最終更新日:2018/01/11
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2018 (週2コマ)秋期 開講時限 木1,木2
開講学部・学科等 理工
科目コード 642041000 科目ナンバー SEE02862
授業名 電気製図B
英文授業名 Drafting for Electrical Engineering B
担当教員 中本 哲哉

授業形態 講義、演習
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード 電気製図、図面、電気接続図、配線図、シーケンス制御、電子回路図

授業の概要・ねらい  本科目は選択講座ではあるが、将来電気主任技術者の資格を無試験で取得する為には必須の科目である。
 機器を取扱う技術者は、図面が読めること、即ち図面が理解できることが求められる。特に、研究開発や設計などの分野の技術者は、部品や装置を手配するため、図面が読めるだけでなく、図面がかけること、言い換えれば製図ができることが望まれる。本「電気製図A/B」の講座では、製図未経験者を対象に、授業で毎時間、実際に製図用具を使って鉛筆で製図を行い、指導することで、製図の知識を身に着け、図面が理解できるとともに、基礎的な図面がかけるようになることを目指す。
 電気・電子機器を製作・製造するには、一般的に機器の構成や構造を示す機械的な図面と、電気・電子回路の接続などを示す電気的な図面、すなわち機械製図と電気製図の2種類の図面が必要である。「電気製図B」では電気接続図などの電気製図の基礎、技法を学習し、演習図と課題図を作成することにより、その基本を身に付ける。
 これにより、基本的な電気製図の図面が理解できるとともに、簡単な電気製図の図面が描けることを目標とする。
到達目標 電気製図の基礎、技法を学習し、電気製図の基本を身に付ける。
教科書と準備するもの 宮本利春著「電気・電子設計製図法」(東海大学出版会)3,200円(税別)
 授業では、毎時間、実際に製図用具を使って鉛筆で製図を行うので、製図用具が必要になる。必要となる製図用具は最初の授業で紹介する。所持している製図用具は流用可。
 製図で使用するドラフターは授業時に貸し出しを行う。
参考書 日本工業規格 JIS C 0301 (JIS C 0617) 電気用図記号、電気通信用図記号
       JIS C 0303 屋内配線用図記号
       JIS C 0401 シーケンス制御用展開接続図
評価の基準 演習図面、課題図面が、正確に、わかりやすく描かれていること。また、授業態度や製図に取組む姿勢を加味する。
具体的評価方法  提出された演習図面、課題図面を主に評価する。試験は行わない。
 演習図面、課題図面は全て提出することとする。授業を欠席した場合の製作図面は、宿題として提出した場合は、評価に加える。なお、授業時の態度や製図に取組む姿勢も評価に加味する。
 評価基準に対して、演習図面と課題図面の評価(85%)、授業や製図に取組む姿勢(15%)。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケート結果を踏まえ、製図の助言・指導は理解するまで行うので、わからないところは必ず質問を行うこと。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
講義内容、実技内容等について説明
製図と図面について、設計・製図の重要性を説明する。

授業時間外における学修(予習・復習等) 予習・復習は不要
授業実施特記
第2回 内容
電気・電子接続図の役割と表現法、電気接続図、電気用図記号、文字記号の書き方の講義
演習図「電気設備用図面」の作成と提出
課題図「電気設備用図面(単線接続図)」の作成
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、教科書の当該部を読んでおくこと。
復習として、教科書の講義した部分を再読し、理解しておくこと。
授業実施特記
第3回 内容
課題図「電気設備用図面(単線接続図)」の作成続きと提出
課題図「電気設備用図面(複線接続図)」の作成
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習としては特に必要としない。
復習は特に必要ないが、製図の進捗が遅れている場合は、自主的に製図を進めておくことが望ましい。
授業実施特記
第4回 内容
課題図「電気設備用図面(複線接続図)」の作成続きと提出
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習・復習は特に必要としない。
授業実施特記
第5回 内容
屋内照明、配線図の描き方、電気回路図の描き方の講義
演習図「単線配線図と複製配線図(1)」の作成と提出
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、教科書の当該部を読んでおくこと。
復習として、教科書の講義した部分を再読し、理解しておくこと。
授業実施特記
第6回 内容
演習図「単線配線図と複線配線図(2)」の作成と提出
課題図「住宅用屋内配線図」の作成
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習・復習は特に必要としない。
授業実施特記
第7回 内容
課題図「住宅用屋内配線図」の作成の続き
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習・復習は特に必要としない。
ただし、課題図の進捗が遅い場合には、時間外に製図を進めておくことが望ましい。
授業実施特記
第8回 内容
課題図「住宅用屋内配線図」の作成の続きと提出
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習・復習は特に必要としない。
授業実施特記
第9回 内容
シーケンス制御用展開接続図の描き方、シーケンスの動作説明についての講義
演習図「モーターの起動および停止法」の作成と提出
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、教科書の当該部を読んでおくこと。
復習として、教科書の講義した部分を再読し、理解しておくこと。
授業実施特記
第10回 内容
シーケンス制御用展開接続図の描き方、シーケンス図の読み方についての講義
演習図「三相誘導電動機の起動と停止法」の作成
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、教科書の当該部を読んでおくこと。
復習として、教科書の講義した部分を再読し、理解しておくこと。

授業実施特記
第11回 内容
課題図「三相誘導電動機の制御法(1)」の作成と提出
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習・復習は特に必要としない。
また、課題図の進捗が遅い場合には、時間外に製図を進めておくことが望ましい。
授業実施特記
第12回 内容
課題図「三相誘導電動機の制御法(2)」の作成と提出
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習・復習は特に必要としない。
授業実施特記
第13回 内容
論理回路の製図法、電子回路用図記号と接続図の描き方についての講義
課題図「オーディオ用アンプの接続図」の作成
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、教科書の当該部を読んでおくこと。
復習として、教科書の講義した部分を再読し、理解しておくこと。
授業実施特記
第14回 内容
課題図「オーディオ用アンプの接続図」の作成の続き
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習・復習は特に必要としない。
また、課題図の進捗が遅い場合には、時間外に製図を進めておくことが望ましい。
授業実施特記
第15回 内容
製図のまとめ
課題図「オーディオ用アンプの接続図」の作成の続きと提出
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習・復習は特に必要としない。
授業実施特記