最終更新日:2018/04/06
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)春期 開講時限 月4
開講学部・学科等 理工
科目コード 810024100 科目ナンバー TEA03551
授業名 理科指導法Ⅰ
英文授業名 Educational Method of Science Ⅰ
担当教員 佐藤 寛之

授業形態 講義、演習
e-learning利用 manaba その他:
担当形態 単独
関連する授業 理科指導法Ⅱ,理科教育論Ⅰ,理科教育論Ⅱ
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業 理科指導法Ⅱ
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 学習指導要領に示された理科の目標や内容や理科の学習指導理論を理解し,具体的な授業場面を想定した教材研究を行う方法を身に付ける。

授業の概要・ねらい 中等理科教育に関する目的論,カリキュラム論,学習指導方法論,自然認識論,評価論等の各領域について概説する。また,実際の授業実践を想定し,具体的な諸内容についても取り上げていく。
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①中学校・高等学校学習指導要領における理科の目標・主な内容・全体構造、個別の理科学習内容についての指導上の留意点(含:発展的な内容)、理科の学習評価に対する考え方、及び教科理科と自然科学との関係性を理解するとともに、教材研究に活用できる具体的方策について論じる。
②生徒の自然認識・科学的思考・理科の学力などの実態を視野に入れた理科授業設計の重要性、教科としての理科の特性に応じたICT・教材の効果的な活用法、理科学習指導案の構成と具体的実践を想定した教材研究の方法(含:理科実践研究の動向)、及び理科の学習内容等の発表(模擬授業)の実施とその振り返りから,授業改善の視点(含:授業設計の向上)について具体的に論じる。
到達目標 中等教育における理科を教えるにあたって必要とされる基礎的知識や考えを身に付ける。
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1.中学校・高等学校学習指導要領に示された理科の目標や内容を理解する。
2.基礎的な理科の学習指導理論を理解し、具体的な授業場面を想定した教材研究を行う方法を身に付ける。
教科書と準備するもの 講義用に作成したプリント教材を配布して,テキストとして使用する。
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1.文部科学省, 中学校学習指導要領解説 理科編, 大日本図書, ISBN:9784477019796
2.文部科学省, 高等学校学習指導要領解説 理科編 理数編, 実教出版, ISBN:9784407319262
3.文部科学省(2017)『中学校学習指導要領』『中学校学習指導要領解説 理科編』
4.文部科学省(2018)『高等学校学習指導要領』『高等学校学習指導要領解説 理科編』

