第1回 |
内容
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授業全体の内容と進め方に関するガイダンスを行う。 教育心理学の課題である「教育と発達」、「教育と学習」、「人格と適応」、「教育評価」等の概略について説明する。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
受講前と受講後にシラバスを熟読し、授業内容と進め方について理解、把握する。シラバスに目を通し、毎授業の内容を確認し受講すること。 参考書を購入して目を通し、授業理解に役立てることを推奨する。 |
授業実施特記 |
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第2回 |
内容
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教育と発達(1) 「発達とは何か」について解説する。 「人間発達の特徴」、「発達の4側面ー身体・運動、認知(知能)、感情・情緒、パーソナリティと社会性」について説明する。 生涯発達の視点から、「生涯にわたる発達の過程」および「生涯発達を規定する要因」について説明する。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
教育と発達(1)の授業内容に関して参考書の該当の章を予習し、配布資料を復習すること。 |
授業実施特記 |
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第3回 |
内容
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教育と発達(2) 発達現象を理解・説明する「発達の原理」、「発達段階」、「遺伝と環境」等について説明する。受講生が発達現象を説明する理論について自ら考える。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
教育と発達(2)の授業内容に関して参考書の該当の章を予習し、配布資料を復習すること。 |
授業実施特記 |
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第4回 |
内容
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教育と発達(3) 幼児期、児童期の身体・心理・行動の発達的特徴について説明する。「幼児期、児童期の発達の特徴」、「幼児期、児童期の発達課題」、「幼児期、児童期の運動・スポーツの発達」、「子どもの発達と運動指導のポイント」等について講義する。 受講生は自分自身の幼児期、児童期について考える。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
教育と発達(3)の授業内容に関して参考書の該当の章を予習し、配布資料を復習すること。 授業内課題レポートの作成準備をすること。 |
授業実施特記 |
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第5回 |
内容
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教育と発達(4) 青年期の心理・行動について説明する。 「思春期・青年期の特徴」、「青年期の発達課題」、「自我同一性の獲得と拡散」、「モラトリアム人間と自己愛人間の出現」、「現代における青年の危機を招く状況とそれらへの対応」を論じる。 受講生は自分自身の青年期の生き方について考える。 受講生は授業内課題レポートを作成する。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
教育と発達(4)の授業内容に関して参考書の該当の章を予習し、配布資料を復習すること。 |
授業実施特記 |
学修した「教育と発達」について授業内課題レポートの作成と提出を求める。 |
第6回 |
内容
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教育と学習(1) 「学習とは何か」について論じる。「学習とは何か」について定義し、学習理論の「連合説:試行錯誤学習、古典的条件づけ学習、オペラント条件づけ学習」、「認知説:洞察学習、サイン・ゲシュタルト説」、「社会的観察学習理論(モデリング理論)」について説明する。 受講生は学習理論について学び、説明できるようにする。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
教育と学習(1)の授業内容に関して参考書の該当の章を予習し、配布資料を復習すること。 |
授業実施特記 |
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第7回 |
内容
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教育と学習(2) 学習の開始と達成に重要な役割を果たす「学習の動機づけ」について論じる。 講義内容は「動機づけとは何か」、「動機づけと競技成績」、「学習された無力感」、「自己効力感と学習」、「動機づけと原因帰属」、「動機づけの方法」、「達成動機づけ」についてである。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
教育と学習(2)の授業内容に関して参考書の該当の章を予習し、配布資料を復習すること。 |
授業実施特記 |
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第8回 |
内容
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教育と学習(3) 運動学習における「集中法と分散法」、「全習法と分習法」、「転移」、「イメージトレーニング」について講義する。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
教育と学習(3)の授業内容に関して参考書の該当の章を予習し、配布資料を復習すること。 授業内課題レポートの作成準備をすること。 |
授業実施特記 |
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第9回 |
内容
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教育と学習(4) 「教授ー学習過程」について講義する。 内容は「教授ー学習過程の特質」、「さまざまな教授法(発見学習、プログラム学習、有意味受容学習)」、「ピグマリオン効果」、「適性処遇交互作用」、「自己学習能力」についてである。受講生は授業内課題レポートを作成する。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
教育と学習(4)の授業内容に関して参考書の該当の章を予習し、配布資料を復習すること。 |
授業実施特記 |
学修した「教育と学習」について授業内課題レポートの作成と提出を求める。 |
第10回 |
内容
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人格と適応(1) 「人格とは何か」、「適応と不適応」、「不安が児童・生徒の身体、認知、学習、人格に及ぼす影響」、「欲求不満」、「葛藤」、「防衛機制」、「ストレスと心身の健康」について説明する。 不適応問題への反応と対処に関する、子どもから大人までの現代人の特徴について考える。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
人格と適応(1)の授業内容に関して参考書の該当の章を予習し、配布資料を復習すること。 |
授業実施特記 |
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第11回 |
内容
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人格と適応(2) 人格理論として、フロイトの「心理・性的発達段階理論」、クレッチマーやユングの「人格類型論」、ギルフォードらの「人格特性論」について」説明する。 人格検査(矢田部・ギルフォード性格検査)を実施する。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
人格と適応(2)の授業内容に関して参考書の該当の章を予習し、配布資料を復習すること。 |
授業実施特記 |
人格検査を実施し、その結果に基づき受講生は自己の人格分析をレポートにまとめ提出する。 |
第12回 |
内容
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教師の生徒指導 「現代の中学生の心理と行動の特徴」、「生徒の問題行動への教師の対応」、「教師のリーダーシップ」について講義する。 児童・生徒の不適応問題のうち、特に「不登校」と「いじめ」について、その実態、原因、対処法について論じる。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
「教師の生徒指導」の授業内容に関して参考書の該当の章を予習し、配布資料を復習すること。
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授業実施特記 |
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第13回 |
内容
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知能 知能について講義する。内容は「知能のはたらき」、「知能の測定」、「ピアジェの発達理論」である。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
「知能」の授業内容に関して参考書の該当の章を予習し、配布資料を復習すること。
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授業実施特記 |
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第14回 |
内容
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教育評価 「教育評価とは」、「教育評価の方法(相対評価、絶対評価、形成的評価)」、「学力評価」、「人格評価」、「教育統計」について講義する。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
「教育評価」の授業内容に関して参考書の該当の章を予習し、配布資料を復習すること。 |
授業実施特記 |
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第15回 |
内容
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授業全体のまとめ 教育心理学の主要テーマである「教育と発達」、「教育と学習」、「知能」、「教師の生徒指導」、「教育評価」の授業内容について振り返り、重要なポイントを指摘して授業全体のまとめとする。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
授業で取り上げた教育心理学のすべての領域について振り返り、自分なりにまとめを行うこと。 授業の「到達目標」に対して自己の学修結果を自己評価すること。不足があれば、自己学修によって補うこと。 |
授業実施特記 |
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