最終更新日:2018/03/26
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)春期 開講時限 月2
開講学部・学科等 法・政経・理工・文・経営
科目コード 120100500 科目ナンバー LAS01201
授業名 経済学A
英文授業名 Economics A
担当教員 北村 仁代

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
文系数学
後続関連授業 経済学B
教職課程科目
テーマ・キーワード マクロ経済学;GDP;SNA;金融市場と貨幣市場;消費と投資;労働市場

授業の概要・ねらい マクロ経済学はミクロ経済学や計量経済学(統計)と並んで経済学における基礎科目として位置付けられています。ミクロ経済学は社会をミクロ的な視点で、ここの家計や企業の行動、財やサービスの取引に焦点を当てて分析するのに対して、マクロ経済学は社会をより大きな視点で、国や地域全体の経済活動に焦点を当てて分析します。マクロ経済学は集計化された経済活動を分析対象とし、その目的は、ある国や地域の集計化された経済活動を決定している経済の構造や要因を明らかにすることです。経済システムがうまく機能していない場合には、実際に行われれている経済政策を再検討し、適切な政策を提起することもマクロ経済学の重要な役割です。
 そこで、本講義では、マクロ経済学の基礎的な内容を理解し、経済活動や政府/中央銀行の政策について、マクロ経済学の視点で考察できるようになることを目指します。
到達目標 1. マクロ経済学の基本的な内容を理解している。2. 新聞に経済欄をマクロ経済学の観点から読むことができる。3. 財政政策や金融政策について経済学的に説明できる。
教科書と準備するもの なし
参考書 福田慎一、照山博司(2016)『マクロ経済学・入門』、有斐閣アルマ
斎藤誠、岩本康志、太田聰一、柴田章久(2012)『マクロ経済学』、有斐閣
二神孝一、堀敬一(2017)『マクロ経済学 第2版』、有斐閣
評価の基準 1. マクロ経済学の基本的な内容を理解している。2. 新聞に経済欄をマクロ経済学の観点から読むことができる。3. 財政政策や金融政策について経済学的に説明できる。
具体的評価方法 中間試験,期末試験,及び任意で提出するレポートの内容に基づき総合的に評価します.
A)中間試験 30%
B)期末試験 60%
C)(任意提出の)レポート 10%
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
授業アンケートに基づいて、授業内容を改善します。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンスとイントロダクション:
講義の進め方、評価の方法について説明、
マクロ経済学の概要を示します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習/復習:特にありません。
シラバスを読んできてください。
授業実施特記
第2回 内容
マクロ経済の計測I:
国民経済計算(System of National Account: SNA)の考え方・使い方の解説
マクロ経済計測のための基本概念の説明
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第1回の講義の最後に指定する内容の確認
復習:第2回の内容の復習
授業実施特記
第3回 内容
マクロ経済の計測II:
生産活動の把握の仕方、数量表示/価格表示の産業連関表の解説
簡単な産業連関表の作成
名目値と実質値の区別
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第2回の講義の最後に指定する内容の確認
復習:第3回の内容の復習
授業実施特記
第4回 内容
マクロ経済の計測III:
資金循環票と国際収支統計の作り方・見方の解説
マクロ経済における金融機関と金融市場、日本経済の資金循環
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第3回の講義の最後に指定する内容の確認
復習:第4回の内容の復習
授業実施特記
第5回 内容
マクロ経済の計測IV:
労働統計、労働市場の計測の仕方、失業率、労働時間、賃金について解説
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第4回の講義の最後に指定する内容の確認
復習:第5回の内容の復習
授業実施特記
第6回 内容
消費と貯蓄:
消費関数に関する項目の解説、日本の貯蓄率の現状について説明
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第5回の講義の最後に指定する内容の確認
復習:第6回の内容の復習
授業実施特記
第7回 内容
投資:
設備投資と在庫投資、投資の決定要因、のぞましい資本ストっく、投資理論等について解説
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第6回の講義の最後に指定する内容の確認
復習:第7回の内容の復習
授業実施特記
第8回 内容
中間のおさらい:
第2回から第7回の講義内容のおさらい
練習問題
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第2回から第7回の講義内容の確認
復習:練習問題で解けなかったところを中心にこれまでの復習
授業実施特記
第9回 内容
金融市場と貨幣市場I:
マクロ経済における金融・貨幣市場の役割、債権;利子率;割引等の概念について解説
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第8回の講義の最後に指定する内容の確認
復習:第9回の内容の復習
授業実施特記
第10回 内容
金融市場と貨幣市場II:
株式(市場);株価の割引現在価値;ファンダメンタルズと資産価格バブルについて解説
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第9回の講義の最後に指定する内容の確認
復習:第10回の内容の復習
授業実施特記
第11回 内容
金融市場と貨幣市場III:
貨幣市場のメカニズム、貨幣の役割、貨幣と決済、中央銀行、信用創造について解説
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第10回の講義の最後に指定する内容の確認
復習:第11回の内容の復習
授業実施特記
第12回 内容
金融市場と貨幣市場IV:
貨幣供給、金利、物価の関係について解説
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第1回の講義の最後に指定する内容の確認
復習:第2回の内容の復習
授業実施特記
第13回 内容
乗数理論とIS-LM分析:
需要/供給曲線;乗数効果のメカニズム;貨幣市場の需給調整メカニズムについて解説
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第1回の講義の最後に指定する内容の確認
復習:第2回の内容の復習
授業実施特記
第14回 内容
IS-LM分析I:
有効需要;IS/LM曲線;IS-LM分析と財政・金融政策について解説
IS-LM分析による政策効果の分析、練習問題とその解説
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第12回の講義の最後に指定する内容の確認
復習:第13回の内容の復習
授業実施特記
第15回 内容
全体のおさらい:
第9回から第14回の講義内容を中心に全体のおさらい

授業時間外における学修(予習・復習等) 予習/復習:全体のおさらい
授業実施特記