最終更新日:2018/09/22
特別活動の理論と実践
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)秋期,(週1コマ)春期 開講時限 火1,火2
開講学部・学科等 体育
科目コード 810025100 科目ナンバー TEA01003
授業名 特別活動の理論と実践
英文授業名 Theory and Practice in Special School Activities
担当教員 大友 照典

授業形態 講義、演習、アクティブ・ラーニング
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 中学・高校の特別活動の指導

授業の概要・ねらい ①個人作業と演習(グループワーク等)を通して、中・高校教育における特別活動の内容と、その果たす役割を理解する。
②体験的・実践的な演習により、特別活動の指導者としての資質と実践力を養う。
到達目標  望ましい集団活動を通して、生徒の心身の発達及び個性の伸長を図るとともに、社会において必要とされる、よりよく生きる力を育成する特別活動の役割について、講義・演習等により実践的に学び、指導者として求められる知識と技能を習得する。
教科書と準備するもの 中学校学習指導要領解説「特別活動編」(文部科学省)平成29年7月を購入して、持参してください。定期試験では、この解説書を持ち込み可とします。
その他の資料は、大友がプリント類を用意します。

参考書 中学校学習指導要領解説「特別活動編」(文部科学省)平成29年7月
古い学習指導要領ではありません。先輩からもらったものは、
古い可能性がありますので、注意してください。
評価の基準 ①特別活動の目標と内容、内容の取扱い等について理解している。
②体験や演習を通して、実践的な態度が身についている。
具体的評価方法 ①定期試験【評価配当 50%】
②提出物(ワークシート、レポート)等に基づき評価する。【評価配当 40%】
 欠席(公欠も含む)した場合は、次の授業または、指定した日に課題を提出する。
④受講態度等を評価する。【評価配当 10%】
 毎時間、授業まとめカードを一人1枚提出します。
授業評価アンケート
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受講生へメッセージ
たくさん話したか。発表したか、発表を聞いたか。キーワードをたくさん見つけられたか。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
■自己の体験した学校生活から特別活動を考える。
・望ましい集団づくりに向けた演習。自己の体験をまとめ、グループ内で共有し、特別活動の意義について考える。
・特別活動とは何か考える。
・講義全体の見通しをもつ。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)シラバスを参照の上、本授業の内容を理解する。
(復習)演習の内容(感想を含む)と実施上の留意点をワークシートにまとめる。
授業実施特記 ・受講者の確認
・演習等のグループ編制
第2回 内容
■特別活動の目標と内容  
・特別活動の目標と内容の理解  ・教育的意義

■国旗と国歌の取扱い
・法令に基づいた解説
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)学習指導要領の「目標」を読む。
(復習)特別活動の目標と内容を確認する。
授業実施特記
第3回 内容
■特別活動の教育的意義=発達の段階と特別活動
・人間形成と特別活動の関係性の理解    
・各教科と特別活動の関連についての理解  
・生徒指導と特別活動の関連に関する理解 
・評価法の理解と評価表の作成の演習
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)学習指導要領の「特別活動の基本的な性格と教育的意義」を読む。
授業実施特記
第4回 内容
■学級活動① グループでスポーツ・レクリエーションを行う
・学級活動、ホームルーム活動の目標と内容の理解
・学級活動(スポーツ・レクリエーション活動)の指導法
JOCのオリンピック教室で行われている内容を体験する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)指導要領の「学級活動」「ホームルーム活動」を読む。
(復習)指導計画を完成させる。
授業実施特記 体育館で行います。体育着学年ジャージ、シューズを持参する。
第5回 内容
■学級活動② 学級担任の仕事から特別活動を考える。
・学級活動の指導計画について
・JOCオリンピック教室の理解と学級活動への生かし方
・オリンピック・パラリンピック教育について
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)オリンピック・パラリンピック教育について知らべる。
(復習)年間をとして行われる学級指導の時間の使い方を復讐する。
授業実施特記 ・スポーツレクリエーション以外の学級指導について考える。
第6回 内容
■学級活動③ 模擬授業案作成
・スポーツ・レクリエーションを活用した学級指導の簡易指導案を作成する。 
 条件として、中学校1年生入学時とし、初めて出会う学級の人と仲良くなれるようにする。
・指導案作成の流れや留意点について、学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)模擬授業の予想される流れ(つまづき等)
(復習)特に、コミュニケーション力の向上と安全面について自己の考えをまとめる。
授業実施特記 ・次週、小グループ内で発表し、意見交換を行う。
第7回 内容
■学級活動④ 小グループ内で模擬授業及び発表
・作成した指導案をもとに、小グループ内で発表する。
・指導の仕方や内容について、グループ内で話し合う。
・相互評価し結果を共有する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)模擬授業の予行練習
(復習)共有した留意点をまとめる。
授業実施特記
第8回 内容
■学級担任としての生徒理解①
・チャールズ・シュルツ作谷川俊太郎訳の絵本「大好きって手をつないで歩くこと」を読んで心情の変化を考える。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)中学校保健体育科保健分野の単元「心の発達」の部分を予習する。
(復習)いじめに関するニュースや記事等を見つけ、自分の意見を書き留めておく。
授業実施特記
第9回 内容
■学級担任としての生徒理解②
・いじめ防止対策推進法
・いじめに関する事例分析
・学級指導の課題。いじめ・不登校など。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)いじめや不登校に関する新聞やニュースの記事を調べる。
(復習)自分はどんな学級をつくりたいか、いじめのない学級とはどんな学級か考える。
授業実施特記 ・いじめに関する意見をプリントにまとめて提出します。
第10回 内容
■学校行事① 内容と実施方法。計画と評価。
・学習指導要領における学校行事の種類と意義
・いじめ防止を念頭に置いた、日帰り遠足の実施計画作成
 小グループで相談し、日帰り遠足を企画、指導要項作成。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)これまでに経験した校外での宿泊行事について、指導者の立場で振り返り
   重要だと思われる部分についてメモをしてくる。
(復習)実施計画作成上の儒頂点をまとめる。特に安全面に注意する。
授業実施特記
第11回 内容
■学校行事②
・遠足実施要項作成
・説明会(模擬授業)の実施。
・発表方法や内容を相互評価する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)学校行事を保護者の目線で考え、その視点をまとめる。
(復習)各班の発表を聞き、特に注意すべき点をまとめる。
授業実施特記
第12回 内容
■学校行事③
・説明会(模擬授業)の実施。
・発表方法や内容を相互評価する。課題や問題点について意見交換。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)指導計画を作成・手直しをする。
(復習)遠足以外の学校行事についても、年間を通してどのようなものがあるか、確認をする。
授業実施特記 指導案及び相互評価表の提出
第13回 内容
■特別活動の内容と取扱い。年間指導計画について。
・学級指導、生徒会活動、学校行事の内容と取扱い。
・年間計画について。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)発表や相互評価を終えて、自分たちが作成した計画を見直す。 
(復習)特別活動全体の、年間計画をもってイメージする。
   各教科や道徳の時間、総合的な学習の時間との関連を振り返る。
授業実施特記
第14回 内容
■授業内試験
・新学習指導要領解説書持ち込み可。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)試験範囲の予習
(復習)試験の振り返り。
授業実施特記
第15回 内容
■授業内試験の振り返り
■授業全体のまとめ
■授業内で配布したプリント類をファイルして、提出。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)卒業時のあるべき姿のイメージに基づく、特別活動の指導計画イメージを作成する。
(復習)これまで意識していなかった特別活動の指導の重要性について、まとめる。
授業実施特記 ・ワークシート、ポートフォーリオの提出