授業の概要・ねらい |
所得税は租税のうちでも国民の関心が高い税目であり、また所得税の範囲は広く、すべてを理解することは容易ではない。本講義では所得税の意義、特色、概念を学び、所得の性質による分類から不動産所得、給与所得、退職所得、譲渡所得、一時所得、雑所得などの内容と、その課税標準の計算、必要経費、所得控除の種類や内容、税額計算、源泉徴収、また納付、確定申告等の一連の手続きを学ぶ。また判例についても学習する。 |
到達目標 |
・所得税法に定める各種所得について説明できる。
・所得税法における課税方法について説明できる。
・判例を読み、何が問題かについて説明できる。 |
教科書と準備するもの |
・税務大学校「所得税法(基礎編)」 |
参考書 |
・中里実・佐藤英明・増井良啓・渋谷雅弘編「租税判例百選(第6版)」『ジュリスト』第228
号
・佐藤英明『スタンダード所得税法』弘文堂 |
評価の基準 |
・各講義ごとの確認練習問題と学期末試験により評価する。 |
具体的評価方法 |
・確認練習問題(40%)、期末試験(60%) |