最終更新日:2018/01/21
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)春期 開講時限 水3
開講学部・学科等 体育
科目コード 810081600 科目ナンバー PSM02514
授業名 養護教職論
英文授業名 Theory of School Nursing Teacher
担当教員 村木 久美江

授業形態 講義、演習
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業 養護実習Ⅰ
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 学校保健、養護教諭、保健室経営

授業の概要・ねらい 養護教諭は心身医学的素養を有する専門職であり、児童生徒への心身の健康にかかわる健康管理と健康教育の知識と技術、現代的な健康課題解決のための能力等の基礎的知識と技術の習得のために講義する。校種別における養護教諭に求められる役割や資質・指導力などについて、具体的な理解を促すとともに、実践力の形成を目指して講義する。

到達目標
・養護教諭の専門性を理解し、求められる資質の基礎的知識を習得する。
・心身の健康にかかわる健康管理と健康教育の基礎的知識と技術を習得する。
教科書と準備するもの 養護概説(ぎょうせい)・新学校保健実務必携(第一法規)・「小・中・高学習指導要領」解説(体育)(保健体育)(保健)(文部科学省)
参考書 児童生徒の健康診断マニュアル(財・日本学校保健会)
小学校・中学校・高等学校保健学習の指導と評価の工夫(財・日本学校保健会)
評価の基準 ・児童生徒への心身の健康にかかわる健康管理と健康教育の知識と技術、現代的な健康課題解決のための能力等の基礎的知識について説明できる。(80%)
・校種別における養護教諭に求められる役割や資質・指導力などについて、具体的に理解するとともに説明することができる。(80%)
具体的評価方法 評価基準それぞれについて、授業での発言発表(30%)、レポート(20%)、定期試験(50%)で評価し、レポート評価と受講態度も含めて総合的に判断する。
授業評価アンケート
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受講生へメッセージ
アンケート結果を生かし、グループディスカッションと演習への時間配分を工夫します。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス
授業・講義の進め方、教科書・資料の使い方及びノートのとり方、評価方法について説明する。
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:シラバスを事前に読んでおき、教科書の1~4ページを読み、ポイントをメモしておく。(所要時間90分)
復習:授業で解決できなかった点について整理しておく。。(所要時間90分)
授業実施特記
第2回 内容
学校教育と学校保健
養護教諭制度の沿革と職務内容の変遷及び意義について講義する。
教育の目的と目標(校種別)・教育課程と学習指導要領について講義する。
学校保健年間計画の意義と作成上の留意点について説明する。
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書の第2章を読み、疑問点をメモしておく。(所要時間90分)
復習:学校教育と学校保健の関連について整理する。(所要時間90分)
授業実施特記
第3回 内容
保健室経営
養護教諭の専門領域と職務内容を理解し、保健室経営の重要性と保健室の機能について講義し、保健室経営計画を作成させる。
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書の120〜150ページを読み、疑問点をメモしておく。(所要時間90分)
復習:保健室経営計画をレポートにまとめ、次回授業で提出させる。(所要時間90分)
授業実施特記
第4回 内容
養護教諭の職務:保健学習
保健学習のねらいと領域及び分野、特質を説明する。
保健学習の目標と養護教諭が行う授業の意義について講義する。
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書の216〜224ページを読み、疑問点をメモしておく。(所要時間90分)
復習:養護教諭の効果的なかかわり方について整理する。(所要時間90分)
授業実施特記
第5回 内容
養護教諭の職務;保健指導
保健指導の位置づけと目標、保健指導の方法と実施の機会について説明する。
教科保健と保健指導の違いについて講義する。
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書の206〜215ページを読み、疑問点をメモしておく。(所要時間90分)
復習:保健指導ついて、留意点などを整理する。(所要時間90分)
授業実施特記
第6回 内容
養護教諭の職務;保健管理(健康診断)
健康診断の法的根拠と位置づけを説明する。
健康診断の目標と意義、実施計画作成、情報収集、健康観察・保健調査の実施と活用の方法について講義する。
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書の165〜175ページを読み、留意点などをまとめる。(所要時間90分)
復習:健康診断について留意点を整理する。(所要時間90分)
授業実施特記
第7回 内容
保健管理:健康診断
養護教諭の役割・学校医等の役割と連携の方法について講義する。事後指導の法的根拠、疾病管理の内容と留意点、健康相談等、保健教育への活用について説明する。
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書の176〜204ページを読み、留意点などをまとめる。(所要時間90分)
復習:関係機関との連携の在り方について整理する。(所要時間90分)
授業実施特記
第8回 内容
養護教諭の職務の基本と実際
健康相談と健康相談活動の定義と目的および違いについて理解させ、健康相談の基本的なプロセスを講義する。
ヘルスカウンセリングの理論と技法について演習を通して理解させる。
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書の188〜204ページを読み、留意点などをまとめる。(所要時間90分)
復習:健康相談と健康相談活動について整理する。(所要時間90分)
授業実施特記
第9回 内容
健康相談活動の実際
心の健康問題に関する知識と対応に向けての養護教諭の役割を講義する。
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書の246〜255ページを読み、留意点などをまとめる。(所要時間90分)
復習:健康相談活動について整理する。(所要時間90分)
授業実施特記
第10回 内容
学校における救急処置
法的根拠、目的、学校における救急処置の範囲と対応について演習を通して説明する。救急体制計画の作成と養護教諭の役割と事後措置、健康教育に生かす方法について講義する。
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書の165〜174ページを読み、留意点などをまとめる。(所要時間90分)
復習:救急処置の範囲と対応について整理する。(所要時間90分)
授業実施特記
第11回 内容
学校環境衛生活動:
法的根拠、意義と目的、環境基準や活動の具体的な方法について演習を通して説明する。
関係諸機関との連携と養護教諭の役割について講義する。
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書の272〜278ページを読み、留意点などをまとめる。(所要時間90分)
復習:学校環境衛生活動の具体的な方法について整理する。(所要時間90分)
授業実施特記
第12回 内容
学校における危機管理
危機管理の重要性について説明する。リスクマネジメントとクライシスマネジメントの内容と進め方の方法を講義し、養護教諭の役割について説明する。
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書の289〜300ページを読み、留意点などをまとめる。(所要時間90分)
復習:学校における危機管理の内容について整理する。(所要時間90分)
授業実施特記
第13回 内容
組織活動
組織活動の必要性と学校における保健組織について講義する。
学校保健委員会(実施にあたっての手順とポイント)における養護教諭の役割について説明する。 
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書の256〜271ページを読み、留意点などをまとめる。(所要時間90分)
復習:組織活動の重要性について整理する。(所要時間90分)
授業実施特記
第14回 内容
学校経営と学校保健の評価
評価上の留意点について説明し、問題点の明確化と次年度への改善点および実施方法を講義する。
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書の301〜307ページを留意点などをまとめる。(所要時間90分)
復習:学校保健の評価について整理する。(所要時間90分)
授業実施特記
第15回 内容
学校保健の構造と領域についてまとめの講義をし、保健管理と保健教育及び組織活動について重要な事項を説明する。
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:学校保健の構造と領域について留意点をまとめておく。(所要時間90分)

復習:授業を振り返り到達目標に対して自己評価を行い、不足箇所は自己学修で補完する。(所要時間90分)
授業実施特記