最終更新日:2018/03/23
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)秋期 開講時限 月4
開講学部・学科等 政経
科目コード 632041000 科目ナンバー PEE02318
授業名 経済開発論(諸問題)
英文授業名 Theory of Economic Development (Various Subjects)
担当教員 助川 成也

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業 国際経済論(諸理論)、国際経済論(諸問題)
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード ASEAN、開発独裁、自由貿易協定、輸出指向型工業化戦略、輸入代替型工業化戦略、経済共同体

授業の概要・ねらい 開発途上国の経済開発について、東南アジアを取り上げ、学習する。
特に、東南アジアは近年目覚しい経済発展を遂げ、かつASEANに象徴される地域的統合を進めている。東南アジア地域の歴史的背景と地理的特質、第二次世界大戦後の歩み、ASEANの結成と進展、ASEAN経済共同体(AEC)の結成―を取り上げ、かつ考えていく。
到達目標 受講する学生が、主に以下について理解することを目標とします。
①東南アジアの国々は日本と政治・経済・文化関係で密接に結び付き、親日国の代表例である。日本との間で相互依存関係、信頼関係を築いている。
②東南アジア各国は、投資誘致を通じて工業化を果たし、世界の「成長センター」とも言われ、その存在感は高まっている。
③ASEANという地域協力機構を作り、多様性の中で且つ経済格差が大きい中で経済統合に取り組んでいる。
教科書と準備するもの 各回毎にレジュメを配布します。
参考書 石川幸一・朽木昭文・清水一史編著『現代ASEAN経済論』、文眞堂、2015年
深沢淳一・助川成也『ASEAN大市場統合と日本』、文眞堂、2014年
黒柳米司・金子芳樹・吉野文雄 編著『ASEANを知るための50章』、明石書店、2015年、
加納啓良『東大講義 東南アジア近現代史』めこん、2012年

評価の基準 受講する学生が、主に以下のついて習得していること。
①東南アジアの国々は日本と政治・経済・文化関係で密接に結び付き、親日国の代表例である。日本との間で相互依存関係、信頼関係を築いている。
②東南アジア各国は、投資誘致を通じて工業化を果たし、世界の「成長センター」とも言われ、その存在感は高まっている。
③ASEANという地域協力機構を作り、多様性の中で且つ経済格差が大きい中で経済統合に取り組んでいる。
具体的評価方法 定期試験時のテスト(60%)、授業態度や授業に取り組む姿勢(40%)
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
受講する学生が理解しやすいように、基礎的な概念、用語、仕組みを丁寧に説明します。また、国際化の進展と課題、現代の国際経済が直面する様々な問題について取り上げ、学生の皆さんに分かり易く解説します。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス・東南アジアを学ぶということ
授業の進め方、授業全体の概要を説明するとともに、どうして国際経済を学ぶ必要があるのかを説明します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:当科目のシラバスを読んでおくこと。
復習:授業全体についての疑問があれば、整理しておく。
授業実施特記
第2回 内容
東南アジアの歴史(1)
東南アジアの国家形成と国民統合について学びます。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第3回 内容
東南アジアの歴史(2)
東南アジアの植民地支配と同支配からの脱却について学びます。

授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第4回 内容
東南アジアの歴史(3)
東南アジアで多くの国々が採った「開発独裁」について学びます。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第5回 内容
東南アジアの工業化政策(1)
輸入代替工業化政策から輸出指向型工業化政策への変遷を学びます。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第6回 内容
東南アジアの工業化政策(2)
アジア通貨危機発生とその工業化への影響を学びます。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第7回 内容
ASAENの創設と経済協力とその実施
集団としてのASEAN構築の背景と経済協力への取り組みを学びます。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第8回 内容
ASEANの貿易と投資
自由貿易の恩恵を受けてきたASEANの貿易と投資構造を学習します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第9回 内容
ASEANで進む域内FTA
ASEAN自由貿易地域(AFTA)の創設と実行について学びます。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第10回 内容
ASEANの域外とのFTA
2000年以降、ASEANが取り組んできた自由貿易協定(FTA)網の過程、効果を学習します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第11回 内容
ASEAN経済共同体の創設と課題(1)
ASEANが経済共同体を目指した背景と統合の中身を学習します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第12回 内容
ASEAN経済共同体の創設と課題(2)
2015年にASEANは経済共同体創設を達成しましたが、次なる統合の深化を概観します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第13回 内容
ASEANの経済格差とメコン開発
域内経済格差の現状と低開発国の底上げに向けた取り組みを学習します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第14回 内容
ASEAN進出日系企業とASEAN企業
日本企業の海外での重要な生産拠点として位置付けられるASEANの姿を概観します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第15回 内容
これまで秋季授業全体を通して学んだ内容を振り返り、重要点を確認します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:これまで配布したプリントで不明な点がないように確認すること。
復習:試験での問題について、教科書で確認してください。
授業実施特記