最終更新日:2018/01/27
Syllabus
クリックして表示・非表示切り替え
概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)秋期 開講時限 火2,火3
開講学部・学科等 体育
科目コード 671312500 科目ナンバー PSC02137
授業名 教科教育法(理科)
英文授業名 Teaching Method of Science
担当教員 藤井 千恵子

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
理科概論A
理科概論B
後続関連授業 教育実習Ⅰ
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 理科教育 指導方法 問題解決学習 模擬授業

授業の概要・ねらい 小学校理科の目標及び内容を踏まえ,理科学習における効果的な指導法の基礎を指導案作成などの具体例を通して学ぶとともに、模擬授業を実施し理科の授業づくりができるようにする。
到達目標 小学校理科の効果的な指導法の基礎を学ぶ
教科書と準備するもの 学習指導要領解説 理科編 (文部科学省)
参考書 小学校理科教科書(学校図書)
その都度、必要な資料を配布する。
評価の基準 理科の授業づくりに必要な目標や内容について理解しているか。
理科の授業における指導方法、実験等における技能や安全上の配慮について理解しているか。
理科学習指導案の作成及び模擬授業を適切に実施することができたか。
具体的評価方法 授業におけるワークシートの内容(50%),模擬授業における指導の状況及び協議会における発言(30%)、理科学習指導案の内容(20%)により評価する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
 皆さんの意欲的かつ主体的な学びが学習内容を深めています。さらに、協議内容を深めるため、皆さんの学びへの貢献を促すことに努めます。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
オリエンテーション
理科概論A 理科概論B で学んだことを振り返り、理科教育法で学ぶ理科の領域と学年発達段階における学習内容の構成について再確認し、見通しをもつ。

