最終更新日:2018/05/21
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)春期 開講時限 火1
開講学部・学科等
科目コード 672105200 科目ナンバー
授業名 東洋史概説A
英文授業名 Introduction to Asian History A
担当教員 太田 麻衣子

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業 日本史概説・西洋史概説
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業 東洋史概説B
教職課程科目 教職に関する科目、教科に関する科目
テーマ・キーワード 東洋史 アジア史

授業の概要・ねらい 東洋と西洋を比較した場合、現在では西洋のほうが「先進的」であると思う人のほうが多いだろうが、かつてはそうではなかった。
本授業では、東洋が「先進的」であった時代の歴史を、交通路の形成・変遷に着目し、東西交流に重点を置きながら、学んでいく。
日本も属する東洋とは、いったいどういう地域なのか。
東洋は、世界史のなかではどのような役割を果たしてきたのか。
そうした視点から、世界のなかにおける東洋、そして日本の立ち位置を考えていく。
到達目標 「世界の一体化」という視点にもとづき、東洋の歴史を理解することを通じて世界史を理解する。
歴史を暗記科目としてではなく流れとして捉えることを念頭に、過去としての歴史を、現在につながるものとして理解する歴史観を養う。
教科書と準備するもの 宮崎市定『アジア史概説』(中央公論社、1987年)
参考書 愛宕元『東洋史概説』(学術図書出版社、1980年)
島田虔次・ほか編『アジア歴史研究入門』全6巻(同朋舎、1983~1987年)
愛宕元・冨谷至・森田憲司編『新版 中国の歴史』上・下(昭和堂、2009年)
ほか、各時代に関連する書籍は適宜授業中に紹介していく。
評価の基準 1.前近代における東洋・アジアの「地域史」について、きちんと理解している。
2.前近代における「東洋史」「アジア史」について、基本的な流れをきちんと理解している。
3.前近代における東洋と西洋の関係について、きちんと理解している。
具体的評価方法 課題…50%
期末試験…50%
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケートをもとに授業の改善を行い、より学生が興味を持ち、理解しやすいように、工夫をこらす。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
歴史とは何か
 ①「東洋」と「西洋」
 ②「国家」と「民族」
 ③「地域史」と「世界史」
(以下の予定は状況に応じて変更することもあります)
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書を用意してから授業に臨むこと。
授業実施特記
第2回 内容
古代西アジアの歴史と文化
 ①メソポタミア文明
 ②諸国の並立と統一
 ③ギリシアの興隆とヨーロッパ圏の成立
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所(pp. 47-61)を事前に読んでから授業に参加すること。

授業実施特記
第3回 内容
イランの形勢とイスラーム帝国の盛衰
 ①西アジアの分裂
 ②イスラームの誕生
 ③アラブとトルコ
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所(pp. 105-119)を事前に読んでから授業に参加すること。
授業実施特記
第4回 内容
インドの古代~中世史
 ①インダス文明
 ②仏教とヒンドゥー教
 ③東西交流
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所(pp. 61-79、pp. 119-131)を事前に読んでから授業に参加すること。
授業実施特記
第5回 内容
古代中国の歴史と文化
 ①中国文明
 ②皇帝の誕生
 ③「漢」の誕生
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所(pp. 79-96)を事前に読んでから授業に参加すること。
授業実施特記
第6回 内容
北方民族の活動と漢民族の更張
 ①中世的分裂の時代
 ②北方民族の中国移住
 ③仏教の浸透
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所(pp. 131-147)を事前に読んでから授業に参加すること。
授業実施特記
第7回 内容
漢民族の更張とその隆昌
 ①隋唐帝国の誕生
 ②科挙の創設
 ③貴族の消滅
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所(pp. 148-165)を事前に読んでから授業に参加すること。
授業実施特記
第8回 内容
北方民族の活躍と東アジアのナショナリズム
 ①遊牧国家の興亡
 ②北アジアにおける民族交替
 ③「征服王朝」
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所(pp. 223-246)を事前に読んでから授業に参加すること。
授業実施特記
第9回 内容
北方民族の活躍と宋朝下の漢民族
 ①党派の対立
 ②宋の衰退
 ③モンゴル帝国の誕生
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所(pp. 246-254)を事前に読んでから授業に参加すること。
授業実施特記
第10回 内容
モンゴルの大征服
 ①遊牧国家の構造
 ②モンゴル帝国の拡大と分裂
 ③広域的な交易網
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所(pp. 255-270)を事前に読んでから授業に参加すること。
授業実施特記
第11回 内容
ポストモンゴルのイスラーム
 ①モンゴルとイスラーム
 ②オスマン帝国の誕生
 ③南アジア・東南アジアのイスラーム化
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所(pp. 255-281)を事前に読んでから授業に参加すること。
授業実施特記
第12回 内容
大航海時代とアジア
 ①朝貢貿易と海禁政策
 ②大航海時代の先駆け
 ③イスラームの拡大
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所(pp. 270-295)を事前に読んでから授業に参加すること。
授業実施特記
第13回 内容
アジア諸文化の交流とその展開
 ①交通路
 ②ペルシア文化の東方への波及
 ③インド文化の流伝
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関連箇所(pp. 167-222)を事前に読んでから授業に参加すること。
授業実施特記
第14回 内容
近世文化の展開
 ①アジアのルネサンス
 ②中世ヨーロッパとイスラーム文化
 ③ヨーロッパを魅了したアジア
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所(pp. 297-333)を事前に読んでから授業に参加すること。
授業実施特記
第15回 内容
まとめ
授業時間外における学修(予習・復習等) これまでのレジュメ・授業ノートを事前に見返してから授業に参加すること。
授業実施特記