対象年度	年度	2018	期	(週1ｺﾏ)秋期	開講時限	水3
開講学部・学科等	体育
科目コード	810011200		科目ナンバー	TEA03351
授業名	養護実習Ⅰ（事前指導）
英文授業名	School Nursing Practice Teaching Ⅰ (Pre-Practice Guidance)
担当教員	村木　久美江

授業形態	講義
	e-learning利用		その他：
担当形態	単独
関連する授業
	当科目履修前に履修して おくことが望ましい科目	養護教職論
	後続関連授業	養護実習Ⅱ（養護実習事後指導）
教職課程科目	教職に関する科目
テーマ・キーワード	学校保健、養護教諭、教育実習

授業の概要・ねらい	教育実習を充実させるため、養護教諭の職務と保健室の機能の実際について基礎的知識の習得を目指す。教育実習生としての実践的な能力を習得させ、実習校・保健室への訪問、指導担当養護教諭からの指導の受け方など、個別面接指導をとおして、万全の準備で開始できるように講義する。さらに、教員採用試験への取り組みに関する学習意欲を高める講義をする。
到達目標	・教育実習を実りあるもにとするため、養護教諭の職務と保健室の機能の実際について基礎的知識を説明できる。 ・教育実習生としての実践的な能力を習得し、実習校・保健室への訪問、指導担当養護教諭からの指導の受け方など、万全の準備で開始することを説明できる。
教科書と準備するもの	養護概説（ぎょうせい）・新学校保健実務必携（第一法規） ・小・中・高学習指導要領解説（文部科学省）
参考書	養護教諭の特質を生かした保健学習・保健指導の基本と実際（財・日本学校保健会） 小・中・高等学校保健学習の指導と評価の工夫（財・日本学校保健会） 児童生徒等の健康診断マニュアル（財・日本学校保健会）
評価の基準	・養護教諭の職務と保健室の機能の実際について基礎的知識が説明できる。（６０％） ・教育実習生としての実践的な能力を習得し、実習校・保健室への訪問、指導担当養護教諭からの指導の受け方など準備を説明できる。（８０％）
具体的評価方法	評価基準それぞれについて、授業での発言発表（３０％）、レポート（３０％）、定期試験（４０％）をもって総合的に判断し評価する。

