対象年度	年度	2018	期	(週1ｺﾏ)秋期	開講時限	金1
開講学部・学科等	法
科目コード	661057000		科目ナンバー	LWL01101
授業名	憲法Ｂ
英文授業名	Constitutional Law B
担当教員	齋藤　康輝

授業形態	講義
	e-learning利用		その他：
担当形態	単独
関連する授業
	当科目履修前に履修して おくことが望ましい科目
	後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード	憲法規範、憲法現実、最高法規

授業の概要・ねらい	憲法は、国家の在り方を規定した基本法である。したがって、われわれが国民生活をする上で、憲法を知ることはとても重要だと思われる。本講義では、憲法を理解するための前提として憲法の基礎観念、基本原理をみていくが、春期および秋期を通じて憲法解釈論が中心となる。 　なお、授業の範囲内における専門用語については、法令用語辞典を引き、その意味を理解することが大事である。
到達目標	１）憲法の基礎知識を習得する。 ２）憲法判例をみることで、生きた憲法を理解する。 ３）憲法の規範論理的構造を学び、現代の複雑な憲法現象を統一的かつ原理的にとらえることができるようになる。
教科書と準備するもの	教科書：齋藤康輝・高畑英一郎編『Next教科書シリーズ憲法（第２版）』（弘文堂） ＊教科書は、毎回必ず持参すること。 準備するもの：六法（『ポケット六法』有斐閣など）
参考書	参考書：芦部信喜『憲法（第６版）』（岩波書店）
評価の基準	試験において、憲法の解釈が論理的になされているか、また、判例の立場を理解して解答しているかどうかを基準として評価する。
具体的評価方法	秋期試験（100％）で評価する。

授業評価アンケート フィードバック・ 受講生へメッセージ	アンケートでの意見を踏まえ、教科書を最大限活用するよう心がける。
単位互換
特記

第1回	内容	統治機構総論（権力分立） 国会（１）国会の地位と組織、国会の構成	第17回	内容
	授業時間外における学修（予習・復習等）	（予習）教科書を熟読すること。教科書１７７～１９６頁。 （復習）権力分立の意義について整理しておくこと。「国権の最高機関」、「唯一の立法機関」の意味を整理しておくこと。		授業時間外における学修（予習・復習等）
	授業実施特記			授業実施特記
第2回	内容	国会（２）国会議員の地位と特権、国会の運営と活動、国会および議院の権能
	授業時間外における学修（予習・復習等）	（予習）教科書を熟読すること。教科書１７７～１９６頁。 （復習）法律の概念、法律の制定手続について整理しておくこと。また、議院の自律権の意味、国政調査権について整理しておくこと。さらに、国会議員の特典（不逮捕特権、免責特権、歳費受領権）について整理しておくこと。
	授業実施特記
第3回	内容	内閣（１）内閣の地位・性格、内閣の組織
	授業時間外における学修（予習・復習等）	（予習）教科書を熟読すること。教科書１９７～２０６頁。 （復習）議院内閣制、内閣の組織、内閣構成員の資格について整理しておくこと。
	授業実施特記
第4回	内容	内閣（２）内閣の権限・責任
	授業時間外における学修（予習・復習等）	（予習）教科書を熟読すること。教科書１９７～２０６頁。 （復習）行政権の概念について整理しておくこと。
	授業実施特記
第5回	内容	裁判所（司法権概念、司法権の独立、裁判所の構成と権限）
	授業時間外における学修（予習・復習等）	（予習）教科書を熟読すること。教科書２０７～２２０頁。 （復習）司法権の概念、裁判所の種類、特別裁判所の禁止について整理しておくこと。
	授業実施特記
第6回	内容	違憲審査制
	授業時間外における学修（予習・復習等）	（予習）教科書を熟読すること。教科書２２１～２２８頁。 （復習）違憲審査権の意義・性格・主体、違憲審査の対象、違憲判決の効力について判例を含めて整理しておくこと。
	授業実施特記
第7回	内容	国民審査と裁判員制度
	授業時間外における学修（予習・復習等）	（予習）教科書を熟読すること。教科書２１２～２１３頁、２１７頁。 （復習）裁判員制度の意義について整理しておくこと。
	授業実施特記
第8回	内容	財政
	授業時間外における学修（予習・復習等）	（予習）教科書を熟読すること。教科書２０３頁。 （復習）財政民主主義、租税法律主義、予算の法的性格、予算の成立について整理しておくこと。
	授業実施特記
第9回	内容	地方自治
	授業時間外における学修（予習・復習等）	（予習）教科書を熟読すること。教科書２２９～２４２頁。 （復習）地方自治の基本原理、地方公共団体の意義・機関・権能について整理しておくこと。
	授業実施特記
第10回	内容	憲法の最高法規性
	授業時間外における学修（予習・復習等）	（予習）教科書を熟読すること。教科書２４３～２４６頁。 （復習）憲法の最高法規性の根拠について整理しておくこと。
	授業実施特記
第11回	内容	世界の憲法（１）米国、英国など
	授業時間外における学修（予習・復習等）	（予習）教科書を熟読すること。教科書２４７～２５４頁。 （復習）世界各国の憲法の基礎知識を整理しておくこと。
	授業実施特記
第12回	内容	世界の憲法（２）ドイツ、フランスなど
	授業時間外における学修（予習・復習等）	（予習）教科書を熟読すること。教科書２４７～２５４頁。 （復習）世界各国の憲法の基礎知識を整理しておくこと。
	授業実施特記
第13回	内容	統治制度改革、政党国家論
	授業時間外における学修（予習・復習等）	（予習）教科書を熟読すること。教科書１７２～１７５頁。 （復習）統治機構改革について整理しておくこと。
	授業実施特記
第14回	内容	日本国憲法の将来
	授業時間外における学修（予習・復習等）	（予習）教科書を熟読すること。教科書２５５～２６１頁。 （復習）日本国憲法の将来について考えてみよう。
	授業実施特記
第15回	内容	総括的授業
	授業時間外における学修（予習・復習等）	（予習）教科書を熟読すること。教科書１７８～２６１頁。 （復習）秋期の学習成果を確認すること。
	授業実施特記