最終更新日:2018/02/01
国語科教育論Ⅰ
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)春期 開講時限 火4
開講学部・学科等
科目コード 810023100 科目ナンバー
授業名 国語科教育論Ⅰ
英文授業名 Theory of Japanese Education Ⅰ
担当教員 松崎 史周

授業形態 講義、アクティブ・ラーニング
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業 国語科教育論Ⅱ 国語科指導法
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 中学校・高等学校 国語科教育 学習指導の理論 教材研究の手法

授業の概要・ねらい  中学・高校国語科の目標・内容及び指導法について学習するとともに、教材研究の理論と方法を踏まえて教材研究を行うことを通して、中学・高校の国語科教員に必要な教科に関する知識及び学習指導の理論の基礎を習得していく。本授業では「読むこと」の学習指導を取り上げ、受講生が各自で教材研究を実施するとともに、受講生相互で教材研究の検討と学習指導の構想立てを行う。そのうえで、教材を1つ取り上げて学習指導案の作成を行い、作成した指導案を受講生相互で検討し合うことで、授業づくりの流れと手法を習得できるようにする。
到達目標 ① 中学・高校国語科の目標・内容及び「読むこと」の学習指導の方法を説明することができる。
② 教材研究の方法を習得し、言語活動を組み込んだ学習指導が構想できる。
③ 中高国語科の書式に従って学習指導案を作成することができる。
教科書と準備するもの 『中学校学習指導要領解説 国語編』文部科学省、東洋館出版社(平成29年告示版)
『高等学校学習指導要領解説 国語編』文部科学省、教育出版(平成22年告示版)
参考書 必要に応じて授業時に指示する。
評価の基準 ① 中学・高校国語科の目標・内容及び「読むこと」の学習指導の方法について理解している。
② 教材研究・授業づくりを実践し、言語活動を組み込んだ学習指導が構想できている。
③ 中高国語科の書式に従って学習指導案を作成している。
以上の3点について、授業の振り返り・学習指導案・試験を用いて総合的に成績評価を行う。
具体的評価方法 評価基準それぞれについて、授業の振り返り(20%)、学習指導案(30%)、試験(50%)で評価する。
授業評価アンケート
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受講生へメッセージ
アンケート結果を踏まえて、より一層の授業の効率化と焦点化を図っていきます。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス・中高国語の授業を振り返る
・授業の進め方と学習の方法について説明する。
・中学・高校での国語の授業を振り返り、国語科教育の現状と課題について確認する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:本科目のシラバスを読み、授業の概要を掴む。中学校学習指導要領・第1章「総説」を読む。(所要時間90分)
復習:配付資料を読み返し、中高国語科の課題について理解する。中学校学習指導要領・第1章
「総説」を読み返し、国語科教育の現状と課題についてポイントをまとめる。(所要時間90分)
授業実施特記
第2回 内容
国語科教育の目標と構造
・中学国語科の目標と内容構成について講義する。
・学習指導要領と対照させながら、中学国語教科書の作りや採録教材を確認する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:中学校学習指導要領・第2章第1節「国語科の目標」を読む。(所要時間90分)
復習:配付資料と中学校学習指導要領・第2章第1節「国語科の目標」を読み返し、中学国語科の目標と構造のポイントをまとめる。(所要時間90分)
授業実施特記
第3回 内容
国語科教育の内容
・中学国語科における〔知識及び技能〕〔思考力・判断力、表現力等〕の概要について講義する。
・〔知識及び技能〕と〔思考力・判断力、表現力等〕の学習指導の往還について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:中学校学習指導要領・第2章第2節「国語科の内容」を読む。(所要時間90分)
復習:配付資料と中学校学習指導要領・第2章第2節「国語科の内容」を読み返し、中学国語科における〔知識及び技能〕〔思考力・判断力、表現力等〕の概要をまとめる。(所要時間90分)
授業実施特記
第4回 内容
「読むこと」の目標・内容と教材
・中学国語科の「読むこと」の目標・内容について講義する。
・中学国語教科書における「読むこと」教材とその特徴について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:中学校学習指導要領・第3章「各学年の内容」の「読むこと」を読む。(所要時間90分)
復習:配付資料と中学校学習指導要領・第3章「各学年の内容」の「読むこと」を読み返し、中学国語科における「読むこと」の目標・内容のポイントをまとめる。(所要時間90分)
授業実施特記
第5回 内容
国語科における教材研究
・国語科における教材研究の方法と手順について講義する。
