最終更新日:2018/03/06
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)秋期 開講時限 水4
開講学部・学科等
科目コード 670005000 科目ナンバー
授業名 文化と伝承
英文授業名 Japanese Culture and Tradition
担当教員 小野寺 節子

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 日本文化形成と伝承の役割

授業の概要・ねらい 日本文化について、技能や芸能が文化形成に果たしてきた役割を考える。具体的には、山車祭礼の成立を基に、その背景、有形である山車の意匠や組み立て、無形である芸能の領域や祭囃子について講義する。とくに、〈文化〉がどのように〈伝承〉され、今日に至っているのかを学ぶ。また、技や芸が地域や系譜による相違や関連があるのか、音声映像資料を参考にしながら進める。
到達目標 日本文化形成と伝承の役割について、説明することができる。
教科書と準備するもの 各回のレジュメを「講義ノート」として配布する。参考資料のプリントを配布する。各回の授業で使用するので、各自ファイリングし、持参すること。
参考書 講義の中で随時紹介する。関連行事や芸能の音声映像資料を多用する。
評価の基準 文化の伝承の重要性について、自らの文言で説明することができる。
具体的評価方法 成績の評価は、定期試験1回、小リポート1回以上実施、授業態度等で評価する。
定期試験60%、小リポート20%、授業態度20%等で判断する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
具体的な質問などに、回答する。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス
授業の進め方について、説明する。春期科目「日本の民俗」の内容と関わりがあるので、講義にはそれらを含むことがある。
授業時間外における学修(予習・復習等) 講義内容やキーワードなどは、各自記述しておく。白地図を配布するので、関係個所のマーキングをしておく。第1回から最終回まで、同様である。
授業実施特記
第2回 内容
山車祭礼の背景 
政治・経済・生活・信仰の変化
授業時間外における学修(予習・復習等) 個人・集団、家・地域、国内外の状況が想定できること。
授業実施特記
第3回 内容
都市祭礼の成立
都市の出現から山車祭礼へ
授業時間外における学修(予習・復習等) 時代の変化に着目する。
授業実施特記
第4回 内容
山車1 
全国の山車曳行の様子

授業時間外における学修(予習・復習等) 山車の出る祭礼で、関心のあるものがイメージできるように、その様子の音声映像などを視聴しておくこと。
授業実施特記
第5回 内容
山車2 
意匠、地域素材
授業時間外における学修(予習・復習等) 山車の形態に関心を持つ。
授業実施特記
第6回 内容
山車3 
形態、組み立て
授業時間外における学修(予習・復習等) 組み立ての技術に関心を持つ。
授業実施特記
第7回 内容
芸能1 
祭囃子
授業時間外における学修(予習・復習等) 山車曳行の芸能や音楽に関心を持つ。
授業実施特記
第8回 内容
芸能2 
芸能の領域 
授業時間外における学修(予習・復習等) 伝統・民俗・大衆芸能の領域と山車祭礼を中心とした関わりを理解すること。
授業実施特記
第9回 内容
芸能3 
芸能の風流化 
授業時間外における学修(予習・復習等) 芸能の領域の変容と山車祭礼の拡充の相関を理解すること。
授業実施特記
第10回 内容
技や芸の伝承
授業時間外における学修(予習・復習等) どのように技術が伝承されているのか理解すること。
授業実施特記
第11回 内容
祭礼のハレ空間
授業時間外における学修(予習・復習等) 山車を曳きまわすことで創出されるハレの空間について理解すること。
授業実施特記
第12回 内容
多様化・イベント化
授業時間外における学修(予習・復習等) 現代的な問題やニーズを理解すること。
授業実施特記
第13回 内容
文化財保護・ユネスコ無形遺産登録
授業時間外における学修(予習・復習等) 文化財の保護と活用などを理解すること。
授業実施特記
第14回 内容
継承と展望
パフォーマンスと国際性
授業時間外における学修(予習・復習等) 日本の文化をどのように公開や発信していくことが有効的であるのか、自らの文言で記述できるようにする。授業全体を復習し、質問や確認事項を整理しておくこと。
授業実施特記
第15回 内容
授業のまとめと試験
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業のねらいや到達目標の度合いについて、試験を実施し、受験すること。
授業実施特記