最終更新日:2018/01/28
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)春期 開講時限 木3
開講学部・学科等
科目コード 671306000 科目ナンバー PSC01129
授業名 生活科概論
英文授業名 Introduction to Life Environment Studies
担当教員 青木 聡子

授業形態 講義、演習、アクティブ・ラーニング
e-learning利用 manaba その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業 教科教育法(生活)
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 主体的・対話的で深い学びを実現する(気付きの質を高める)ための生活科の指導法

授業の概要・ねらい 主体的・対話的で深い学びを実現する(気付きの質を高める)ための生活科の指導法について学ぶため、生活科の基礎理論についての講義と教材研究を行う。
■授業のねらい
①主体的・対話的で深い学びを実現する(気付きの質を高める)生活科の授業設計を行う方法を身に付けること。
到達目標 ①子どもの気付きの質を高めるための生活科の授業の在り方を踏まえ、教材研究を行うことができる。(60%)
②地域を回って発見したことを地図に整理し、学習指導要領の内容とあわせて子どもの活動を構想することができる。(60%)
③生活科教育の課題と改善のポイント、生活科の目標と特質を説明することができる。(60%)
教科書と準備するもの 原田信之・須本良夫・友田靖雄(編著)「気付きの質を高める生活科指導法」東洋館出版社 ¥2200+税
文部科学省「小学校学習指導要領解説生活編」日本文教出版 ¥96+税
参考書 文部科学省 「小学校学習指導要領」 東京書籍 ¥ 238
森本信也・磯部頼子(編著)「理数教育へのつながりを考える幼児の体験活動に見る「科学の芽」」学校図書 ¥1500+税
国立教育政策研究所教育課程研究センター「評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料【小学校 生活】」教育出版 ¥245+税
評価の基準 ①主体的・対話的で深い学びを実現する(気付きの質を高める)ための生活科の授業の在り方を踏まえ、教材研究を行うことができる。
②地域を回って発見したことを地図に整理し、学習指導要領の内容とあわせて子どもの活動を構想することができる。
③生活科教育の課題と改善のポイント、生活科の目標と特質を説明することができる。
具体的評価方法 グループ発表での発表資料・プレゼンテーション(50%)、ワークシート(50%)
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
提出課題等へのフィードバックを通じて、どうすれば学習目標を達成できるのかを示していければと思います。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
生活科教育の新展開
①生活科新設の経緯について学ぶ。
②生活科教育の課題と改善のポイントについて学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書の第1章を読み、自分が受けた生活科の授業での活動を思い出し、授業を受ける側の立場から捉えた生活科をイメージしておくこと。
復習:教科書第1章の学習課題に取り組むこと。
授業実施特記
第2回 内容
低学年の児童像
①低学年特有の学習意欲の育て方について学ぶ。
②個々の子どもたちの思いと実態を大切にした活動の場の設定について考える。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:ワークシート「はる」発見カードに取り組むこと(提出した翌週に返却および解説を行う)。教科書の第2章を読み、自分が小学校1年生だったときの思い出や新聞・雑誌記事等から、小学校1年生の姿をノートにまとめておくこと(箇条書きでよい)。
復習:教科書第2章の学習課題に取り組むこと。
授業実施特記 ワークシート(提出した翌週に返却および解説を行う)
第3回 内容
生活科の目標と特質(生活科で育成を目指す資質・能力)
①「知識や技能の基礎」、「思考力・判断力・表現力等の基礎」、「学びに向かう力、人間性等」からみた幼児教育および中学年との接続について学ぶ。
②教科の目標及び学年の目標の構造について学ぶ。
③生活科の特質について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書第3章を読んでおくこと。ワークシート「まちのふしぎ」発見カードに取り組むこと(提出した翌週に返却および解説を行う)。
復習:教科書第3章の学習課題に取り組むこと。
授業実施特記 ワークシート(提出した翌週に返却および解説を行う)
第4回 内容
生活科におけるカリキュラム・マネジメント①(生活科の内容と年間指導計画の作成)
①生活科の内容構成の視点と年間指導計画の作成上の配慮事項について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書第4章を読んでおくこと。ワークシート「まちのおきにいり」発見カードに取り組むこと(提出した翌週に返却および解説を行う)。
復習:教科書第4章の学習課題に取り組むこと。
授業実施特記 ワークシート(提出した翌週に返却および解説を行う)
第5回 内容
たんけん活動の準備
①指導計画作成にあたっては、子どもの生活体験や生活圏を把握し、地域の環境を生かすことが重要であることを学ぶ。
②たんけん活動のグループ分けをし、たんけんエリア・連絡係を決定する。
③グループワークの評価について。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書第5章第1節~第2節を読んでおくこと。
復習:教科書第5章の学習課題1に取り組むこと。
授業実施特記
第6回 内容
たんけん活動
①安全に気を付けながら、実際に地域を回って、生活科の授業を構想するための視点を養う。
②教材を見抜く目を養う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備等:ビニル袋、デジタルカメラ(カメラ付き携帯電話も可)、歩きやすい服装、雨具。予め小学生用の教科書(※幼児教育室にあります。)に目を通しておき、児童のたんけん活動の様子を押さえておくこと。
復習:教科書第5章の学習課題2に取り組むこと。
授業実施特記
第7回 内容
たんけんマップVer.1.0の作成・活動展開のイメージ図の作成
①地域を回って発見してきたことを地図に整理し、学習指導要領の内容とあわせて子どもの活動を構想する。
②教材を見抜く目を養う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備等:必要に応じて、たんけん活動の追加調査を行っておくこと。資料、PC、筆記具等マップ作成・発表準備に必要な物を準備してくること。
復習:9つの内容のうち6つが含まれるよう、たんけんマップを見直し修正すること。
授業実施特記
第8回 内容
たんけんマップ発表準備
①地域を回って発見してきたことを地図に整理し、学習指導要領の内容とあわせて子どもの活動を構想する。
②教材を見抜く目を養う。
③わかりやすい伝え方を工夫し、プレゼンテーションの準備をする。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備等:必要に応じて、たんけん活動の追加調査を行っておくこと。PC、資料、筆記具等マップ作成・発表準備に必要な物を準備してくること。
復習:教科書p.56図5-2と授業の解説を踏まえて、活動展開のイメージ図を修正すること。
授業実施特記
第9回 内容
生活科におけるカリキュラム・マネジメント②(単元の指導計画づくり)
①生活科の特徴を踏まえた単元の指導計画づくりについて学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備等:たんけんマップ発表の配付資料原稿(A3 2〜4枚程度。分担箇所を明記すること。原本は手元に残し、コピーを提出する)。教科書第5章第3節~第5節を読んでおくこと。
復習:教科書第5章の学習課題3に取り組むこと。 
授業実施特記
第10回 内容
たんけんマップ発表(1~5グループ)、質疑応答
①自分たちのたんけんマップをよりよくするための手だてを考える。
②互いの発表から、効果的なプレゼンテーションの仕方を学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備等:グループ毎に情報機器や小道具等発表の準備。
復習:各グループの発表を踏まえて、自分たちのたんけんマップの配布資料原稿に加筆修正を行うこと。
授業実施特記
第11回 内容
たんけんマップ発表(6~10グループ)、質疑応答
①自分たちのたんけんマップをよりよくするための手だてを考える。
②互いの発表から、効果的なプレゼンテーションの仕方を学ぶ。

