最終更新日:2018/01/17
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)春期 開講時限 水5
開講学部・学科等
科目コード 634001000 科目ナンバー BAM02315
授業名 会社法A
英文授業名 Company Law A
担当教員 武田 典浩

授業形態 講義
e-learning利用 manaba その他:
担当形態 単独
関連する授業 商法総則・商行為法
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
法学
民法総則
物権法・担保物権法
債権総論
債権各論
不法行為法
後続関連授業 金融商品取引法
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 会社法に関わる諸問題の理論的分析

授業の概要・ねらい  「会社」を正確に理解することは社会生活を行う際に是非とも必要である。大学卒業後は会社に就職するし、公務員による規制対象には会社も含まれる。新聞やニュースを見れば、様々な会社が良い事・悪い事を行っている。そんな「会社」を法律という側面から理解することこそ、会社法を学修する目的である。
 「剰余権者たる株主の長期的利益の追求」という会社法の体系的思考を縦糸に、判例や経済分析を用いた会社法の実践的思考を横糸として、本講義を進めていきたい。
 会社法で取り扱うテーマは①企業統治、②企業金融、③組織再編の3つに分けることができる。本年の講義は、①を前期に、②③を後期に取り上げ、それぞれ自己完結すべく進めたい。
到達目標 ①複雑怪奇な会社法の条文を解釈できるようになる。
②民法の特別法である会社法を理論的に整序して理解できるようになる。
③法科大学院など各種試験勉強における会社法の基礎的理解を得られるようになる。
教科書と準備するもの 落合誠一『会社法要説 第2版』(有斐閣、2016年)
当然ながら、最新版の六法は必携。平成26年会社法改正も取り上げるので、平成27年度版以降六法以外は役に立たない。
参考書 岩原紳作ほか編『会社法判例百選[第3版]』(有斐閣、2016年)、江頭憲治郎『株式会社法第7版』(有斐閣、2017年)、田中亘『会社法』(東京大学出版会、2016年)。
評価の基準 学期末試験で評価する。講義途中で発言を求め、良い答えには発言点を与えて成績に反映させる。具体的基準は以下の通り。
①複雑怪奇な会社法の条文を解釈できるようになったか。
②民法の特別法である会社法を理論的に整序して理解できるようになったか。
具体的評価方法 学期末試験の素点+発言(レポート)点=最終的な点数となる。
試験:80%
発言点:20%
関連リンク 講義担当者
授業評価アンケート
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受講生へメッセージ
 昨年度は履修者数が多すぎて各学生に満足を与えられる講義とはならなかった(当方としても不満ばかり残る講義であった)。今年度は諸般の事情より適正数に安定する予定なので、学生諸子に対し十分に満足を与えられる講義となろう。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス、団体企業の基本的な法ルール:団体企業の種類、会社の意義
25~32頁
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書該当ページを眺めておく程度で良い。
復習:自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
授業実施特記
第2回 内容
会社の種類、会社法における利害関係者間の利害調整
32~40頁、41~58頁
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書該当ページを眺めておく。
復習:自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
授業実施特記
第3回 内容
株式会社の基本原則
株主有限責任原則、株式自由譲渡
59~67頁
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書該当ページを眺めておく。特に法人格否認の法理には注意。
復習:自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
授業実施特記
第4回 内容
コーポレート・ガバナンス(1)
所有と経営の分離、機関設計の概要、取締役
71~80頁
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書該当ページを眺めておく。
復習:自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。とりわけ機関設計のパターンを理解する。
授業実施特記
第5回 内容
コーポレート・ガバナンス(2)
取締役会、代表取締役
80~86頁
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書該当ページを眺めておく。
復習:自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
授業実施特記
第6回 内容
コーポレート・ガバナンス(3)
指名委員会等設置会社、監査等委員会設置会社、コーポレート・ガバナンス・コード
87~97頁
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書該当ページを眺めておく。特に、両設置会社の概要、導入された背景事情に注意。
復習:自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
授業実施特記
第7回 内容
コーポレート・ガバナンス(4)
経営者の善管注意義務とそれを規律する諸制度
99~108頁
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書該当ページを眺めておく。
復習:自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
授業実施特記
第8回 内容
コーポレート・ガバナンス(5)
善管注意義務・経営判断原則の具体的検討
109~121頁
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書該当ページを眺めておく。経営判断原則はその存在意義に注意。
復習:自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
授業実施特記
第9回 内容
コーポレート・ガバナンス(6)
会社と取締役の間の利益相反関係
121~125頁
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書該当ページを眺めておく。特に、どのような利害が取締役・会社内で衝突するのかを注意。
復習:自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
授業実施特記
第10回 内容
コーポレート・ガバナンス(7)
取締役責任の減免、取締役の対第三者責任、D&O保険
125~131頁
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書該当ページを眺めておく。特に、会社に対する任務と第三者に対する帰責性の関係は注意。
復習:自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
授業実施特記
第11回 内容
コーポレート・ガバナンス(8)
経営監督
133~153頁
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書該当ページを眺めておく。
復習:自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
授業実施特記
第12回 内容
コーポレート・ガバナンス(9)
経営者の報酬規制、株主の役割
153~165頁
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書該当ページを眺めておく。報酬規制の存在意義、決定機関に注意。
復習:自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
授業実施特記
第13回 内容
コーポレート・ガバナンス(10)
株主総会の権限・招集、株主の議決権、議事運営、決議の瑕疵
165~173頁
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書該当ページを眺めておく。
復習:自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
授業実施特記
第14回 内容
コーポレート・ガバナンス(11)
株主代表訴訟
173~182頁
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書該当ページを眺めておく。
復習:自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
授業実施特記
第15回 内容
前期・企業統治法まとめ
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:前期の復習をすること。
復習:自筆ノート、引用条文を参照しつつ教科書該当頁を読み返す。
授業実施特記