最終更新日:2018/03/03
Syllabus
クリックして表示・非表示切り替え
概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)春期 開講時限 水3
開講学部・学科等
科目コード 674400700 科目ナンバー
授業名 日本文学史ⅢA(近代1)
英文授業名 History of Japanese Literature Ⅲ A
担当教員 平 浩一

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業 日本文学史ⅢB(近代2)
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 明治文学史 大正文学史

授業の概要・ねらい 「近代」という時代が幕を開けた「明治」から「大正」にかけてに注目し、日本における文学の変容と様相についてとりあげる。具体的な文学者や作品を通して、文学の流れを理解することを授業のねらいとする。
到達目標 代表的な作家・作品・文学流派を知ることはもとより、どのような流れで「文学史」が形成されたかを把握することを、到達目標とする。
教科書と準備するもの 授業内で配布するプリントを軸に進める。
第一回目のガイダンスにて、詳しく指示するので、その後、しっかりと対応すること。
参考書 授業中に、適宜紹介する。
評価の基準 授業課題、定期試験により評価する。
具体的評価方法 授業課題…30%
定期試験…70%
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
より作家作品の背景に触れる形にしていきます。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
授業の狙いと到達目標について説明
授業時間外における学修(予習・復習等) シラバスを確認しておく。
授業実施特記
第2回 内容
「近代」以前の文学の流れを振り返る。
授業時間外における学修(予習・復習等) これまでの「文学史」の流れを復習しておく。
授業実施特記
第3回 内容
近代文学の「準備期」(明治10年前後)について「戯作文学」「啓蒙思想」を中心に扱う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 図書館で主な作品の初版本にあたり、確認する。この時代の文学の見取り図を書き、文学状況についてまとめる。
授業実施特記
第4回 内容
近代文学の「準備期」(明治10年前後)について「翻訳小説」「政治小説」を中心に扱う。
授業時間外における学修(予習・復習等) この時代は新しい雑誌が創刊されるので、図書館でどういう雑誌があるか、雑誌の復刻版にあたり、確認する。主な作品を読む。
授業実施特記
第5回 内容
近代文学の「誕生期」(明治20年前後)について『小説神髄』『浮雲』を中心に扱う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 図書館で主な作品の初版本にあたり、確認する。この時代の文学の見取り図を書き、文学状況についてまとめる。
授業実施特記
第6回 内容
近代文学の誕生期(明治20年前後)について「硯友社」を中心に扱う。
授業時間外における学修(予習・復習等) この時代は新しい雑誌が創刊されるので、図書館でどういう雑誌があるか、雑誌の復刻版にあたり、確認する。主な作品を読む。
授業実施特記
第7回 内容
近代文学の「青春期」(明治30年前後)について「浪漫主義」と北村透谷を中心に扱う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 図書館で主な作品の初版本にあたり、確認する。この時代の文学の見取り図を書き、文学状況についてまとめる。
授業実施特記
第8回 内容
近代文学の「青春期」(明治30年前後)について『文学界』と島崎藤村・樋口一葉を中心に扱う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 図書館で主な作品の初版本にあたり、確認する。この時代の文学の見取り図を書き、文学状況についてまとめる。
授業実施特記
第9回 内容
近代文学の「成熟期」(明治40年前後)について「自然主義」を中心に扱う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 雑誌の復刻版にあたり、確認する。この時代の文学の見取り図を書き、文学状況についてまとめる。
授業実施特記
第10回 内容
近代文学の「成熟期」(明治から大正)について「耽美派」を中心に扱う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 図書館で主な作品の初版本にあたり、確認する。この時代の文学の見取り図を書き、文学状況についてまとめる。
授業実施特記
第11回 内容
近代文学の「成熟期」(明治から大正)について「白樺派」を中心に扱う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 雑誌の復刻版にあたり、確認する。この時代の文学の特色と見取り図を書き、文学状況についてまとめる。
授業実施特記
第12回 内容
近代文学の「成熟期」(明治から大正)について「新思潮派(理知派)」を中心に扱う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 図書館で主な作品の初版本にあたり、確認する。この時代の文学の見取り図を書き、文学状況についてまとめる。
授業実施特記
第13回 内容
夏目漱石・森鷗外から、近代文学を捉え直す。
授業時間外における学修(予習・復習等) 文学者の主な作品について調べる。作品を読む。
授業実施特記
第14回 内容
女性文学者の命脈から、近代文学を捉え直す。
授業時間外における学修(予習・復習等) 「女性」という観点から、既存の文学史の問題点を考える。
授業実施特記
第15回 内容
これまでの授業を包括的にとらえ、その流れをまとめる
授業時間外における学修(予習・復習等) 固有の作家・作品のみならず、「文学史」をひとつの流れとして把握しておく。
授業実施特記