対象年度	年度	2018	期	(週1ｺﾏ)秋期	開講時限	水5
開講学部・学科等	法
科目コード	634001100		科目ナンバー	BAM02316
授業名	会社法Ｂ
英文授業名	Company Law B
担当教員	武田　典浩

授業形態	講義
	e-learning利用	manaba	その他：
担当形態	単独
関連する授業	商法総則・商行為法
	当科目履修前に履修して おくことが望ましい科目	法学 民法総則 物権法・担保物権法 債権総論 債権各論 不法行為法
	後続関連授業	金融商品取引法
教職課程科目	教科に関する科目
テーマ・キーワード	会社法に関わる諸問題の理論的分析

授業の概要・ねらい	「会社」を正確に理解することは社会生活を行う際に是非とも必要である。大学卒業後は会社に就職するし、公務員による規制対象には会社も含まれる。新聞やニュースを見れば、様々な会社が良い事・悪い事を行っている。そんな「会社」を法律という側面から理解することこそ、会社法を学修する目的である。 　「剰余権者たる株主の長期的利益の追求」という会社法の体系的思考を縦糸に、判例や経済分析を用いた会社法の実践的思考を横糸として、本講義を進めていきたい。 　会社法で取り扱うテーマは①企業統治、②企業金融、③組織再編の3つに分けることができる。会社法Bでは②③を取り上げ、自己完結すべく進めたい。
到達目標	①複雑怪奇な会社法の条文を解釈できるようになる。 ②民法の特別法である会社法を理論的に整序して理解できるようになる。 ③法科大学院など各種試験勉強における会社法の基礎的理解を得られるようになる。
教科書と準備するもの	落合誠一『会社法要説　第2版』(有斐閣、2016年) 当然ながら、最新版の六法は必携。平成26年会社法改正も取り上げるので、平成27年度版以降六法以外は役に立たない。
参考書	岩原紳作ほか編『会社法判例百選[第3版]』(有斐閣、2016年)、江頭憲治郎『株式会社法第7版』(有斐閣、2017年)、田中亘『会社法』（東京大学出版会、2016年）。
評価の基準	学期末試験で評価する。講義途中で発言を求め、良い答えには発言点を与えて成績に反映させる。具体的基準は以下の通り。 ①複雑怪奇な会社法の条文を解釈できるようになったか。 ②民法の特別法である会社法を理論的に整序して理解できるようになったか。
具体的評価方法	学期末試験の素点＋発言（レポート）点＝最終的な点数となる。 試験：80％ 発言点：20％
関連リンク	講義担当者

授業評価アンケート フィードバック・ 受講生へメッセージ	昨年度は履修者数が多すぎて各学生に満足を与えられる講義とはならなかった（当方としても不満ばかり残る講義であった）。今年度は諸般の事情より適正数に安定する予定なので、学生諸子に対し十分に満足を与えられる講義となろう。
単位互換
特記

第1回	内容	ガイダンス、会社の資金調達（１） 資金調達の種類、金融商品取引法規制の概要、株式市場による規律 182～189頁	第27回	内容
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書該当ページを眺めておく程度で良い。 復習：自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。		授業時間外における学修（予習・復習等）	。
	授業実施特記			授業実施特記
第2回	内容	会社の資金調達(２) 種類株式 190～194頁
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書該当ページを眺めておく程度で良い。種類株式はそのニーズに注意。 復習：自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
	授業実施特記
第3回	内容	会社の資金調達(３) 新株予約権、新株発行の法ルールの概要 194～201頁
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書該当ページを眺めておく。 復習：自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
	授業実施特記
第4回	内容	会社の資金調達(４)、会社の財務（１） 社債 201～211頁
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書該当ページを眺めておく。 復習：自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
	授業実施特記
第5回	内容	会社の財務(２) 決算の流れ、計算種類の種類・相互関係 212～220頁
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書該当ページを眺めておく。 復習：自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
	授業実施特記
第6回	内容	会社の財務(３) 剰余金の配当、自己株式取得 221～227頁
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書該当ページを眺めておく。 復習：自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
	授業実施特記
第7回	内容	会社の設立（１） 設立手続の概要 229～235頁
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書該当ページを眺めておく。 復習：自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
	授業実施特記
第8回	内容	会社の設立(２) 仮装出資、開業準備行為、設立に関する責任 235～240頁
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書該当ページを眺めておく。 復習：自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
	授業実施特記
第9回	内容	組織再編(１) 事業譲渡と合併 240～247頁
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書該当ページを眺めておく。 復習：自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
	授業実施特記	債権総論で学習した詐害行為取消権を復習しておくこと
第10回	内容	組織再編(２) 会社分割、株式交換・株式移転 247～256頁
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書該当ページを眺めておく。 復習：自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
	授業実施特記
第11回	内容	企業買収（１） 公開買付け、第三者割当て、敵対的企業買収 256～266頁
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書該当ページを眺めておく。 復習：自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
	授業実施特記
第12回	内容	企業買収（２） MBO、キャッシュアウト 266～273頁
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書該当ページを眺めておく。 復習：自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
	授業実施特記
第13回	内容	企業買収（３） 株式等買取請求権 273～282頁
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書該当ページを眺めておく。 復習：自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
	授業実施特記
第14回	内容	会社グループの法規制 各当事者の利害状況 285～301頁
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書該当ページを眺めておく。 復習：自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
	授業実施特記
第15回	内容	前期・企業金融法まとめ
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：前期の復習をすること。 復習：自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
	授業実施特記