、自分なりの意見を持ち、それを他者に口頭や文章で伝えることができる。
教科書と準備するもの 教科書
服藤早苗・高松百香編『藤原道長を創った女性たち』(明石書店、2020年3月発行、予価2000円)
ISBN 978-4-7503-4989-3
参考書 日本の女性史・ジェンダー史に関心があれば、読みやすく入手しやすいものとして以下の文献を勧める。
総合女性史研究会編『時代を生きた女たち―新・日本女性通史』(朝日新聞出版、2010)
大口勇次郎・成田龍一・服藤早苗編『新体系日本史9 ジェンダー史』(山川出版社、2014)
久留島典子・長野ひろ子・長志珠絵編『歴史を読み替える ジェンダーから見た日本史』(大月書店、2015)
この他、授業内で紹介するものもある。
評価の基準 摂関政治の中で、藤原道長をめぐる女性たち(母・姉妹・娘・孫女・女房)が果たした役割を考えることができたか。
歴史資料・文学資料に触れ、理解することができたか。
単に新知見を受け入れるだけでなく、既存の自分の知識と照らし合わせた上で、自分なりの意見を持ち、それを他者に口頭や文章で伝えることができたか。
具体的評価方法 評価の基準に示した項目それぞれの到達割合を合計する。成績の評価は、平常点(30%)、中間試験(20%)・学期末試験(50%)。
平常点とは、授業への積極的な参加態度や、リアクションペーパーの提出状況や内容を含め、総合的に判断するものである。なお、口頭で出席の確認をしたり、教科書や配付資料を輪読してもらうことがある。
中間試験・学期末試験への持ち込みは、教科書・配付資料・自筆のノートを許可する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
摂関時代は、道長のような摂政・関白、また紫式部や清少納言のような女房文学が有名ですが、この授業で学んだ中宮(皇后)たちが、この時代の政治・文化に大いに関わっていました。大学で学んだ教養のひとつとして、外国の方にも説明できるような大人になってほしいと思います。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス:授業のねらいや進め方を説明し、教科書の紹介をする。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】高校の「日本史B」程度の平安時代の知識と、古典(古文・漢文)の文法を理解していることを前提に授業を進める。自信がない場合は、授業開始前に確認しておくこと。
【復習】授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。
授業実施特記
第2回 内容
第一章 道長をめぐる女たち
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書第一章を熟読してくること。
【復習】授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。
授業実施特記
第3回 内容
第二章 道長の〈母〉たち
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書第二章を熟読してくること。
【復習】授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。
授業実施特記
第4回 内容
第三章 二人の同母姉と二人の異母妹
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書第三章を熟読してくること。
【復習】授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。
授業実施特記
第5回 内容
第四章 妻として、母として、同志として
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書第四章を熟読してくること。
【復習】授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。
授業実施特記
第6回 内容
第五章 道長が愛した女性たち
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書第五章を熟読してくること。
【復習】授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。
授業実施特記
第7回 内容
第六章 道長の長女・彰子の一生
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書第六章を熟読してくること。
【復習】授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。
授業実施特記
第8回 内容
第七章 上東門院彰子の故実/中間試験
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書第七章を熟読してくること。/中間試験にむけて学修する。
【復習】授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。/中間テストの準備をし、解説を受けて、ここまでの授業を振り返る。
授業実施特記
第9回 内容
第八章 次女妍子
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書第八章を熟読してくること。
【復習】授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。
授業実施特記
第10回 内容
第九章 藤原威子と藤原嬉子
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書第九章を熟読してくること。
【復習】授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。
授業実施特記
第11回 内容
第十章 高松腹の姫君
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書第十章を熟読してくること。
【復習】授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。
授業実施特記
第12回 内容
第十一章 赤染衛門と紫式部
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書第十一章を熟読してくること。
【復習】授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。
授業実施特記
第13回 内容
第十二章 道長とかかわった女房たち
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書第十二章を熟読してくること。
【復習】授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。
授業実施特記
第14回 内容
第十三章 天皇と結婚した三人の内親王
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書第十三章を熟読してくること。
【復習】授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。
授業実施特記
第15回 内容
授業のまとめ/学期末試験
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】これまでの授業をふりかえり、学期末試験に向けて自ら学修する。
【復習】授業のまとめを自分なりに整理して、今後に活かす。
授業実施特記