最終更新日:2018/03/19
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)秋期 開講時限 木4,木3
開講学部・学科等 体育
科目コード 671312900 科目ナンバー PSC02141
授業名 教科教育法(家庭)
英文授業名 Teaching Method of Home Economics
担当教員 野田 知子

授業形態 講義
e-learning利用 その他 その他:模擬授業の中でネット上の動画、又はDVDを使う場合もある。
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
家庭科概論
後続関連授業
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 家庭科の授業方法の実践的学び

授業の概要・ねらい ○授業のねらい
 子どもが家庭生活の関心を高め、家族や家庭生活を大切にし、生活の自立をめざした家庭科の指導法について、学校現場の実践事例や学生の行う模擬授業から学ぶ。
 小学校学習指導要領に示されている目標や内容をもとに、指導計画を構成する題材内容、目標を設定し、授業案を作り、小グループによる模擬授業とその評価を行う。また家庭科から総合的な学習の時間への提案、食育との関連連について解説する。

到達目標  ①小学校家庭科の意義と目標について自分の言葉で述べることができる。
 ②小学校家庭科の学習内容について具体的に例を挙げて説明できる。
 ③小学校家庭科の指導計画と指導案の作成、評価方法の提案ができる。
 ④学習目標を達成するための授業をデザインし、模擬授業を行なうことができる。
 ⑤授業についての講評、評価をすることができる。
教科書と準備するもの 小学校家庭科教科書『わたしたちの家庭科』開隆堂出版
  『小学校学習指導要領 解説 家庭編』
参考書 大竹美登利編著 教科教育学シリーズ第7巻『家庭科教育』(一藝社) 
伊深祥子・野田知子編著『評価が変わると授業が変わる-子どもとつくる家庭科』(開隆堂) 

他、適宜授業中に参考文献を紹介する。
評価の基準 ・小学校家庭科の意義と目標を理解し、自分の言葉で述べることができる。
・学習目標を達成するための授業をデザインし、模擬授業を行なうことができる。
・評価について理解し、模擬授業についての講評、評価をすることができる。
 

具体的評価方法 授業中のワークシート、レポート、学習指導案、模擬授業、試験により総合的に評価する。
レポート&ワークシート 20%、学習指導案・模擬授業40%、試験 40%
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
ゆとりを持って授業に取り組めるよう、内容を精選する。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
授業の概要説明と導入
 

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)小学校家庭科教科書を購入し、一読し、概要を把握する
授業実施特記
第2回 内容
家庭科の学びとは何か① 教科書を読む-学生による教科書の内容紹介
授業時間外における学修(予習・復習等) (復習)授業で紹介された内容を振り返る。
授業実施特記
第3回 内容
家庭科の学びとは何か② 担当教師の行う模擬授業から家庭科の授業の特徴を読みとる。
授業時間外における学修(予習・復習等) (復習)模擬授業の授業案&授業シナリオを読み、授業を振り返る。
授業実施特記
第4回 内容
家庭科の学びとは何か③ 
家庭科の学習で得られる力・家庭科の独自性・小中高のかかわり・わかりやすく伝える教材づくり
授業実践を知る(授業実践DVD視聴)
授業時間外における学修(予習・復習等) (課題)家庭科の授業実践(教育雑誌や本などに掲載されたものなど)を読み、家庭科の特徴などを読み取り、レポートする。
授業実施特記
第5回 内容
小学校家庭科の目標と内容(学習指導要領解説)
授業時間外における学修(予習・復習等) (復習)「指導要領解説」を再読する。特に自分が模擬授業を行うところはしっかりと読んでおく。
授業実施特記
第6回 内容
指導要領まとめ 
授業目標と評価・指導案の作り方
家庭科の授業づくり(模擬授業班での打ち合わせ)
授業時間外における学修(予習・復習等) (課題)担当する模擬授業の目標から、具体的な授業内容・方法を考える。
授業実施特記
第7回 内容
家庭科の授業づくり演習(模擬授業班での授業案検討)

授業時間外における学修(予習・復習等) (課題)授業案・授業シナリオつくり

授業実施特記
第8回 内容
模擬授業<1>食生活①五大栄養素の体内での働き
       食生活②栄養素の働きによる食品の分類

授業時間外における学修(予習・復習等) (復習)模擬授業で行われた内容を「小学校家庭科教科書」を読み、振り返る。
    学んだことを、自分の食生活に活かす。
授業実施特記
第9回 内容
模擬授業<2>食生活③米について・炊飯原理
       食生活④味噌・だしについて
授業時間外における学修(予習・復習等) (復習)模擬授業で行われた内容を「小学校家庭科教科書」を読み、振り返る。
    学んだことを自分の生活に活かす。
授業実施特記
第10回 内容
模擬授業<3>食生活⑤炊飯実習
       食生活⑥実習 みそ汁
授業時間外における学修(予習・復習等) (復習)模擬授業で行われた内容を「小学校家庭科教科書」を読み、振り返る。
    学んだことを自分の生活に活かす。
授業実施特記
第11回 内容
模擬授業<4>生活と環境
       快適な衣服 衣服をなぜ着るか 着方の工夫等

 
授業時間外における学修(予習・復習等) (復習)模擬授業で行われた内容を「小学校家庭科教科書」を読み、振り返る。
    自分の生活を環境の視点から見直す。
授業実施特記
第12回 内容
模擬授業<5>消費生活
 
消費者教育の新たな展開 「消費者教育推進法」と「消費者市民社会」
授業時間外における学修(予習・復習等) (復習)模擬授業で行われた内容を「小学校家庭科教科書」を読み、振り返る。
    自分の消費者としての生活を振り返り、学んだことを自分の生活に活かす。

授業実施特記
第13回 内容
 
模擬授業<6>衣生活 手縫いの基礎(ボタンつけ、生活に役立つ小物づくり等)

作った作品を自己評価・相互評価する


授業時間外における学修(予習・復習等) (復習)模擬授業で行われた内容を「小学校家庭科教科書」を読み、振り返る。
    基礎縫いの技法を自分の生活に活かす。
 
授業実施特記
第14回 内容
授業と評価 前回行った作品の評価をした経験をもとに、評価のあり方を学び、考える。

家族・家庭生活の変化と「家庭生活の授業」のあり方
授業時間外における学修(予習・復習等) (復習)学んだことを自分の生活に活かす。
    評価に関する配付資料を熟読する。 
授業実施特記
第15回 内容
教材の違いによる学びの違い 
総合的な学習の時間・食育との関連等
授業研究・教材研究の実際

学習のまとめ 
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)今まで学んだことを総復讐しておく。
授業実施特記