最終更新日:2018/01/20
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)春期 開講時限 月2
開講学部・学科等 理工
科目コード 644030100 科目ナンバー SEA02500
授業名 建築構造力学の基礎
英文授業名 Introduction to Structural Mechanics of Buildings
担当教員 横内 基

授業形態 講義、演習
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業 建築構造力学
教職課程科目
テーマ・キーワード 構造力学、静定構造物、トラス、梁、ラーメン

授業の概要・ねらい 基本的に物理現象を通して、その力学的現象を理解する。計算技法に傾注するのではなく、現象を視覚的に理解して力学の問題を修得する。演習にも重点を置き、建築士試験などに対応した内容について修得する。
到達目標 (A)支持条件や静定・不静定・不安定構造物の違いなどを解説できる。
(B)静定構造物の反力を求めることができる。
(C)静定トラスの部材軸力を求め、軸力図を作図できる。
(D)静定梁や静定ラーメンの部材応力を求め、応力図を作図できる。
教科書と準備するもの PEL編集委員会監修「構造力学」実教出版、3240円
参考書 1. 和泉正哲著「建築構造力学1・2」培風館
2. 構造力学研究会著「建築構造力学 上・下」理工図書 など
評価の基準 試験(60%)・レポート(20%)・その他試験・授業態度(20%)
具体的評価方法 試験の結果をベースに他の項目を加点する方法で判断する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
授業中に、同じ質問を何度もする学生がいますが、力の釣合について高校での学習で十分理解できていない学生がいます。何度も同じ説明をすると、迷惑する学生が出てきて、授業の進行が遅れてしまいます。予習復習が必要な科目ですので、興味を持って、充分に自宅学習をしてください。研究室での質問には余裕のある時間に対応しています。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
1.力学の基本概念
単位、力、応力、材料についての概念を学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 高校物理で修得した物体の運動やエネルギーについての総復習、教科書pp.11-18の内容を理解する。
授業実施特記
第2回 内容
2.外力と反力
(1)力、力のモーメント、力の合成と分解、力のモーメントの合成(バリニオンの 定理)、一点に会しない力の合成等について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書pp.11-18を読み返し力学の基本概念を復習する。
教科書pp.19-26の内容を理解する。
授業実施特記
第3回 内容
2.外力と反力
(2)力のつり合い(移動しない条件、回転しない条件)、建築構造、支点、節点の表示、建築構造物に作用する外力、外力の表示、応力、部材断面に作用する応力について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書pp.19-26の例題・演習問題を解くことが出来るようにする。
教科書pp.29-43の内容を理解する。
授業実施特記
第4回 内容
問題演習
外力と反力についての演習問題を解き、理解を深める。
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書pp.33-43の例題・演習問題を解くことが出来るようにする。
授業実施特記
第5回 内容
3.静定トラス
(1)構造の安定、不安定および静定、不静定、静定トラスの解法(節点法、切断法)、図式解法について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) これまでに習得した力のつり合いや、支点・節点の概念について理解を深める。
教科書pp.51-62の内容を理解する。
授業実施特記
第6回 内容
3.静定トラス
(2)クレモナの図式解法(鉛直荷重、横荷重、部材置換法)、切断法等について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書pp.59-62の例題、p.66の演習問題を解けるようにする。
教科書pp.62-65の内容を理解する。
授業実施特記
第7回 内容
問題演習
クレモナの図式解法、切断法についての演習問題を解き、理解を深める。
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書pp.66-67の例題・演習問題を解くことが出来るようにする。
授業実施特記
第8回 内容
4.静定梁
(1) 静定梁の応力、曲げモーメントとせん断力および軸力について基本概念を学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書pp.35-43を復習し、梁の反力を確実に求められるようにする。
授業実施特記
第9回 内容
4.静定梁
(2)外力分布(集中、等分布、等変分布)の荷重時について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書pp.44-49の内容を理解する。
授業実施特記
第10回 内容
4.静定梁
(3)部材の変形、ゲルバー梁について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書pp.44-49の内容を理解する。
授業実施特記
第11回 内容
問題演習
静定梁の支点反力、曲げモーメントとせん断力および軸力についての演習問題を解き、理解を深める。
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書pp.50の演習問題を解くことが出来るようにする。
授業実施特記
第12回 内容
5.静定ラーメン
(1) 静定ラーメンの応力と変形について基本概念を学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書pp.35-50の内容を復習し、静定梁の理解を深めること。
教科書pp.69-78の内容を理解する。
授業実施特記
第13回 内容
5.静定ラーメン
(2) 3ヒンジラーメンの応力と変形について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書pp.69-78の例題が解けるようにする。
教科書pp.78-80の内容を理解する。
授業実施特記
第14回 内容
5.静定ラーメン
(3)トラス材を含む合成静定ラーメンの応力と変形について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書pp.69-81の内容を理解する。
授業実施特記
第15回 内容
問題演習
静定ラーメンについての演習問題を解き、理解を深める。
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書pp.80-81の演習問題が解けるようにする。
授業実施特記