最終更新日:2018/01/17
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)春期 開講時限 月4
開講学部・学科等 体育
科目コード 671313000 科目ナンバー PSC02142
授業名 教科教育法(体育)
英文授業名 Teaching Method of Physical Education
担当教員 池田 延行

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
保健体育科教育論Ⅰ、保健体育科教育論Ⅱ
後続関連授業 保健体育科指導法Ⅰ、保健体育科指導法Ⅱ
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 体育の授業づくり、運動の特性、体力向上

授業の概要・ねらい 授業の概要・ねらいは、小学校での体育科の授業づくりに焦点を当て、体育科の授業の目標、内容、各運動領域の指導内容・方法等の基本的な考え方を理解できるようにすることである。
加えて、 体つくり運動、器械運動系、陸上運動系、水泳系、ボール運動系、表現運動系の各運動領域ごとに小学校での発達段階を踏まえた指導のポイントを理解できるようにする。

到達目標 (A)小学校の各運動領域ごとの目標、内容、指導法等を説明できる。
(B)小学校の発達段階に応じた授業づくりのポイントを指摘できる。
教科書と準備するもの 特に指定しない。
必要に応じてプリントを配布する。
参考書 ①小学校学習指導要領解説体育編(文部科学省)

②中学校学習指導要領解説保健体育編(文部科学省)

③高等学校学習指導要領解説保健体育編(文部科学省) 
 
