最終更新日:2018/01/11
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)春期 開講時限 金1
開講学部・学科等
科目コード 661056900 科目ナンバー LWL01100
授業名 憲法A
英文授業名 Constitutional Law A
担当教員 齋藤 康輝

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード 憲法規範、憲法現実、最高法規

授業の概要・ねらい  憲法は、国家の在り方を規定した基本法である。したがって、われわれが国民生活をする上で、憲法を知ることはとても重要だと思われる。本講義では、憲法を理解するための前提として憲法の基礎観念、基本原理をみていくが、憲法解釈論が中心となる。
 なお、授業の範囲内における専門用語については、法令用語辞典を引き、その意味を理解することが大事である。
 
到達目標 1)憲法の基礎知識を習得する。
2)憲法判例をみることで、生きた憲法を理解する。
3)憲法の規範論理的構造を学び、現代の複雑な憲法現象を統一的かつ原理的にとらえることができるようになる。
教科書と準備するもの 教科書:齋藤康輝・高畑英一郎編『Next教科書シリーズ憲法(第2版)』(弘文堂)
*教科書は、毎回必ず持参すること。
準備するもの:六法(『ポケット六法』有斐閣など)
参考書 参考書:芦部信喜『憲法(第6版)』(岩波書店)
評価の基準 試験において、憲法の解釈が論理的になされているか、また、判例の立場を理解して解答しているかどうかを基準として評価する。
具体的評価方法 春期試験(100%)で評価する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケートでの意見を踏まえ、教科書を最大限活用するよう心がける。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス、憲法の意義と立憲主義
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。教科書2~8頁。
(復習)立憲主義の意味を確認しておくこと。
授業実施特記
第2回 内容
日本憲法史
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。教科書9~16頁。
(復習)日本国憲法制定の法理について整理しておくこと。
授業実施特記
第3回 内容
天皇制
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。教科書17~24頁。
(復習)象徴天皇制のもとで天皇は国政に関する権能を持たず、国事に関する行為のみを行うこと、国民主権と天皇制について知識を整理しておくこと。
授業実施特記
第4回 内容
平和主義
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。教科書25~38頁。
(復習)日本国憲法第9条の条文解釈を整理しておくこと。
授業実施特記
第5回 内容
基本的人権の原理、基本的人権の保障と限界
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。教科書39~54頁。
(復習)人権の歴史を概観すること。また、人権の保障と人権を制約する場合の基準について整理しておくこと。
授業実施特記
第6回 内容
包括的人権
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。教科書55~68頁。
(復習)新しい人権(プライバシー権など)について整理しておくこと。
授業実施特記
第7回 内容
平等
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。教科書69~77頁。
(復習)法の下の平等の意味、不合理な差別の禁止について整理しておくこと。また、憲法第14条に関する判例を整理しておくこと。
授業実施特記
第8回 内容
精神的自由
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。教科書79~109頁。
(復習)思想および良心の自由の意義とその判例を整理しておくこと。また、信教の自由の意義、政教分離の原則について判例を含めて整理しておくこと。
 精神的自由の保障と制約に関する学説を整理しておくこと。
授業実施特記
第9回 内容
人身の自由
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。教科書111~124頁。
(復習)適正手続、被疑者・被告人の権利、拷問・残虐な刑罰の禁止について整理しておくこと。
授業実施特記
第10回 内容
経済的自由
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。教科書125~140頁。
(復習)居住・移転の自由、職業選択の自由、財産権の保障と制限について整理しておくこと。
授業実施特記
第11回 内容
社会権
                        
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。教科書141~154頁。
(復習)生存権の法的性格に関する学説と判例を整理しておくこと。また、公務員の労働基本権とこれに関連する判例を整理しておくこと。
授業実施特記
第12回 内容
国務請求権・参政権
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。教科書155~162頁。
(復習)参政権に関する学説について整理しておくこと。
授業実施特記
第13回 内容
人権と統治の融合

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。教科書163~175頁。
(復習)人権論の新展開、権力分立原理について整理しておくこと。
授業実施特記
第14回 内容
憲法教育
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。教科書176頁。
(復習)憲法教育の重要性について整理しておくこと。

授業実施特記
第15回 内容
総括的授業



授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。教科書1~176頁。
(復習)春期の学習成果を確認すること。


授業実施特記