最終更新日:2018/03/21
クリックして表示・非表示切り替え
概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)春期 開講時限 土3
開講学部・学科等 大学院
科目コード 044002600 科目ナンバー
授業名 建設工学特別演習Ⅰ
英文授業名 Special Exercises in Civil and Architectural Engineering Ⅰ
担当教員 横内 基

授業形態 講義、演習、実験・実習・実技
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード 建築構造実験、実験計画

授業の概要・ねらい 構造物は力学的な解析と実験的研究とが表裏一体となって経済的、かつ安全なものとなる。また、構造解析プログラムはモデル化の方法によって結果が異なることから、実現象を捉えられる適切なモデルを設定する必要がある。演習を通じてそのことへの理解を深めるために、建設工学特別演習Iでは構造実験計画を修得し、自身が立案した実験を実施できるようになることを目標とする。また、インターンシップを行う上で、建築構造解析設計者としての必要な設計における考え方・技術等の知識を身に付けることとする。
到達目標 ・建築構造部材や骨組みを対象に自身で解明したい現象を定めることができる。
・実験目的を明確にして、その達成のための試験体を計画できる。
・適切な加力および計測方法を計画できる。
・実験を実施し、各種センサーから得られたデータを分析できる。
教科書と準備するもの 教科書は特に指定しない。教科書や教材は、必要に応じてプリントの配布や紹介をする。
参考書 必要に応じて配布や紹介をするが、自身の習熟度や抱える課題に応じて、主体的及び自主的に発掘して用いることが望ましい。
評価の基準 構造実験計画を修得し、自身が立案した実験を実施し、実験データの分析ができる。
具体的評価方法 平常点50%、最終レポート50%
平常点は、授業への参加状況、プレゼンテーションやレポートの提出状況等を総合的に判断する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケートでの意見を踏まえ、習熟度に応じて具体的な実例を多く紹介するなどの改善を図る。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス、構造設計と構造実験の連関、構造実験の意義
授業時間外における学修(予習・復習等) 構造設計と構造実験の関わりについて、自身の考えを整理しておく。
授業実施特記
第2回 内容
実験立案、実験目的の設定
授業時間外における学修(予習・復習等) 実験目的と実験により確認する項目について、自身の考えを明確にし、その説明資料を作成する。
授業実施特記
第3回 内容
試験体の計画(1):材料・サイズの計画
授業時間外における学修(予習・復習等) 試験体の材料やサイズについて、自身の考えを明確にし、その説明資料を作成する。
授業実施特記
第4回 内容
試験体の計画(2):試験体の性能(耐力・変形性能等)の事前評価
授業時間外における学修(予習・復習等) 試験体の性能(耐力・変形性能等)を既往の評価式や理論式により評価し、その説明資料を作成する。
授業実施特記
第5回 内容
試験体の計画(3):試験体計画の見直しと確定
授業時間外における学修(予習・復習等) これまでの成果や議論を踏まえて試験体を確定し、試験体計画について資料として纏める。
授業実施特記
第6回 内容
加力方法及び加力装置の計画(1):加力方法(加力装置・加力スケジュール・加力速度など)の概略計画
授業時間外における学修(予習・復習等) 加力方法やその実現のための加力装置などについて、自身の考えを整理し、その説明資料を作成する。
授業実施特記
第7回 内容
加力方法及び加力装置の計画(2):加力装置検討・加力冶具の設計
授業時間外における学修(予習・復習等) 概略計画を踏まえて、使用する加力装置の現況を把握し、加力冶具を図面化する。
授業実施特記
第8回 内容
加力方法及び加力装置の計画(3):加力スケジュールや加力速度の計画
授業時間外における学修(予習・復習等) 使用する加力装置や試験体の性能、実験目的、時間等を考慮して、妥当な加力スケジュールや加力速度を自身で考え、説明資料を作成する。
授業実施特記
第9回 内容
計測計画(1):計測機器の仕様や構造の理解
授業時間外における学修(予習・復習等) 実験目的を達成するための計測項目と計測点数について、自身の考えをまとめた資料を作成する。
授業実施特記
第10回 内容
計測計画(2):計測項目・計測点数の計画
授業時間外における学修(予習・復習等) 実験目的を達成するための計測項目と計測点数について、自身の考えをまとめた資料を作成する。
授業実施特記
第11回 内容
計測計画(3):計測機器の設置方法の検討および計測冶具の設計
授業時間外における学修(予習・復習等) 計測機器の設置方法の検討および計測冶具の設計について、自身の考えを整理し資料として纏める。
授業実施特記
第12回 内容
加力実験の実施(1):予備加力実験の実施
授業時間外における学修(予習・復習等) 加力方法、計測チャンネル表などを実験に備えて準備する。
予備実験結果から加力装置や計測装置が正常に動作していることを確認する。
授業実施特記
第13回 内容
加力実験の実施(2):本加力実験の実施
授業時間外における学修(予習・復習等) 予備加力実験の分析を踏まえて必要に応じて加力・計測方法を修正する。
授業実施特記
第14回 内容
実験結果の分析(1):データ処理
授業時間外における学修(予習・復習等) 各センサーで計測されたデータを整理する。
授業実施特記
第15回 内容
実験結果の分析(2):考察
授業時間外における学修(予習・復習等) 計測データを総合的に捉えて試験体の実験時挙動を考える。また、事前に評価した試験体性能と実験結果との対応を調べる。
授業実施特記