評価の基準 (A)小学校での体育科の授業づくりに焦点を当て、体育科の授業の目標、内容、各運動領域の   指導内容・方法等の基本的な考え方を理解できる。(80%)
(B)小学校での各学年に応じた体育の授業づくりの考え方と進め方を具体的に提示できる。
  (60%) 
具体的評価方法 ・評価の基準に示した項目それぞれの到達割合を合計する。成績の評価は試験を3回以上、レ ポートを5回以上実施し、平常点30%、提出レポート30%、定期試験40%で評価す 
 る。 
・平常点は、授業へ臨む態度や発言回数、発言内容等を総合的に判断する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
授業評価アンケートの結果に基づき、学生が自主的・主体的に授業に参加できるよう課題意識に沿ったレポート提出やグループ討議等を取り入れていく。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
オリエンテーション(授業の内容と進め方について)
小学校での体育の授業づくりの楽しさと難しさを説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)当科目のシラバスを読んで、授業内容を理解しておくこと。(所要時間60分)
(復習)体育の授業づくりについて、自分自身の小学校時代を振り返って印象に残ったことを整理しておく。(所要時間120分)
授業実施特記
第2回 内容
小学校体育科の目標について説明する。
小学校の体育科の目標は、具体的な目標と究極的な目標があることを説明する。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)自分自身の小学校時代の体育授業を振り返って、どのような授業のねらい(目標)があったかをメモしてくること。(所要時間90分)
(復習)体育科の目標を構造的に理解し、具体的な運動領域でまとめること。(所要時間90分)
授業実施特記
第3回 内容
小学校体育科の内容について説明する。
体育科の内容は、3つで示されていることを説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)体育科の目標と内容との関連について考えたことをメモしておくこと。(所要時間90分)
(復習)体育科の内容について、具体的な運動領域を例にしてまとめること。(所要時間90分)
授業実施特記
第4回 内容
小学校体育科の内容の取り扱いについて説明する。
内容の取り扱いについては、各運動領域や発達段階で様々な事柄があることをグループ討議などでまとめる。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)自分の小学校時代を振り返って、どんな運動をどの位の時間数で行ったかをメモしてくること。(所要時間90分)
(復習)内容の取り扱いについて、水泳系やボール運動系などの特徴的な領域についてまとめること。(所要時間90分)
授業実施特記
第5回 内容
「体つくり運動」の基本的な考え方と授業づくりを説明する。
小学校での各学年の「体つくり運動」の内容を説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)自分の小学校時代を振り返って、どんな「 体つくり運動」の授業を受けたかをメモしてくること。(所要時間60分)
(復習)各学年の「 体つくり運動」の授業づくりのポイントについてまとめること。(所要時間120分)
授業実施特記
第6回 内容
「器械運動」の基本的な考え方と授業づくりを説明する。
小学校の各学年で行う「マット運動」、「鉄棒運動」、「跳び箱運動」ごとに身に付ける技についてグループ討議等でまとめる。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)自分の小学校時代を振り返って、「マット運動」、「鉄棒運動」、「跳び箱運動」でどんな技ができたかをメモしてくること。(所要時間60分)
(復習)具体的な学年において身に付ける器械運動での技についてまとめること。(所要時間120分)
授業実施特記
第7回 内容
「陸上運動」、「水泳」の基本的な考え方と授業づくりを説明する。
「陸上運動」での各種目、「水泳」での各泳法について、効果的な指導法を説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)自分の小学校時代を振り返って「陸上運動」で計測した記録や「水泳」の泳力などをメモしてくること。(所要時間60分)
(復習)「走る」、「跳ぶ」、「泳ぐ」などの効果的な指導法についてまとめること。(所要時間120分)
授業実施特記
第8回 内容
「ボール運動」の基本的な考え方と授業づくりを説明する。
「ボール運動」には、「ゴール型」、「ネット型」、「ベースボール型」の3つの型があることを説明し、グループ討議で各人の体験をまとめる。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)自分の小学校時代を振り返って、どのような「ボール運動」を行ったかについてメモしてくること。(所要時間60分)
(復習)3つの型のうちの1つを取り上げて、小学校でのある学年での効果的な指導法についてまとめること。(所要時間120分)
授業実施特記
第9回 内容
「表現運動」および「その他の運動」の基本的な考え方と授業づくりを説明する。
「その他の運動」にはどのような活動が含まれるかについて、グループ討議でまとめる。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)自分の小学校時代を振り返って、どのような「表現運動」をしたか、どのような「野外活動的な内容」をしたかについてメモをしてくること。(所要時間90分)
(復習)「表現運動」の指導について、ある学年を例にしてそのポイントをまとめること。(所要時間90分)
授業実施特記
第10回 内容
「保健」および「体育に関する知識に関連する内容等」の基本的な考え方と授業づくりを説明する。
「保健」に含まれる内容の各学年での取り扱いについて説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)自分の小学校時代を振り返って、どのような「保健」の内容を学習したかについてメモをしてくること。(所要時間90分)
(復習)「保健」の指導について、小学校でのある学年を例にしてそのポイントをまとめること。(所要時間90分)
授業実施特記
第11回 内容
学習指導計画および学習過程の考え方について説明する。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)様々な図書資料等で体育科の学習指導計画の例を見つけて、そのポイントをメモしてくること。(所要時間90分)
(復習)ある学年の具体的な運動領域・運動種目の学習指導計画作成のポイントをまとめること。(所要時間90分)
授業実施特記
第12回 内容
単元計画作成の考え方を説明する。
具体的な単元計画づくりを行う。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)様々な図書資料等で具体的な単元計画の例を見つけて、そのポイントをメモしてくること。(所要時間60分)
(復習)ある学年の具体的な運動領域・運動種目の単元計画作成のポイントをまとめること。(所要時間120分)
授業実施特記
第13回 内容
指導案(日案)作成の考え方を説明する。
具体的な運動領域・運動種目を例にして指導案(日案)づくりを行う。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)様々な図書資料等で具体的な指導案(日案)を見つけて、そのポイントをメモしてくること。(所要時間90分)
(復習)ある学年の具体的な運動領域・運動種目の指導案(日案)作成のポイントをまとめること。(所要時間90分)
授業実施特記
第14回 内容
学習評価の考え方と学習評価の具体的な手順を説明する。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)学習評価の重要性や基本的な考え方を様々な図書資料等で見つけて、そのポイントをメモしてくること。(所要時間90分)
(復習)学習評価の考え方の変遷や現在のポイントについて、具体的な手順等を確認しながらまとめること。(所要時間90分)
授業実施特記
第15回 内容
授業全体のまとめをする。
小学校での体育科の授業づくりの重要なポイントについて、再確認できるように説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)今までの授業を振り返って、体育科の授業づくりで特に印象に残ったことをメモしてくること。(所要時間90分)
(復習)これまでの授業でのポイントを整理して、試験に向けて自ら学修すること。(所要時間90分)
授業実施特記