最終更新日:2018/01/23
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)秋期 開講時限 水4,水5
開講学部・学科等 法・政経・理工・文・経営
科目コード 110102400 科目ナンバー LAH01202
授業名 地理学B
英文授業名 Geography B
担当教員 伊藤 修一

授業形態 講義
e-learning利用 manaba その他:
担当形態 単独
関連する授業 地理学A、人文地理概説、自然地理概説、地誌学
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
地理学A
後続関連授業 人文地理概説、自然地理概説、地誌学
教職課程科目
テーマ・キーワード 都市、大都市圏、人口、人口移動、人口転換、居住地移動、認知、東京

授業の概要・ねらい  この授業では都市を中心的なテーマとして、都市の形成とそれにかかわる人間活動の空間的な法則性と例外(地域性)に関する基本的な考え方を、具体的な地域を取り上げて概説する。(都市・人口)地理学的な視点から、受講者の生活の場である今日の東京をより深く理解してもらうことをねらう。
到達目標  地理的現象の特徴を捉えて、説明できることを到達目標とする。具体的には以下の4点である。
(1)地図や統計図表の解釈によって、地理的現象の特徴を読み取ることができること。
(2)都市にみられる特徴の一般性を理解できること。
(3)都市が形成される背景やメカニズムについての理解を深めること。
(4)特定の地域でみられる地理的現象について、その一般性や例外的特徴を理解できること。
教科書と準備するもの ・中学校や高校などで利用した地図帳
・授業では資料を随時配布する。
参考書  全体の内容にかかわるものとして、さしあたり、以下の本を紹介する。
・富田和暁・藤井 正編、新版 図説 大都市圏、古今書院、2010
評価の基準 (1)地図や統計図表の解釈によって、地理的現象の特徴をとらえることができること。
(2)都市の数や分布、成長などの現象の一般性や共通性を説明できること。
(3)都市の形成や変容の過程や背景について説明できること。
(4)特定の地域でみられる地理的現象を、その一般性に照らして説明できること。
具体的評価方法  評価の基準に示した項目それぞれの到達割合を合計する。複数回実施予定の小テストあるいは課題20%程度、授業内試験80%程度から総合的に評価する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
 2018年度より新規担当のため、前年度実績なし。基礎力定着のために、わかりやすい授業を心がけたい。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス
・授業全体を通じての目標、進め方、予習復習、評価方法などに関して説明する。
・「都市」と呼ばれる地域の定義を確認したうえで、その地域の特徴と定義上の問題などについて概説する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)シラバスを熟読し、授業内容や授業の進め方などについて理解する。 
(復習)「都市」と呼ばれる地域の特徴と定義をまとめる。
授業実施特記
第2回 内容
都市の分布と自然環境
・日本の都市の空間的分布を概観し、自然環境との関係について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)地図帳を用いて日本の日本の行政上市にあたる自治体の分布を確認する。
(復習)日本の都市の立地と自然条件との関係を整理する。
授業実施特記
第3回 内容
都市数の法則性
・日本の都市数とその推移を確認したうえで、都市数を規定する法則について概説する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)地図帳を用いて日本の行政上市にあたる自治体の分布を確認する。
(復習)「ランクサイズルール」の意味と活用方法を説明できるようにする。
授業実施特記
第4回 内容
都市の分布と経済活動(1)
・(商業)地理的な視点から、都市の分布を規定する法則について概説する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)日本の行政市の数と人口、分布の特徴を整理する。
(復習)「中心地理論」による都市の立地の説明の仕方を理解する。
授業実施特記
第5回 内容
都市の分布と経済活動(2)
・「中心地理論」に基づいて、東京を中心とした関東地方の都市の分布を解説する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)「中心地理論」による都市の立地の説明の仕方を整理する。
(復習)関東地方の都市の分布にみられる法則性を説明できるようにする。
授業実施特記
第6回 内容
都市の分布と経済活動(3)
・「中心地理論」からみた、関東地方の都市の分布の例外性を解説する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)「中心地理論」による都市の立地の説明の仕方を整理する。
(復習)関東地方の都市の分布にみられる例外性を説明できるようにする。
授業実施特記
第7回 内容
都市の成長と人口変動(1)
・都市の変化・成長を表す一指標である人口の特徴、とくに自然変動を中心に概説する。
・自然変動の一般的な傾向を確認したうえで、ここでは日本全体の自然変動に注目する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)辞書などで「自然増加(率)」と「社会増加(率)」という言葉を調べる。
(復習)「人口転換」に基づいて、日本の人口推移を簡潔に説明できるようにする。
授業実施特記
第8回 内容
都市の成長と人口変動(2)
・都市の変化・成長を表す一指標である人口の特徴、とくに自然変動を中心に概説する。
・ここでは東京とその周辺地域の自然変動に注目する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)日本全体の自然変動の特徴を確認する。
(復習)「人口転換」に基づいて、東京とその周辺地域の自然変動の推移を簡潔に説明できるようにする。
授業実施特記
第9回 内容
都市の成長と人口変動(3)
・日本と東京とその周辺地域を例に、都市の変化・成長を表す一指標である人口の特徴、とくに社会変動を中心に概説する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)「人口転換」に基づいて、日本全体と日本と東京とその周辺地域の人口変動の特徴を確認する。
(復習)日本国内の人口移動の傾向や推移を簡潔に説明できるようにする。
授業実施特記
第10回 内容
人口変動と都市の盛衰
・都市の成長の過程の一般性を概説したうえで、東京とその周辺地域の成長段階の一般性について紹介する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)東京とその周辺地域の人口推移の特徴を確認する。
(復習)都市の成長の法則性を説明できるようにする。
授業実施特記
第11回 内容
都市の成長と居住地移動(1)
・日本と東京とその周辺地域を例に、都市の盛衰と関わる、個人や世帯との転居について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)都市の成長の法則性の特徴を確認する。
(復習)日本や東京における転居者の特徴を整理する。
授業実施特記
第12回 内容
都市の成長と居住地移動(2)
・東京とその周辺地域を例に、人々の居住地移動によって都市が拡大してきた過程を概説する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)日本や東京における転居者の特徴を確認する。
(復習)都市内部の居住地移動の特徴を整理する。
授業実施特記
第13回 内容
認知空間の広がりの特徴
・都市内における認知される空間的広がりの特徴を概説する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)都市内における居住地移動の傾向を確認する。
(復習)認知空間の広がり方の一般的傾向を説明できるようにする。
授業実施特記
第14回 内容
認知空間と行動との関わり
・認知空間の特徴が形成される背景を概説する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)認知空間の広がり方の一般的傾向を確認する。
(復習)認知空間に偏りを生じさせる背景を説明できるようにする。
授業実施特記
第15回 内容
試験と授業のまとめ
・試験を通じて到達度の確認を行う。
・授業内容に関する質疑応答を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)ノートや配布資料、地図帳を読み込み、活用して地域を説明できるようにしておく。
(復習)ノートや配布資料、地図帳を読み込み、活用して地域を説明できるようにしておく。
授業実施特記