授業評価アンケート フィードバック・ 受講生へメッセージ	アンケート結果を生かし、グループディスカッションと演習への時間配分を工夫します。
単位互換
特記

第1回	内容	ガイダンス 授業・講義、教科書、資料及び評価方法について説明する。 教育実習の意義と目的を理解し、実習で学ぶ事項の準備の重要性を理解させる。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習:実習手帳を読み、概要をまとめる。（所要時間９０分） 復習:疑問点を箇条書きで整理する。（所要時間９０分）
	授業実施特記
第2回	内容	学校教育と学校保健 日本国憲法、教育基本法,学校保健安全法の関連と養護教諭に関する法律・審議会答申等について講義する。養護教諭の職務の特質について説明する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習:教科書の２〜４８ページを読み、疑問点を整理しておく。（所要時間９０分） 復習:関連法規のポイントをまとめる。（所要時間９０分）
	授業実施特記
第3回	内容	保健室経営 保健室経営および養護教諭の執務内容を理解させ、学校保健年間計画案を実際に作成させる。学校安全年間計画及び食育年間計画との関連について講義する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習:教科書の１２９〜１４５ページを読み疑問点を整理しておく。（所要時間９０分） 復習:保健室経営のポイントを整理してまとめる。（所要時間９０分）
	授業実施特記
第4回	内容	保健学習 学校種別（小・中・高）の保健単元の内容について学び、授業の実施に向けてテーマを選択し学習指導案を作成させる。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習:教科書の２１６〜２２５ページを読み、指導案作成上のポイントを整理する。（所要時間９０分） 復習:指導案を作成し次回授業で提出する。（所要時間９０分）
	授業実施特記
第5回	内容	保健指導 指導案を作成し、授業に必要な資料や教材等を作成させる。 模擬授業を実施し、相互評価を行い実践的な保健指導の能力を高めさせる。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習:教科書の２０５〜２２１ページを読み、指導案作成上のポイントをメモしておく。（所要時間９０分） 復習:指導案を作成し次回授業で提出する。（所要時間９０分）
	授業実施特記
第6回	内容	保健管理：健康診断 健康診断の実施計画の作成、事前計画、事前指導、実施案等を作成し、実施方法について実践的な講義をする。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習:教科書の１６５〜１７５ページを読み、実施計画作成上のポイントをメモしておく。（所要時間９０分） 復習:実施計画を作成し次回授業で提出する。（所要時間９０分）
	授業実施特記
第7回	内容	保健管理：健康診断 定期健康診断の実際を、演習をとおして実践的に学ばせる。実施上の留意点、全職員および養護教諭の役割について講義をする。健康診断実施後の評価と事後指導について、実際に通知文を作成させる。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習:教科書の１７５〜１８６ページを読み、健康診断実施のポイントをメモしておく。（所要時間９０分） 復習:実施計画を作成し、レポートにまとめる。（所要時間９０分）
	授業実施特記
第8回	内容	保健管理：救急処置 学校における救急処置について理解させ、事故や傷病への対応と処置の留意点について講義する。学校における救急体制案の作成をとおして、養護教諭の果たす役割について講義する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習:教科書の１６５〜１６６ページを読み、救急体制案作成のポイントをメモしておく。（所要時間９０分） 復習:救急処置の実施上の留意点をまとめる。（所要時間９０分）
	授業実施特記
第9回	内容	救急処置：実習 シナリオによるロールプレングを行い救急処置及び連携の在り方について講義する。学生相互評価をとおして、知識と技術を的確に習得させ、事故報告書を作成させる。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習:教科書の１６７〜１８８ページを読み、救急処置のポイントをまとめる。（所要時間９０分） 復習:救急処置及び連携方法をまとめ、報告書を作成する。（所要時間９０分）
	授業実施特記
第10回	内容	養護教諭と健康相談 養護教諭のヘルスカウンセリングの意義と目的・理論と方法について理解させ、カウンセリングの知識と技術について講義する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習:教科書の１８６〜２２１ページを読み、疑問点をメモしておく。（所要時間９０分） 復習:養護教諭が行う健康相談の内容を整理しまとめる。（所要時間９０分）
	授業実施特記
第11回	内容	養護教諭と健康相談活動 健康相談活動の実際を演習をとおして講義する。学生相互評価から、理解が深まる指導する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習:教科書の２２２〜２４８ページを読み、発表できるようにする。（所要時間９０分） 復習:健康相談活動の特質を整理してまとめる。（所要時間９０分）
	授業実施特記
第12回	内容	組織活動 学校保健における組織活動の重要性、意義、目的について講義する。 組織活動を活かした環境衛生活動と養護教諭の役割について講義する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習:教科書の２５６〜２７１ページを読み、疑問点を整理しておく。（所要時間９０分） 復習:組織活動についてレポートにまとめる。（所要時間９０分）
	授業実施特記
第13回	内容	安全教育と危機管理 学校における安全計画の必要性と目的について講義するとともに、学校における危機管理と養護教諭の果たす役割について講義する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習:教科書の２８９〜３０４ページを読み、疑問点を整理しておく。（所要時間９０分） 復習:危機管理のポイントをレポートにまとめる。（所要時間９０分）
	授業実施特記
第14回	内容	養護実習：事前準備 実習において学ぶ内容のポイントと、実習時の心得と留意事項を説明する。 実習ノートの記録や実習事前準備、実習後の留意事項について講義する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習:実習手帳の全ページを読み、疑問点をまとめておく。（所要時間９０分） 復習:実習の事前準備を計画的に確実にするための必要事項をまとめる。（所要時間９０分）
	授業実施特記
第15回	内容	学校保健の動向と学校教育課題 学校保健の動向と教育課題及び養護教諭に求められている資質について講義する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習:教科書と養護実習手帳を読み、疑問点をメモしておく。（所要時間９０分） 復習:授業を振り返り到達目標に対して自己評価を行い、試験に向けて自己学修する。（所要時間９０分）
	授業実施特記