最終更新日:2018/04/06
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)春期 開講時限 水4
開講学部・学科等
科目コード 661062900 科目ナンバー LWL03402
授業名 刑事訴訟法A
英文授業名 Law of Criminal Procedure A
担当教員 吉開 多一

授業形態 講義
e-learning利用 manaba その他:
担当形態 単独
関連する授業 刑法各論A
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
刑事手続法A・B,刑法総論A・B
後続関連授業 刑事訴訟法法B
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 刑事訴訟の現実の運用を学ぶ

授業の概要・ねらい 実社会での刑事訴訟の姿もできるだけ紹介しながら,迅速な真実の発見と人権の保障という矛盾・対立する要請をどのように調整すれば適正な刑事訴訟が実現できるのかを探究していきたい。具体的な講義の進め方は,春期は入門編として,後記「訴訟記録教材」を使って現実の事件に即しながら刑事訴訟法の基礎的な知識を確認していくこととする。
到達目標 刑事訴訟の現実の運用を修得することにより,真実の発見と人権の保障との調整が必要であること,捜査と公判が密接に関連していることを説明できるようにする。
教科書と準備するもの 池田修・前田雅英「刑事訴訟法講義(第6版)」東京大学出版会
六法は毎回持参すること。
参考書 「訴訟記録教材ー窃盗編」を使用する。架空の事件の進行に合わせて刑事訴訟法を理解できるようにしたもので,教科書ともリンクさせてある。こちらで印刷して開講時に配布する。
その他,講義の進行に応じて適宜紹介する。
評価の基準 刑事訴訟法の考え方を理解した上で,講義で取り上げる基礎的な知識・重要な論点について,正確に説明をすることができる。
具体的評価方法 試験の成績(100%)
当然のことであるが,出席だけしていても,試験の成績が不良の者には,単位を付与しない。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
とくに春期では,教科書と教材を同時並行に読んでいくので,進行が早めになっているとの指摘があったが,指示された予習・復習を十分にすることでカバーしてほしい。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス~刑事訴訟法の全体像について
教科書2~30頁
第16回 内容
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書の該当箇所を一読しておくこと
(復習)ガイダンスに沿って,教科書の内容を全体的に確認しておくこと
授業時間外における学修(予習・復習等)
授業実施特記 授業実施特記
第2回 内容
捜査の端緒,警察官による任意捜査
訴訟記録教材1頁
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)訴訟記録教材及び関連する教科書の部分を一読しておくこと
(復習)教科書の該当箇所を再読しておくこと
授業実施特記
第3回 内容
微罪処分,私人による現行犯逮捕
訴訟記録教材2~3頁
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)訴訟記録教材及び関連する教科書の部分を一読しておくこと
(復習)教科書の該当箇所を再読しておくこと
授業実施特記
第4回 内容
逮捕後の手続
訴訟記録教材3~4頁
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)訴訟記録教材及び関連する教科書の部分を一読しておくこと
(復習)教科書の該当箇所を再読しておくこと
授業実施特記
第5回 内容
検察官による任意捜査,起訴猶予
訴訟記録教材5頁
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)訴訟記録教材及び関連する教科書の部分を一読しておくこと
(復習)教科書の該当箇所を再読しておくこと
授業実施特記
第6回 内容
身柄付き検察官送致,検察官による勾留請求
訴訟記録教材6~7頁
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)訴訟記録教材及び関連する教科書の部分を一読しておくこと
(復習)教科書の該当箇所を再読しておくこと
授業実施特記
第7回 内容
弁護人による弁護活動
訴訟記録教材8~10頁
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)訴訟記録教材及び関連する教科書の部分を一読しておくこと
(復習)教科書の該当箇所を再読しておくこと
授業実施特記
第8回 内容
取調べと自白
訴訟記録教材10~11頁
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)訴訟記録教材及び関連する教科書の部分を一読しておくこと
(復習)教科書の該当箇所を再読しておくこと
授業実施特記
第9回 内容
略式命令手続
訴訟記録教材12~13頁
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)訴訟記録教材及び関連する教科書の部分を一読しておくこと
(復習)教科書の該当箇所を再読しておくこと
授業実施特記
第10回 内容
公判請求手続
訴訟記録教材14頁
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)訴訟記録教材及び関連する教科書の部分を一読しておくこと
(復習)教科書の該当箇所を再読しておくこと
授業実施特記
第11回 内容
公判手続その1
訴訟記録教材14~17頁
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)訴訟記録教材及び関連する教科書の部分を一読しておくこと
(復習)教科書の該当箇所を再読しておくこと
授業実施特記 模擬裁判を進めながら手続を確認する
第12回 内容
公判手続その2
訴訟記録教材18~21頁
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)訴訟記録教材及び関連する教科書の部分を一読しておくこと
(復習)教科書の該当箇所を再読しておくこと
授業実施特記 模擬裁判を進めながら手続を確認する
第13回 内容
公判手続その3
訴訟記録教材22~25頁
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)訴訟記録教材及び関連する教科書の部分を一読しておくこと
(復習)教科書の該当箇所を再読しておくこと
授業実施特記 模擬裁判を進めながら手続を確認する
第14回 内容
判決手続
訴訟記録教材26~27頁
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)訴訟記録教材及び関連する教科書の部分を一読しておくこと
(復習)教科書の該当箇所を再読しておくこと
授業実施特記 模擬裁判を進めながら手続を確認する
第15回 内容
試験の実施とその解説
授業時間外における学修(予習・復習等) 試験では基礎的な知識の確認をするので,これまでに学んだ内容を正確に説明できるように整理しておくこと
授業実施特記