対象年度	年度	2018	期	(週1ｺﾏ)春期	開講時限	水3
開講学部・学科等	政経
科目コード	632037900		科目ナンバー	PEE01105
授業名	金融論（銀行論）
英文授業名	Money and Banking (Banking System)
担当教員	野下　保利

授業形態	講義
	e-learning利用		その他：
担当形態	単独
関連する授業
	当科目履修前に履修して おくことが望ましい科目
	後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード	日本金融　銀行組織　日本銀行　証券市場

授業の概要・ねらい	貨幣・金融論の基礎理論を踏まえて、日本金融の構造と特徴を銀行システムと証券市場システムとの関連に注目して講義する。欧米諸国に比べて日本の金融システムの特徴及び問題点、そして現在直面している課題について受講生が理解できるようになることが講義の目的である。
到達目標	日本の金融システムの特徴と現状について、受講生が理解できるようになることが講義の目標である。
教科書と準備するもの	講義資料およびハンドアウトは、講義時に事前に配布する。また、講義用に設けたサイトから講義資料がダウンロードできるように手配する。
参考書	日本銀行金融研究所『＜新板＞わが国の金融制度』日本銀行金融研究所、他。講義のテーマごとに関連する参考文献を指示する。
評価の基準	国際比較の観点から日本の金融システムの特徴をどの程度認識できたのか、そして、日本金融がおかれている現状についてどの程度理解しているのかが評価基準となる。
具体的評価方法	講義時の練習問題と定期試験の評価によって判断する

授業評価アンケート フィードバック・ 受講生へメッセージ	アンケートを踏まえ、授業内容の理解を容易にするために、予習および復習に受講生が積極的に取り組みるように資料を提供するとともに、授業を改善する
単位互換
特記

第1回	内容	日本型金融システム：概要 講義の課題と講義プランを解説するとともに、日本の金融システムの構造と特徴について概説する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	次回講義用ハンドアウト配布および予習の指示
	授業実施特記
第2回	内容	日本型銀行金融システム（１）：米国との比較 米国の銀行システムとの比較によって、日本型銀行システムの特徴を解説する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	次回講義用ハンドアウト配布および予習の指示
	授業実施特記
第3回	内容	日本型銀行システム（２）：欧州との比較 欧州の銀行システムとの比較によって、日本型銀行システムの特徴を解説する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	次回講義用ハンドアウト配布および予習の指示
	授業実施特記
第4回	内容	日本型銀行システム（２）：歴史的観点 日本型銀行システムの展開を歴史的観点から解説する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	次回講義用ハンドアウト配布および予習の指示
	授業実施特記
第5回	内容	日本型証券市場システム（１）：「場」としての証券市場 証券市場システムの役割と構造を銀行システムとの関連で解説する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	次回講義用ハンドアウト配布および予習の指示
	授業実施特記
第6回	内容	日本型証券市場システム（２）：歴史的観点 日本型証券市場システムの特徴を歴史的観点から明らかとする。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	次回講義用ハンドアウト配布および予習の指示
	授業実施特記
第7回	内容	日本型証券市場システム（３）：米国との比較 日本の証券市場システムの特徴を米国との比較によって明らかとする。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	次回講義用ハンドアウト配布および予習の指示
	授業実施特記
第8回	内容	日本型証券市場システム（４）：欧州との比較 日本の証券市場システムの特徴を欧州との比較によって明らかとする。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	次回講義用ハンドアウト配布および予習の指示
	授業実施特記
第9回	内容	その他金融機関 銀行や証券会社、そして証券投資家以外の日本型金融システムを構成する様々な金融機関の種類と役割について解説する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	次回講義用ハンドアウト配布および予習の指示
	授業実施特記
第10回	内容	金融政策と金融行政（１）：概要 日本銀行の誕生以来、どのように金融政策および金融行政がおこなわれてきたかについて概説する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	次回講義用ハンドアウト配布および予習の指示
	授業実施特記
第11回	内容	金融政策と金融行政（２）：戦後の金融政策 第二次大戦から１９９０年までの金融政策および金融行政の展開について説明する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	次回講義用ハンドアウト配布および予習の指示
	授業実施特記
第12回	内容	金融政策と金融行政（３）：バブル崩壊後の金融政策 １９９０年以降から現在までの金融政策および金融行政の展開について説明する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	次回講義用ハンドアウト配布および予習の指示
	授業実施特記
第13回	内容	金融政策と金融行政（４）：現代的課題 現在の日本経済がおかれている現状を概観するとともに、これらからの金融政策及び金融行政のあるべき姿について解説する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	次回講義用ハンドアウト配布および予習の指示
	授業実施特記
第14回	内容	日本経済の再生のための金融システム改革 金融グローバリゼーションが進展するなかにあって日本型金融システムが直面する課題と、日本経済再生のために必要とされる金融システム改革について解説する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	講義の未消化の点の確認と質問の準備
	授業実施特記
第15回	内容	講義のまとめ 講義内容をまとめるとともに、定期試験の実施要項発表などをおこなう。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	特になし
	授業実施特記