対象年度	年度	2018	期	(週1ｺﾏ)通年	開講時限	木5
開講学部・学科等	大学院
科目コード	071030400		科目ナンバー
授業名	文学・文化論演習３Ⅱ
英文授業名	Seminar on Literature and Culture Studies 3 Ⅱ
担当教員	松野　彩

授業形態	演習
	e-learning利用		その他：
担当形態	単独
関連する授業	文学・文化論講読２
	当科目履修前に履修して おくことが望ましい科目	文学・文化論演習３Ⅰ
	後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード	『うつほ物語』「国譲・中」巻の精読

授業の概要・ねらい	修士課程２年次生を対象とする。 平安時代の文学作品のなかでも、『うつほ物語』「国譲・中」巻を精読しながら、平安時代の文学作品を研究するさいに必要となる知識・研究方法を習得することを目標とする。 受講者は、割り当てられた範囲について、本文異同を確認し、注釈の比較を行い、解釈をする上での問題点を報告する。報告をもとに討議を行い、問題を究明する。 なお、基本となるテキストには活字の注釈書を用いるが、本文異同を確認するにあたって、写本や版本を確認するため、変体仮名を読みこなす必要が生じる。
到達目標	①　『うつほ物語』の研究に必要な基礎知識（演習３Ⅰで習得）よりも、より多くの知識を習得する。 ②　古典文学作品の研究に共通する研究方法を実践する。 ③　古典文学作品を写本・版本で読解できる。
教科書と準備するもの	・中野幸一『うつほ物語　③』新編日本古典文学全集（小学館、２００２年）
参考書	・　河野多麻『宇津保物語』日本古典文学大系（岩波書店、１９５９～１９６２二年） ・　原田芳起『宇津保物語』角川文庫（角川書店、１９６９～１９７０年） ・　野口元大『うつほ物語』校注古典叢書（明治書院、１９６９～１９９９年） ・　室城秀之校注『うつほ物語　全　改訂版』（おうふう、２００１年）
評価の基準	学生に対する評価：到達目標の①～③の達成度によって成績評価を行う。
具体的評価方法	授業での報告（４０％）＋前期末レポート（２０％）＋学年末レポート（４０％）

