最終更新日:2017/12/27
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)通年 開講時限 木4
開講学部・学科等 大学院
科目コード 071030300 科目ナンバー
授業名 文学・文化論演習3Ⅰ
英文授業名 Seminar on Literature and Culture Studies 3 Ⅰ
担当教員 松野 彩

授業形態 演習
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業 日本文学・文化特講ⅡAB
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業 文学・文化論演習3Ⅱ
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 『うつほ物語』「国譲・上」巻の精読

授業の概要・ねらい 修士課程1年次生を対象とする。
平安時代の文学作品のなかでも、『うつほ物語』「国譲・上」巻を精読しながら、平安時代の文学作品を研究するさいに必要となる知識・研究方法を習得することを目標とする。
受講者は、割り当てられた範囲について、本文異同を確認し、注釈の比較を行い、解釈をする上での問題点を報告する。報告をもとに討議を行い、問題を究明する。
なお、基本となるテキストには活字の注釈書を用いるが、本文異同を確認するにあたって、写本や版本を確認するため、変体仮名を読みこなす必要が生じる。
到達目標 ① 『うつほ物語』の研究に必要な基礎知識を習得する。
② 古典文学作品の研究に共通する研究方法を習得する。
③ 古典文学作品を写本・版本で読解できる。
教科書と準備するもの ・『うつほ物語 ③』新編日本古典文学全集(小学館、2002年)
参考書
・ 河野多麻『宇津保物語』日本古典文学大系(岩波書店、1959~1962年)
・ 原田芳起『宇津保物語』角川文庫(角川書店、1969~1970年)
・ 野口元大『うつほ物語』校注古典叢書(明治書院、1969~1999年)
・ 室城秀之校注『うつほ物語 全 改訂版』(おうふう、2001年)
評価の基準 到達目標の①~③の達成度によって成績評価を行う。
具体的評価方法 授業での報告(40%)+前期末レポート(20%)+学年末レポート(40%)
授業評価アンケート
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今年度、新規担当
単位互換
特記 特にナシ

授業計画
第1回 内容
ガイダンス:研究に必要な文献、関連の文献を紹介し、研究方法の概略を説明する。 第16回 内容
[4]「季明、正頼に後事を託し、財産を分与する」-4(P26-9~15)
「平安時代の隠棲」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]『うつほ物語』第Ⅰ部を読む(480分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業実施特記 特にナシ 授業実施特記 特にナシ
第2回 内容
[1]「正頼の婿たち、それぞれ別に居を構える」-1(P19)
「平安時代の婚姻」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
第17回 内容
[4]「季明、正頼に後事を託し、財産を分与する」-5(P26-15~27-10)
「平安時代の官位昇進」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業実施特記 特にナシ 授業実施特記 特にナシ
第3回 内容
[1]「正頼の婿たち、それぞれ別に居を構える」-2(P20-1~6)
「平安時代の居住形態」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
第18回 内容
4]「季明、正頼に後事を託し、財産を分与する」-6(P27-10~28-3)
「平安時代の親子関係」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業実施特記 特にナシ 授業実施特記 特にナシ
第4回 内容
[1]「正頼の婿たち、それぞれ別に居を構える」-3(P20-7~21-3)
「平安時代の建築」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
第19回 内容
[4]「季明、正頼に後事を託し、財産を分与する」-7(P28-4~10)
「平安時代の財産分与」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業実施特記 特にナシ 授業実施特記 特にナシ
第5回 内容
[2]「不和の忠俊と北の方、他の女君たちも移住」-1(P21-4~9)
「平安時代の引っ越し」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
第20回 内容
[4]「季明、正頼に後事を託し、財産を分与する」-8(P28-10~29-4)
「平安時代の相続文書」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業実施特記 特にナシ 授業実施特記 特にナシ
第6回 内容
[2]「不和の忠俊と北の方、他の女君たちも移住」-2(P21-10~15)
「平安時代の『忌み』」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
第21回 内容
[5]「季明、実忠に妻子を探し出すよう促す」-1(P29-5~12)
「平安貴族の厭世観」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業実施特記 特にナシ 授業実施特記 特にナシ
第7回 内容
[2]「不和の忠俊と北の方、他の女君たちも移住」-3(P22-1~9)
「平安時代の家族形態」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
第22回 内容
[5]「季明、実忠に妻子を探し出すよう促す」-2(P29-12~30-3)
「平安時代の子供の死」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業実施特記 特にナシ 授業実施特記 特にナシ
第8回 内容
[2]「不和の忠俊と北の方、他の女君たちも移住」-4(P22-10~23-3)
「平安時代の建具」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
第23回 内容
[5]「季明、実忠に妻子を探し出すよう促す」-3(P30-3~11)
「平安文学の涙の表現」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業実施特記 特にナシ 授業実施特記 特にナシ
第9回 内容
[3]「太政大臣季明病重く、実忠を呼び寄せる」-1(P23-4~24-1)
「源実忠の人物造型」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
第24回 内容
[5]「季明、実忠に妻子を探し出すよう促す」-4(P30-12~31-4)
「平安貴族と比叡山」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業実施特記 特にナシ 授業実施特記 特にナシ
第10回 内容
[3]「太政大臣季明病重く、実忠を呼び寄せる」-2(P24-1~8)
「平安時代の物語と遺言」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
第25回 内容
[5]「季明、実忠に妻子を探し出すよう促す」-5(P31-4~14)
「平安時代の宮仕え」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業実施特記 特にナシ 授業実施特記 特にナシ
第11回 内容
[3]「太政大臣季明病重く、実忠を呼び寄せる」-3(P24-8~25-1)
「平安時代の都と洛外」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
第26回 内容
[6]「季明、宮の君に荘園を分譲遺言して薨去」-1(P32-1~9)
「平安貴族と荘園」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業実施特記 特にナシ 授業実施特記 特にナシ
第12回 内容
[4]「季明、正頼に後事を託し、財産を分与する」-1(P25-2~10)
「平安中期の官職」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
第27回 内容
[6]「季明、宮の君に荘園を分譲遺言して薨去」-2(P32-9~33-4)
「平安時代の春宮妃」をテーマに、「上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業実施特記 特にナシ 授業実施特記 特にナシ
第13回 内容
[4]「季明、正頼に後事を託し、財産を分与する」-2(P25-11~26-2)
「平安時代の貴族の女子の生活」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
第28回 内容
[6]「季明、宮の君に荘園を分譲遺言して薨去」-3(P33-4~12)
「平安貴族の出家」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業実施特記 特にナシ 授業実施特記 特にナシ
第14回 内容
[4]「季明、正頼に後事を託し、財産を分与する」-3(P26-2~8)
「平安時代の死生観」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
第29回 内容
[7]「あて宮退出に際し東宮と物語り、歌を贈答」(P33-13~34-8)
「春宮妃の宮中退出」をテーマに、上記の範囲について受講者が報告(本文異同・注釈比較)した後、ディスカッションを行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]輪読範囲を読み、あらすじを理解し、わからない単語を辞書で引いておく(60分)。発表者はレジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業実施特記 特にナシ 授業実施特記 特にナシ
第15回 内容
第2回~14回で扱った範囲について、解釈をする上で問題となる箇所を一覧にし、未解決の問題の究明につとめる。 第30回 内容
第16回~29回で扱った範囲について、解釈をする上で問題となる箇所を一覧にし、未解決の問題の究明につとめる。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]レジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]レジュメを準備する(300分)。
[復習]授業で得た知識を整理し、授業で紹介された参考文献を読む(60分)。
授業実施特記 特にナシ 授業実施特記 特にナシ