・配布された教材を読み込み、教材の価値と特徴を掴む。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:配付資料を読み、国語科における教材研究について概要を掴む。(所要時間90分)
復習:配付資料を読み返し、国語科における教材研究のポイントをまとめる。(所要時間90分)
授業実施特記
第6回 内容
国語科教育の方法と評価
・主体的・対話的で深い学びを促す中高国語科の学習指導の方法について講義する。(ICTなど情報機器の活用も含める)
・国語科における評価の方法と指導と評価の関連性について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:配付資料を読み、国語科教育の方法と評価について概要を掴む。(所要時間90分)
復習:配付資料を読み返し、中学国語科の学習指導の方法と評価のポイントをまとめる。(所要時間90分)
授業実施特記
第7回 内容
国語科の授業づくり
・国語科の授業の展開、発問・板書の計画と方法について講義する。
・学習課題に応じた発問・指示・板書を考え、受講生相互で実践してみる。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:配付資料を読み、国語科の授業づくりについて概要を掴む。(所要時間90分)
復習:配付資料を読み返し、中学国語科の授業づくりのポイントをまとめる。(所要時間90分)
授業実施特記
第8回 内容
国語科の学習指導案
・中学・高校国語科の学習指導案の書式について講義する。
・学習指導案の書き方を学び、実際に作成する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:配付資料を読み、国語科の学習指導案の概要を掴む。(所要時間90分)
復習:授業で作成した学習指導案を完成させる。(所要時間90分)
授業実施特記
第9回 内容
説明的文章の教材研究と学習指導の構想
・説明的文章の読みの観点を学び、教材研究の方法を理解する。
・説明的文章教材の指導上の着眼点を確認し、学習指導のポイントについて講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第8回に配布された教材を読み込み、教材内容と特徴を理解する。(所要時間90分)
復習:授業での学びを踏まえて教材研究を実践し、学習指導の構想を立てる。(所要時間90分)
授業実施特記
第10回 内容
説明的文章の授業づくり
・主体的・対話的で深い学びを促す説明的文章の授業づくりについて講義する。
・受講生相互で各自の教材研究と学習指導の構想を確認し、授業の展開や発問・板書の計画を作成する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:学習指導の構想を踏まえて、授業の実際を具体化する。(所要時間90分)
復習:授業での協議を踏まえて授業計画や発問・板書計画の下書きを作成する。(所要時間90分)
授業実施特記
第11回 内容
文学的文章の教材研究と学習指導の構想
・文学的文章の読みの観点を学び、教材研究の方法を理解する。
・文学的文章教材の指導上の着眼点を確認し、学習指導のポイントについて講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第10回に配布された教材を読み込み、教材内容と特徴を理解する。(所要時間90分)
復習:授業での学びを踏まえて教材研究を実践し、学習指導の構想を立てる。(所要時間90分)
授業実施特記
第12回 内容
文学的文章の授業づくり
・主体的・対話的で深い学びを促す文学的文章の授業づくりについて講義する。
・受講生相互で各自の教材研究と学習指導の構想を確認し、授業の展開や発問・板書の計画を作成する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:学習指導の構想を踏まえて、授業の実際を具体化しておく。(所要時間90分)
復習:授業での協議を踏まえて授業計画や発問・板書計画の下書きを作成する。(所要時間90分)
授業実施特記
第13回 内容
学習指導案の作成
・学習指導案の書式と記入の仕方のポイントを確認する。
・教材研究と学習指導の構想を踏まえて、学習指導案を作成する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:作成した授業計画や発問・板書計画を踏まえて学習指導案の下書きを行う。(所要時間90分)
復習:学習指導案を完成させる。(所要時間90分)
授業実施特記
第14回 内容
学習指導案の検討とマイクロティーチング
・作成した学習指導案をもとに、グループでマイクロティーチングを実施する。
・マイクロティーチングを踏まえて学習指導案を検討し、改善の方向性を探る。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:学習指導案を完成させる。(所要時間90分)
復習:指摘された改善点を踏まえて学習指導案を修正する。(所要時間90分)
授業実施特記
第15回 内容
学習のまとめ
・本科目の学習をまとめ、学習の到達度を測る。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:配布資料や学習指導要領のまとめを読み返して、これまでの授業を振り返る。(所要時間90分)
復習:本授業での学びを踏まえ、「国語科教育論Ⅱ」の学習目標を立てる。(所要時間90分)
授業実施特記