授業評価アンケート フィードバック・ 受講生へメッセージ	今年度、新規担当科目。
単位互換
特記	特にナシ

第1回	内容	ガイダンス：研究に必要な文献、関連の文献を紹介し、研究方法の概略を説明する。	第16回	内容	［３］「実正、志賀に実忠の妻を訪ね出京を勧める」-3（P144-1～7） 「平安時代の邸宅」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］『うつほ物語』「国譲・上」巻を読む（60分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。		授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。
	授業実施特記	特にナシ		授業実施特記	特にナシ
第2回	内容	［１］「正頼、兼雅、任大臣の大饗　兼雅正頼と語る」-1（P137-1～5） 「平安時代の任大臣大饗の準備」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。	第17回	内容	［３］「実正、志賀に実忠の妻を訪ね出京を勧める」-4（P144-8～14） 「平安時代の服喪期間」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。		授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。
	授業実施特記	特にナシ		授業実施特記	特にナシ
第3回	内容	［１］「正頼、兼雅、任大臣の大饗　兼雅正頼と語る」-2（P137-6～11） 「任大臣大饗の席次」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。	第18回	内容	［３］「実正、志賀に実忠の妻を訪ね出京を勧める」-5（P144-14～145-8） 「平安時代の喪服」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。		授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。
	授業実施特記	特にナシ		授業実施特記	特にナシ
第4回	内容	［１］「正頼、兼雅、任大臣の大饗　兼雅正頼と語る」-3（P137-12～138-6） 「平安時代の親王」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。	第19回	内容	［３］「実正、志賀に実忠の妻を訪ね出京を勧める」-6（P145-9～15） 「平安貴族女性の服装」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。		授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。
	授業実施特記	特にナシ		授業実施特記	特にナシ
第5回	内容	［１］「正頼、兼雅、任大臣の大饗　兼雅正頼と語る」-4（P138-7～139-1） 「平安時代の相撲還饗」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。	第20回	内容	［３］「実正、志賀に実忠の妻を訪ね出京を勧める」-7（P145-15～146-9） 「平安時代の女性の美」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。		授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。
	授業実施特記	特にナシ		授業実施特記	特にナシ
第6回	内容	［１］「正頼、兼雅、任大臣の大饗　兼雅正頼と語る」-5（P139-1～8） 「平安時代の遊戯」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。	第21回	内容	［３］「実正、志賀に実忠の妻を訪ね出京を勧める」-8（P146-9～147-2） 「平安時代の陰陽道」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。		授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。
	授業実施特記	特にナシ		授業実施特記	特にナシ
第7回	内容	［１］「正頼、兼雅、任大臣の大饗　兼雅正頼と語る」-6（P139-8～15） 「平安時代の皇女の結婚」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。	第22回	内容	［３］「実正、志賀に実忠の妻を訪ね出京を勧める」-9（P147-2～11） 「平安時代の菓子」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。		授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。
	授業実施特記	特にナシ		授業実施特記	特にナシ
第8回	内容	［１］「正頼、兼雅、任大臣の大饗　兼雅正頼と語る」-7（P139-15～140-9） 「平安時代の宴会」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。	第23回	内容	［４］「東宮、あて宮に橘と歌を贈る　あて宮返歌」-1（P147-12～-148-3） 「平安時代の料紙」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。		授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。
	授業実施特記	特にナシ		授業実施特記	特にナシ
第9回	内容	［２］「実正、実忠に、常の生活に戻るよう勧める」-1（P140-10～141-2） 「源実忠の人物造形」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。	第24回	内容	［４］「東宮、あて宮に橘と歌を贈る　あて宮返歌」-2（P148-4～11） 「平安時代の手紙」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。		授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。
	授業実施特記	特にナシ		授業実施特記	特にナシ
第10回	内容	［２］「実正、実忠に、常の生活に戻るよう勧める」-2（P141-2～10） 「平安時代の弁官」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。	第25回	内容	［４］「東宮、あて宮に橘と歌を贈る　あて宮返歌」-3（P148-12～149-3） 「平安時代の工芸品」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。		授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。
	授業実施特記	特にナシ		授業実施特記	特にナシ
第11回	内容	［２］「実正、実忠に、常の生活に戻るよう勧める」-3（P141-10～142-3） 「平安時代の婚姻」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。	第26回	内容	［４］「東宮、あて宮に橘と歌を贈る　あて宮返歌」-4（P149-4～12） 「平安時代の禄」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。		授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。
	授業実施特記	特にナシ		授業実施特記	特にナシ
第12回	内容	［２］「実正、実忠に、常の生活に戻るよう勧める」-4（P142-3～14） 「平安時代の調度品」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。	第27回	内容	［５］「ある人、あて宮へ贈り物と歌を届ける」-1（P149-13～150-3） 「平安時代の女房」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。		授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。
	授業実施特記	特にナシ		授業実施特記	特にナシ
第13回	内容	［３］「実正、志賀に実忠の妻を訪ね出京を勧める」-1（143-1～7） 「源実正の人物造形」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。	第28回	内容	［５］「ある人、あて宮へ贈り物と歌を届ける」-2（P150-4～11） 「平安時代の香」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。		授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。
	授業実施特記	特にナシ		授業実施特記	特にナシ
第14回	内容	［３］「実正、志賀に実忠の妻を訪ね出京を勧める」-2（P143-8～15） 「平安時代の養女」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。	第29回	内容	［５］「ある人、あて宮へ贈り物と歌を届ける」-2（P150-12～151-7） 「平安時代の乳母」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告（本文異同・注釈比較）した後、ディスカッションを行う。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。		授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく（60分）。発表者はレジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。
	授業実施特記	特にナシ		授業実施特記	特にナシ
第15回	内容	第２回～１４回で扱った範囲について、解釈をする上で問題となる箇所を一覧にし、未解決の問題の究明につとめる。	第30回	内容	第１６回～２９回で扱った範囲について、解釈をする上で問題となる箇所を一覧にし、未解決の問題の究明につとめる。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］レジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。		授業時間外における学修（予習・復習等）	［予習］レジュメを準備する（300分）。 ［復習］授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む（60分）。
	授業実施特記	特にナシ		授業実施特記	特にナシ