最終更新日:2017/12/31
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)春期 開講時限 木2,火5,木3
開講学部・学科等
科目コード 810024400 科目ナンバー TEA01001
授業名 教育基礎論
英文授業名 Foundation of Education
担当教員 菱刈 晃夫

授業形態 講義、アクティブ・ラーニング
e-learning利用 manaba その他:
担当形態 単独
関連する授業 特別活動の理論と実践、道徳教育の理論と実践、西洋教育史、日本教育史
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業 教育課程論
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 教育の理念、歴史、思想

授業の概要・ねらい [概要]教育の基本的概念は何か、また教育の理念にはどのようなものがあり、教育の歴史や思想において、それらがどのように現れてきたかについて概説するとともに、これまでの教育及び学校の営みがどのように捉えられ、変遷してきたのかを概説する。
[ねらい]教育の基本的概念を身につけるとともに、教育を成り立たせる諸要因とそれら相互の関係を理解する。教育の歴史に関する基礎的知識を身につけ、それらと多様な教育の理念との関わりや過去から現代に至るまでの教育及び学校の変遷を理解する。教育に関する様々な思想、それらと多様な教育の理念や実際の教育及び学校との関わりを理解する。
到達目標 ①教育の基礎理論を修得することにより、教職志望学生にとって必要不可欠な教育学上の基礎知識について説明・記述できる。
②教育の基礎理論を修得することにより、現代に至るまでの教育の理念・歴史・思想について説明・記述できる。
③教育の基礎理論を修得することにより、未来の教員として、教育の本質について自分なりに説明・記述できる。
教科書と準備するもの 菱刈晃夫『教育にできないこと,できること―基礎・実践・探究―[第4版]』(成文堂、2018年)。
参考書 各『学習指導要領』等、授業中に適宜指示する。
評価の基準 ①教職志望学生にとって必要不可欠な教育学上の基礎知識について説明・記述できる。
②現代に至るまでの教育の理念・歴史・思想について説明・記述できる。
③未来の教員として、教育の本質について自分なりに説明・記述できる。
具体的評価方法 評価の基準で示した3つの項目の到達度を合計する。成績評価はレポート試験(60%)、平常点(40%)で行う。なお平常点は、WEB(manaba)を用いたリフレクションシートの提出状況、毎時間ごとのワークシートの記入状況を総合して判断する。
関連リンク Graduation Research : Moral Education and Special Activities
授業評価アンケート
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受講生へメッセージ
みなさんの興味・好奇心を刺激するように工夫を重ねていきたいと思います。
単位互換
特記 講義のみならずアクティブ・ラーニングを取り入れ、学生自身による話す、聞く、書くといった能動的作業を取り入れる。記録はワークシートに残し、連番でファイルし保管する。毎回のワークシートは予習・復習にも用いる。これは成績評価の対象ともなる。また視聴覚教材も取り入れる。授業開始前日までにワークシートは必ず各自でプリントアウトして持っておくこと。

授業計画
第1回 内容
導入。
教育の理念・歴史・思想への問いかけ。現代における教育問題への関心の喚起。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)シラバスを読んでおく。
(復習)なぜ教員を目指すのか、自分なりにまとめる。疑問な点や質問したい点について、整理する。
授業実施特記
第2回 内容
教育の理念(1)。
「教育」の誕生。「人間」の誕生とともに教育も始まること、「教育」の語義について。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)授業内容について整理し、まとめる。
授業実施特記
第3回 内容
教育の理念(2)。
教育人間学をめぐって。人間と教育との関係にかかわる諸理論について。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)授業内容について整理し、まとめる。

授業実施特記
第4回 内容
教育の歴史(1)。
古代ギリシア・ローマからの概観。家族と社会による西洋教育史のエッセンスを押さえる。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)授業内容について整理し、まとめる。

授業実施特記
第5回 内容
教育の歴史(2)。
子どもの誕生、近代学校の誕生。とくに産業革命期イギリスを中心に。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)授業内容について整理し、まとめる。

授業実施特記 第1回 レポート試験
第6回 内容
教育の思想(1)。
西洋教育思想の要点―代表的な教育家の思想―。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)授業内容について整理し、まとめる。

授業実施特記
第7回 内容
教育の思想(2)。
東洋教育思想の要点―代表的な教育家の思想―。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)授業内容について整理し、まとめる。

授業実施特記
第8回 内容
学校教師の役割、職務。
日本における近代学校の誕生を振り返り、近代化の過程における学校教師の役割について確認。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)授業内容について整理し、まとめる。

授業実施特記
第9回 内容
これからの学校と教師。
ポストモダンにおける学校と教師の在り方について。授業方法、学級経営、生徒指導についても言及。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)授業内容について整理し、まとめる。

授業実施特記 第2回 レポート試験
第10回 内容
学ぶことの意味(1)。
教科外学習(特別活動と道徳教育)を中心に、具体的な実践例を見る。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)授業内容について整理し、まとめる。

授業実施特記
第11回 内容
学ぶことの意味(2)。
教科学習を中心に、具体的な実践例を見る。


授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)授業内容について整理し、まとめる。

授業実施特記
第12回 内容
教えること/学ぶこと―世代間リサイクル―。
世代間リサイクル、あるいはライフサイクルの観点から、教えること/学ぶことの相即性について。


授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)授業内容について整理し、まとめる。

授業実施特記
第13回 内容
教えることの意味。
教育基本法はじめ、教育法規について確認。教育課程の意義及び編成の方法、学習指導要領について概観。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)授業内容について整理し、まとめる。

授業実施特記
第14回 内容
教える責任を担う教師。
いじめや不登校など、現代における教育問題を踏まえた上で、専門職としての教職の仕事について。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)授業内容について整理し、まとめる。

授業実施特記
第15回 内容
総括。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)授業内容について整理し、まとめる。

授業実施特記 最終レポート試験