最終更新日:2018/01/06
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2018 (週2コマ)春期 開講時限 木1,木2
開講学部・学科等 理工
科目コード 642040900 科目ナンバー SEE02861
授業名 電気製図A
英文授業名 Drafting for Electrical Engineering A
担当教員 中本 哲哉

授業形態 講義、演習
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード 機械製図、電気製図、図面、三角法、製作図、部品図、組立図

授業の概要・ねらい  本科目は選択講座ではあるが、将来電気主任技術者の資格を無試験で取得するには必須の科目である。
 機器を取扱う技術者は、図面が読めること、即ち図面が理解できることが求められる。特に、研究開発や設計などの分野の技術者は、部品や装置を手配するため、図面が読めるだけでなく、図面がかけること、言い換えれば製図ができることが望まれる。本「電気製図A/B」の講座では、製図未経験者を対象に、授業で毎時間、実際に製図用具を使って鉛筆で製図を行い、指導することで、製図の知識を身に着け、図面が理解できるとともに、基礎的な図面がかけるようになることを目指す。
 電気・電子機器を製作・製造するには、一般的に機器の構成や構造を示す機械的な図面と、電気・電子回路の接続などを示す電気的な図面、すなわち機械製図と電気製図の2種類の図面が必要である。「電気製図A」では機械製図の基礎・技法を学習し、演習図と課題図を作成することにより、その基本を身に付ける。
 これにより、基本的な機械製図の図面が理解できるとともに、簡単な機械製図の図面が描けることを目標とする。
到達目標 機械製図の基礎・技法を学習し、機械製図の基本を身に付ける。
教科書と準備するもの 宮本 俊春著 「電気・電子設計製図法」(東海大学出版会) 3,200円(税別)
 授業では、毎時間、実際に製図用具を使って鉛筆で製図を行うので、製図用具が必要になる。必要となる製図用具は最初の授業で紹介する。所持している製図用具は流用可。もし、製図用具を全く持っていない場合には、一式揃えると約5,000円程度必要となる。
 製図で使用するドラフターは授業時に貸し出しを行う。
参考書 日本工業規格 JIS Z 8300シリーズ
       JIS B 0001-2000など
評価の基準  演習図面、課題図面が、正確に、わかりやすく描かれていること。また、授業態度や製図に取組む姿勢を加味する。
具体的評価方法  提出された演習図面、課題図面を主に評価する。試験は行わない。
 演習図面、課題図面は全て提出することとする。授業を欠席した場合の製作図面については、宿題として提出した場合は、評価に加える。なお、授業時の態度や製図に取組む姿勢も評価に加味する。
 評価基準に対して、演習図面と課題図面の評価(85%)、授業や製図に取り組む姿勢(15%)を評価する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケート結果を踏まえ、製図の助言・指導は理解するまで行うので、わからないところは必ず質問を行うこと。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
講義内容、実技内容等について説明
製図とは何か、設計の失敗例、観察力、創造性についてなど、設計・製図の重要性を説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習・復習は不要
授業実施特記
第2回 内容
製図用具の使用法、図面構成、用紙、線と字の書き方などの講義
演習図「線と字の練習」の作成と提出
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、教科書の講義の当該部を読んでおくこと。
復習として、教科書の講義した部分を再読し、理解しておくこと。
授業実施特記
第3回 内容
投影図示法、図面への応用、図形の選定法の講義
演習図「第三角法による投影図」の作成と提出
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、教科書の講義の当該部を読んでおくこと。
復習として、教科書の講義した部分を再読し、理解しておくこと。
授業実施特記
第4回 内容
図面の描き方(1):配置法と寸法線の描き方についての講義
寸法線の記入に関する演習図の作成と提出
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、教科書の講義の当該部を読んでおくこと。
復習として、教科書の講義した部分を再読し、理解しておくこと。
授業実施特記
第5回 内容
図面の描き方(2):断面の描き方についての講義
断面図に関する演習図の作成と提出
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、教科書の講義の当該部を読んでおくこと。
復習として、教科書の講義した部分を再読し、理解しておくこと。

授業実施特記
第6回 内容
図面の描き方(3): 慣用図示法と省略図示法、寸法記入上の注意事項についての講義
断面図を用いる課題図の作成
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、教科書の講義の当該部を読んでおくこと。
復習として、教科書の講義した部分を再読し、理解しておくこと。
また、授業中に課題図が完成しなかった場合には、時間外に製図をして完成させることが望ましい。
授業実施特記
第7回 内容
図面の描き方(4):仕上げ記号の表示法、表面粗さについての講義
課題図「軸受クランプ台の製図」の作成
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、教科書の講義の当該部を読んでおくこと。
復習として、教科書の講義した部分を再読し、理解しておくこと。
授業実施特記
第8回 内容
図面の描き方(5):寸法公差の表示法についての講義
同上課題図「軸受クランプ台の製図」の作成と提出
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、教科書の講義の当該部を読んでおくこと。
復習として、教科書の講義した部分を再読し、理解しておくこと。
また、授業中に課題図が完成しなかった場合に、時間外に製図をして提出した図面についても同じように評価を行う。
授業実施特記
第9回 内容
図面の描き方(6):材料記号、ねじの構造、ボルト、ナットの構造と製図法についての講義
課題図「ボルト、ナットの製図」の作成:設計資料をもとに製図を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、教科書の講義の当該部を読んでおくこと。
復習として、教科書の講義した部分を再読し、理解しておくこと。
授業実施特記
第10回 内容
ばねの製図法の講義
同上課題図「ボルト、ナットの製図」の作成
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、教科書の講義の当該部を読んでおくこと。
復習として、教科書の講義した部分を再読し、理解しておくこと。
授業実施特記
第11回 内容
外形加工法、表面処理の方法の講義
同上課題図「ボルト、ナットの製図」の作成続きと提出
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、教科書の講義の当該部を読んでおくこと。
復習として、教科書の講義した部分を再読し、理解しておくこと。
また、授業中に課題図が完成しなかった場合に、時間外に製図をして提出した図面についても同じように評価を行う。
授業実施特記
第12回 内容
図面構成の方法、親図と子図面についての講義
課題図「スライドトランスの組立図と子図面」の作成:図面を読み、理解して製図を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、教科書の講義の当該部を読んでおくこと。
復習として、課題図の組立図と子図面の関係を理解し、形状を把握すること。
授業実施特記
第13回 内容
テクニカルイラストレーションの製図法の講義
課題図「スライドトランスの組立図と子図面」の作成の続き
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習は特に必要なし。
復習として、課題図の組立図と子図面の関係を理解し、形状を把握すること。
授業実施特記
第14回 内容
課題図「スライドトランスの組立図と子図面」の作成の続き
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習、復習は特に必要としない。
ただし、製図の進捗が遅れている場合は、自主的に製図を進めることが望ましい。
授業実施特記
第15回 内容
製図のまとめ
課題図「スライドトランスの組立図と子図面」の作成の続きと提出
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習、復習は特に必要としない。
授業実施特記