授業時間外における学修(予習・復習等) 準備等:グループ毎に情報機器や小道具等発表の準備。
復習:各グループの発表を踏まえて、自分たちのたんけんマップの配布資料原稿に加筆修正を行うこと。
授業実施特記
第12回 内容
主体的・対話的で深い学びを実現する(気付きの質を高める)生活科の学習指導
①子どもの気づきを高めるための生活科の学習指導のあり方を学ぶ。
②試行錯誤や繰り返す活動において、子どもの姿を捉えるときのポイントについて考える。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備等:たんけんマップ発表の配付資料原稿Ver.1.5(A3 2〜4枚程度。加筆箇所がわかるよう、Ver1.0に色ペンなどで書き込みをしたもの。原本は手元に残し、コピーを提出する。)教科書第6章を読んでおくこと。
復習:教科書第6章の学習課題に取り組むこと。
授業実施特記
第13回 内容
主体的・対話的で深い学びを実現する(気付きの質を高める)生活科の評価
①子どもの気付きの質を高めるための生活科の評価の在り方について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書第7章を読んでおくこと。
復習:教科書第7章の学習課題に取り組むこと。
授業実施特記
第14回 内容
実践事例の検討
①実践事例の検討を行い、主体的・対話的で深い学びを実現する(気付きの質を高める)授業の在り方について考える。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書第8章第1~5節を読んでおくこと。
復習:実践事例を踏まえて、児童に地域で様々なものに目をむけさせるための視点をまとめること。
授業実施特記
第15回 内容
生活科におけるカリキュラム・マネジメント③(学習の振り返り、全体のまとめ)
①これまでの学習を振り返り、子どもの生活体験や生活圏を把握し、地域の環境を生かす際の視点についてまとめる。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書第8章第6~9節を読んでおくこと。
復習:自身の生活圏にある公共施設を一つ選び、児童の生活とどのように関係しているかをまとめること。
授業実施特記