 
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)学習指導要領理科編において理科の目標を確認しておく。(90分)
(復習)今後、模擬授業においてどの学年のどの内容を取り上げるか考えておく。(90分)
授業実施特記
第2回 内容
理科学習の年間指導計画の要点及び作成上の配慮事項について,実際の教科書を参照しながら学ぶ。併せて、言語活動の充実及び障害のある児童への指導の在り方についての視点からもまとめていく。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)学習指導要領理科編の「年間指導計画の作成上の留意点」の部分を読み、疑問点をまとめておく。(90分)
(復習)実際の教科書の年間指導計画作成上の留意点がどのように反映されているかまとめる。(90分)
授業実施特記
第3回 内容
問題解決学習の在り方について、その指導方法や教材の提示の仕方などを実際の指導案を例をとおして学ぶ。併せて、プログラミングについての考え方も取り上げる。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)配布した理科学習指導案を読み、疑問点をまとめておく。(90分)
(復習)理科の問題解決学習の在り方をどのように自分の指導案に生かすか、考えておく。(90分)
授業実施特記
第4回 内容
単元構成の在り方を理科学習指導案の事例をもとに、そのポイントを学ぶ。また、評価規準の意義と単元ごとの評価規準について理解し、単元の指導計画や1単位時間の指導計画にどのように反映させるか学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)評価規準についての資料を配布し、理科の部分を読み込んでくる。(90分)
(復習)自分が取り組む単元について、授業の展開と評価について考えておく。(90分)
授業実施特記
第5回 内容
理科授業における教師の役割及び教材作成や教材開発及び電子黒板等のICT教育の在り方について学ぶ。また、観察・実験の具体的な指導方法を学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)「理科授業における教師の役割(教材研究等)」についての資料を読み込み、疑問点をまとめてくる。(90分)
(復習)教師の役割を整理し、自ら取り組む授業にどのように反映させるか考えておく。(90分)
授業実施特記
第6回 内容
理科授業における事故防止及び安全指導について、児童が使用している教科書から探し出し、まとめ、指導案作成時に生かすことができるようにする。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)事故防止や安全指導に関する資料を読み込み、疑問点をまとめてくる。(90分)
(復習)事故防止や安全指導について自ら取り組む授業においてどのように反映させるか考えておく。(90分)
授業実施特記
第7回 内容
理科学習指導案の作成にあたって、発問や板書の基本やノート・ワークシート等の作成、教材作成の基本を理解する。併せて、映像資料やデジタル教材を活用できるよう電子黒板を生かした指導方法も学ぶ。自ら取り組む授業の具体的なイメージをもち、指導案を作成する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)図書館や文部科学省のホームページから授業に関する資料(指導案や展開例)を集めてくる。(90分)
(復習)指導案をできるところから作成する。(90分)
授業実施特記
第8回 内容
理科学習指導案を作成する。問題解決の過程に沿って発問や板書、ワークシートの作成など授業展開の基本を学ぶ。また、児童の興味・関心を高める展開の在り方等を理解して指導案を苦作成する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)指導案の中の単元の指導計画を作成してくる。(90分)
(復習)指導案を修正してくる。次に模擬授業を実施する学生は、事前に指導案を提出し、個別に指導する。(90分)
授業実施特記
第9回 内容
模擬授業の第1回目として、3年生の内容についての模擬授業を行う。学年に求められる資質・能力及び主体的・対話的で深い学びを目指した授業について協議を行う。
※発問とは何か、を話し合い、授業のねらいと発問との関係性について深める。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)第1回目の授業者は指導案を作成し、前日までに指導を受け、提出する。(90分)
(復習)自らの指導案における「発問」について検討し、指導案を作成する。(90分)
授業実施特記
第10回 内容
模擬授業の第2回目として、4年生の内容についての模擬授業を行う。学年に求められる資質・能力及び主体的・対話的で深い学びを目指した授業についての協議を行う。
※児童の学習状況をとらえ、指名する順番や反応の適切な取り上げ方を学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)第2回目の授業者は指導案を作成し、前日までに指導を受け、提出する。(90分)
(復習)自らの指導案における「児童の反応の取り上げ方」について検討し、指導案に加える。(90分)
授業実施特記
第11回 内容
模擬授業の第3回目として、5年生の内容についての模擬授業を行う。学年に求められる資質・能力及び主体的・対話的で深い学びを目指した授業についの協議を行う。
※板書は子供の学習のためにあることを踏まえ、効果的な板書の在り方について協議を深める。また、ICT教育の在り方についても協議する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)第3回目の授業者は指導案を作成し、前日までに指導を受け、提出する。(90分)
(復習)自らの指導案における「板書の在り方」について検討し、指導案に板書計画を加えておく。(90分)
授業実施特記
第12回 内容
模擬授業の第4回目として6年生の内容についての模擬授業を行う。学年に求められる資質・能力及び主体的・対話的で深い学びを目指した授業についての協議を行う。
※「教材開発」「手作りの教材」等について、実際の例を示し、児童や地域の実態にふさわしい教材の取り上げ方を学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)第4回目の授業者は指導案を作成し、前日までに指導を受け、提出する。(90分)
(復習)自らの指導案における「教材」について検討し、必要であれば教材を作ることも検討し、指導案に加えておく。(90分)
授業実施特記
第13回 内容
模擬授業を通して、発問や板書、ワークシートやノート指導の在り方について振り返り、作成した指導案を修正する。
※理科学習におけるワークシートの工夫やノート指導の在り方について、具体例を示しながら適切な指導について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)作成した指導案を振り返る視点を考えてくる。(90分)
(復習)自らの指導案における「ワークシートやノート指導」について検討し、指導案を修正する。(90分)
授業実施特記
第14回 内容
模擬授業を通して、問題解決学習の在り方や教材解釈、ICTの効果的な活用、個に応じた指導の在り方等について振り返り、指導案を修正する。
※授業の全体を見通して、児童が興味・関心をもちどうしても解決したい、という意欲を持つような授業展開について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)作成した指導案を振り返る視点をさらに加えてくる。(90分)
(復習)自らの指導案における「問題解決学習」ができているか検討し、指導案を修正する。(90分) ※次週に修正した指導案を提出する。
授業実施特記
第15回 内容
問題解決学習のプロセスに基づいた授業づくり及び指導案作成のポイントを整理し、まとめる。また、模擬授業を振り返り、理科の授業に求められる指導方法についてまとめ、来年度の教育実習に生かすことができることは何かを協議する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)これまで行ってきた模擬授業の指導案を整理し、何を得ることができたかまとめてくる。(90分)
(復習)来年度の教育実習において、何を、どのように生かそうとするか、そのポイントをまとめておく。(90分)
授業実施特記