参考書 授業中に提示する。
評価の基準 ①中等理科授業構築のための基本的な知識(理科の目標・カリキュラム,学習指導方法論,自然認識論,評価論等)を習得しているかを問う。
②単元の学習指導に必要とされる教材研究に関する知識を習得しているかを問う。
具体的評価方法 授業内に行う課題(学習内容報告:レポート(資料作成),報告(発表)とディスカッション)への取り組み(50%),定期試験(50%)により、総合的に判断する。なお,定期試験はテキストや講義の内容に基づき客観テストを行う。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
自然科学的資質の向上だけではなく,理科教育学的資質の向上についても積極的に図っていただきたい。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
オリエンテーション(中等理科教育の目的・目標論・問題点等について)
授業時間外における学修(予習・復習等) 【準備・復習等】
復習:講義内容を確認し,必要な準備をしておくこと。
授業実施特記
第2回 内容
理科における目標と学習のつながり:理科の学習指導要領の変遷と中等理科教育における教育の目標
授業時間外における学修(予習・復習等) 【準備・復習等】
準備:配布資料の当該箇所を事前に読んでおくこと。
復習:授業で示す学習指導要領(理科)の目標論の変遷を確認しておくこと。
授業実施特記
第3回 内容
国内外で実施された理科の学習状況調査にみる課題
授業時間外における学修(予習・復習等) 【準備・復習等】
準備:配布資料の当該箇所を事前に読んでおくこと。
復習:授業で示す子どもの理科の学習状況に関する調査から見出された課題を把握しておくこと。
授業実施特記
第4回 内容
理科における教授・学習論 その1:子どもの学び(学習論)に関する理解
授業時間外における学修(予習・復習等) 【準備・復習等】
準備:配布資料の当該箇所を事前に読んでおくこと。
復習:授業で示す子どもの学びに関する特徴を理解しておくこと。
授業実施特記
第5回 内容
理科における教授・学習論 その2:子どもの学びをふまえた教授論に関する理解
授業時間外における学修(予習・復習等) 【準備・復習等】
準備:配布資料の当該箇所を事前に読んでおくこと。
復習:授業で示す子どもの学びに関する特徴から,どのように学習指導を行うべきかについての自分の考え等を整理しておくこと。
授業実施特記
第6回 内容
理科授業における指導のポイントと理科授業分析の視点 その1
授業時間外における学修(予習・復習等) 【準備・復習等】
準備:配布資料の当該箇所を事前に読んでおくこと。
復習:授業で示す学習内容や学習指導案を基に,自分なりの板書計画を立案しておくこと。
授業実施特記
第7回 内容
理科授業における指導のポイントと理科授業分析の視点 その2
授業時間外における学修(予習・復習等) 【準備・復習等】
準備:配布資料の当該箇所を事前に読んでおくこと。
復習:模擬授業参観での授業者の学習指導のあり方や板書内容と自身で立案した板書計画を比較し,学習指導において参考になったことを整理しておくこと。
授業実施特記
第8回 内容
学習指導案と教材研究
授業時間外における学修(予習・復習等) 【準備・復習等】
準備:配布資料の当該箇所を事前に読んでおくこと。
復習:教材研究に必要な知識や考え方等について復習しておくこと。
授業実施特記
第9回 内容
中等理科教育における学習指導の準備 その1(エネルギー・粒子:ICTの活用を含む)
授業時間外における学修(予習・復習等) 【準備・復習等】
準備:自分が報告を担当する単元についての資料を収集しておくこと。
復習:学習内容報告書の記載事項について,下書きをしておくこと。
授業実施特記
第10回 内容
中等理科教育における学習指導の準備 その2(生命・地球:ICTの活用を含む)
授業時間外における学修(予習・復習等) 【準備・復習等】
準備:自分が報告を担当する単元についての資料を収集し,学習内容報告書の記載事項について,下書きをしておくこと。
復習:学習内容報告書を他者が理解できるように作成をしておくこと。
授業実施特記
第11回 内容
中等理科教育における学習指導の準備 その3(発展的内容:ICTの活用を含む)
授業時間外における学修(予習・復習等) 【準備・復習等】
準備:自分が報告を担当する単元についての資料を収集し,学習内容報告書を完成させておくこと(要提出)。
復習:学習内容報告書等を基に,プレゼンテーション資料を作成しておくこと。
授業実施特記
第12回 内容
中・高等学校理科の内容・指導上の留意点についての報告 その1(エネルギー・粒子:模擬授業)
授業時間外における学修(予習・復習等) 【準備・復習等】
準備:e-learningを利用して配布した学習内容報告書の当該箇所を事前に読んでおくこと。
復習:授業で報告された学習内容について,理解しておくこと。
授業実施特記
第13回 内容
中・高等学校理科の内容・指導上の留意点についての報告 その2(粒子・生命:模擬授業)
授業時間外における学修(予習・復習等) 【準備・復習等】
準備:e-learningを利用して配布した学習内容報告書の当該箇所を事前に読んでおくこと。
復習:授業で報告された学習内容について,理解しておくこと。
授業実施特記
第14回 内容
中・高等学校理科の内容・指導上の留意点についての報告 その3(生命・地球:模擬授業)
授業時間外における学修(予習・復習等) 【準備・復習等】
準備:e-learningを利用して配布した学習内容報告書の当該箇所を事前に読んでおくこと。
復習:授業で報告された学習内容について,理解しておくこと。
授業実施特記
第15回 内容
総括的評価・まとめ
授業時間外における学修(予習・復習等) 【準備・復習等】
準備:これまでの講義の内容について復習をしておくこと。
授業実施特記