最終更新日:2018/09/22
保健体育科指導法Ⅱ
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)春期 開講時限 金2
開講学部・学科等 体育
科目コード 810024900 科目ナンバー TEA03303
授業名 保健体育科指導法Ⅱ
英文授業名 Teaching Method of Health and Physical Education Ⅱ
担当教員 大友 照典

授業形態 講義、演習、実験・実習・実技、アクティブ・ラーニング
e-learning利用 manaba その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 保健の指導案を作ろう

授業の概要・ねらい 概要:春期15時間の講座です。金曜日2時間目に町田校舎で行う予定です。
   全体的な流れは
   ①学習指導要領による指導計画や指導案の作成の基本を学ぶ。
   ②簡単な作り方を知り、指導略案を作ってみる。それをグループ内で共有する。
   ③単元計画案、指導案を作る。発表し相互評価する。
   ④グループで選んだ指導案を発表する。指導方法を共有化する。
    保健授業の指導感を確立する。
到達目標 ・自分なりの保健学習に対する指導感をもつ。
・その指導感に基づいた保健学習の指導計画・指導案・評価計画を作成できる。
教科書と準備するもの プリントやワークシートは、大友が準備しますが、 2穴ファイル(A4サイズ) は自分で用意して下さい。ポートフォーリオ形式で授業内容をファイルします。
新学習指導要領解説書(保健体育)、国立教育政策研究所の評価に関する資料は、各自持参してください。
少なくとも、スマホでPDF保存し見られるようにしてください。
参考書 新学習指導要領解説書(小学校体育)
学習指導要領新旧対照表
国立教育政策研究所  評価基準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料
ネットで保健の部分だけをダウンロードできます。
評価の基準 ・学習指導要領を理解している。
・保健体育科の指導計画・学習方法・評価等の仕方を理解している。
・各領域の学習指導案が作成できる。
・自分なりの指導感をまとめる。
具体的評価方法 ・授業中の取り組み姿勢や発言内容
・提出物(指導案・ワークシート・授業資料を二穴ファイルにしてまとめたもの)
・小論文
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
たくさん話したか。
たくさん考えたか。
たくさん指導案を作ったか。
たくさんのアイデアを蓄えたか。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
授業の概要を理解する。オリエンテーション
自己の保健学習について振り返る。
子どもを取り巻く社会と保健安全に関する問題点を考える。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)自分が小・中・高校で受けてきた保健学習について、思い出し、次の①~③点について箇条書きにまとめる。①1週間に何時間くらい授業があったか。②学んだ内容・項目とその後の実生活で活かせている内容。③授業形態や学び方を思い出してまとめる。
(復習)学習指導要領改訂の基本方針について、よく読み、内容をまとめる。
授業実施特記
第2回 内容
提示された資料等を参考に、未来に向けて子供たちに伝えたい保健学習の内容を一つ選ぶ。指導略案を作成する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第1回で提示された資料をよく読み、作成したい指導案の候補を考える。
復習:説明された資料を基に、現代の保健学習の課題についてまとめる。
授業実施特記
第3回 内容
子供たちに伝えたい内容(単元)について、指導略案をもとにグループ内で発表する。意見交換・共有する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:作成した指導略案の発表の準備をする。
復習:グループ内メンバーが発表した内容について調べる。
授業実施特記 指導略案及び相互評価表の提出
第4回 内容
学習指導要領改訂に伴う方針の理解。目標や内容について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:解説書を準備し、改訂方針等を読む。
復習:小中高のつながりについて、さらに詳しく読み込んでみる。
授業実施特記
第5回 内容
内容の取扱いと学校現場での活用方法について。実際の年間指導計画等について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:保健体育及び保健の内容の取扱いについて読む。
復習:保健学習の授業時数や指導計画について整理しなおす
授業実施特記
第6回 内容
指導案の書き方① 指導案にある項目の意味と指導要領との関係を学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:指導案の見本を基に各項目について調べる。
復習:自分が教えてみたい項目について考え、学習指導要領を読み込む。
授業実施特記
第7回 内容
指導案の書き方② 対象学年・単元名・目標・単元観等について書く。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:自分が書きたい、学習指導要領の内容を予習・確認しておく。
復習:指導案の例と自己の作成した指導案を比較する。
授業実施特記
第8回 内容
グループ内で発表し、各自が選んだ単元について、学習指導要領に沿ったものであるか、確認する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:発表に向けて単元の取扱いや指導観等についてまとめる。
復習:各自の発表や相互評価したものを見直す。
授業実施特記 指導略及び相互評価表の提出
第9回 内容
指導案の書き方③ 指導計画の工夫・指導方法の工夫・評価の工夫、生活と結びつけるために。
保健学習の年間指導計画上の位置づけ等、実際の現場をイメージした指導計画を考える。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:保健体育科全体の指導計画を理解するために、指導要領の内容の取扱いを熟読してくる。
復習:保健学習の授業時間確保のために、指導計画作成が特に重要であることを意識し、年間のどの時期に保健の授業を行うか、シュミレーションを行う。
授業実施特記
第10回 内容
指導案の書き方④ 単元内容と指導方法の工夫の例、指導案の書き方。
特に指導方法については、知識の詰め込みにならないよう、様々な工夫が必要であることを学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:各単元をイメージし、どのような指導方法の工夫ができるか、自分なりに考えてくる。
復習:指導方法の工夫の中で、ICT機器の活用や話し合い活動等については特に深め、まとめておく。
授業実施特記
第11回 内容
・学習の評価について、国立教育政策研究所の資料を基に評価方法について学ぶ。
・指導案と実際の授業。指導案に書いた内容が実際の授業では、どのように流れ進んでいくかを学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:国立教育政策研究所発行の評価に関する資料を調べる。
復習:生徒の学習活動を評価しながら、実際の授業がどのように進むか、自分の作成しようとする指導案に当てはめてみる。
授業実施特記
第12回 内容
指導案作成。自己が選んだ単元の指導案を実際に作成・完成する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:これまで学んできた内容を指導案に反映できるように、学習指導要領に沿った内容で書かれているか自己チェックする。
復習:作成した指導案の見直しと、発表の準備。
授業実施特記
第13回 内容
模擬授業1 12名のグループを7つ作り、グループを学級に見立てて、模擬授業を行う。
一人15分授業、討論5分で4名行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:模擬授業の予行練習をする。
復習:発表された授業内容について、自分ならこのようにするという指導略案を作ってみる。
授業実施特記
第14回 内容
模擬授業2 12名のグループを7つ作り、グループを学級に見立てて、模擬授業を行う。
一人15分授業、討論5分で4名行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:模擬授業の予行練習をする。
復習:発表された授業内容について、自分ならこのようにするという指導略案を作ってみる。
授業実施特記
第15回 内容
・模擬授業3 12名のグループを7つ作り、グループを学級に見立てて、模擬授業を行う。
一人15分授業、討論5分で4名行う。
・保健学習の指導計画・指導案・評価計画についてまとめ身に付けた力を確認する。(ファイルの提出)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:模擬授業の予行練習をする。
復習:発表された授業内容について、自分ならこのようにするという指導略案を作ってみる。
   教育実習で行う単元について、指導案を作成する。
授業実施特記 ・模擬授業の指導案及び相互評価の提出。授業ファイルの提出。