最終更新日:2018/08/26
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)秋期 開講時限 月1
開講学部・学科等 体育
科目コード 623043100 科目ナンバー PSM03305
授業名 救急医学2
英文授業名 Emergency Medical Service 2
担当教員 杉本 勝彦

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
特になし
後続関連授業 特になし
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード CPA ショック 

授業の概要・ねらい 救急医療と搬送及び病院前救護における「観察」と「処置」の意義を理解し、救急救命士の役割ー特に救急救命士がどのような「処置」を実施するのかについての実際を学ぶ。また学校保健安全法に基づく、学校内での救急処置の手順や一般的な救急業務に必要な基礎的な知識を習得する。
到達目標
#1:救急医療の意義を理解する。
#2:救急業消防組織法を理解する。
#3:医療法・医師法・救急救命法を説明できる。
#4:バイタルサインについて説明できる。
#5:救急処置「心臓マッサージ・人工呼吸・固定・止血など」と搬送について説明できる。
#6:特定行為「気管挿管・除細動・薬剤投与」が説明できる。
#7:救急業務「処置と搬送」に係る、救急疾患についての基本的な病態について説明できる。
教科書と準備するもの 救急救命士標準テキスト
薬剤投与・救急救命士標準テキスト追補版II
除細動・気管挿管救急救命士標準テキスト追補判
参考書 AHAガイドライン2015
評価の基準 全講義の2/3以上の受講が評価対象となる。総論的な救急医療と搬送の関係を述べることができ、各種病態が心肺停止に至る経過を述べることができる。
具体的評価方法 客観試験
1.筆記(記述)試験
2.選択式試験
3.課題によるreport
のいずれかの評価方法により、全体の6割以上の理解度をもって最低限の理解とする。

授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
講義内容の十分な理解を深めるため、時間をかけてより詳細な解説を行うようにする。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
01炎症総論
各疾患に共通した炎症反応の病態と臨床徴候の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) 炎症の徴候(所要時間0分)。
サイトカインについて確認しておく(所要時間0分)。
授業実施特記
第2回 内容
02炎症各論 中枢神経
中枢神経系の炎症反応について各論を述べる
授業時間外における学修(予習・復習等) 中枢神経系の解剖を確認しておく(所要時間30分)。
髄膜炎・脳炎の病態を復習しておく(所要時間30分)。
授業実施特記
第3回 内容
03炎症各論 咽頭・喉頭
上気道の感染と炎症反応の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) 咽頭と喉頭の解剖生理を予習しておく(所要時間30分)。
喉頭炎の処置について復習しておく(所要時間30分)。
授業実施特記
第4回 内容
04炎症各論
縦郭と胸郭の炎症反応
授業時間外における学修(予習・復習等) 縦郭・胸郭の解剖を確認しておく(所要時間30分)。
縦郭炎・胸膜炎の病態生理を復習(所要時間30分)。
授業実施特記
第5回 内容
05炎症各論
腹膜の炎症反応
授業時間外における学修(予習・復習等) 腹腔内臓器の解剖を確認しておく(所要時間30分)。
腹膜炎の臨床徴候を復習(所要時間30分)。
授業実施特記
第6回 内容
06炎症各論 
抗炎症剤
授業時間外における学修(予習・復習等) 炎症反応の機序を予習しておく(所要時間30分)
NSAIdsとステロイドについて復習確認しておく(所要時間30分)。
授業実施特記
第7回 内容
07脳血管疾患救急
急性意識障害の原因となる、脳血管疾患の病態と臨床徴候の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) 中枢神経系の解剖と生理を予習しておく(所要時間60分)。
意識障害の鑑別方法を復習確認しておく(所要時間60分)。
授業実施特記
第8回 内容
08SHOCK
あらゆる病態に共通するショックの原因と病態の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) ショックの概念と定義を予習しておく(所要時間60分)。
ショックの原因別徴候を復習確認しておく(所要時間60分)。
授業実施特記
第9回 内容
09アナフィラキシーショック
ショックの中で特異的な症状を示す、アナフィラキシーショックの病態と臨床徴候の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) アナフィラキシーとアレルギーの概念を予習しておく(所要時間60分)。
アナフラキシーショックの病因と徴候を復習確認しておく(所要時間60分)。
授業実施特記
第10回 内容
10敗血症性ショック
最近概念と定義が改訂された敗血症の概念と病態の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) 敗血症の概念と定義を予習しておく(所要時間60分)。
敗血症と敗血症性ショックの定義とその病態を復習確認しておく(所要時間60分)。
授業実施特記
第11回 内容
11総論血糖
細胞代謝の基礎となる糖の概要と血糖に調節、それに関連する病態と臨床徴候の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) 糖代謝の生理について予習しておく(所要時間60分)。
糖代謝異常による病態について復習確認しておく(所要時間60分)。
授業実施特記
第12回 内容
12蘇生学喘息
閉塞性呼吸疾患の急性病変となる気管支喘息の概要の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) 呼吸器の解剖生理について予習しておく(所要時間60分)。
喘息の病因と病態について復習確認しておく(所要時間60分)。。
授業実施特記
第13回 内容
13酸塩基平衡
体液管理の基本となる酸塩基平衡の概要の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) acidosisとalkalosisの概念を予習しておく(所要時間30分)。
酸塩基平衡異常が起こる病因と徴候について復習確認しておく(所要時間60分)。
授業実施特記
第14回 内容
14QT延長
突然死の原因となる不整脈の中でも、問題となるQT延長の概念の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) 心機能の中で、刺激伝導系の機能を予習しておく(所要時間60分)。
QT延長症候群の病因分類と問題点を復習確認しておく(所要時間60分)。
授業実施特記
第15回 内容
15救急医学各論まとめ
過去の救急医学各論の総括する
授業時間外における学修(予習・復習等) 過去の救急医学各論講義の概略を予習しておく(所要時間60分)。
現状の救急医療の臨床的限界を復習確認しておく(所要時間60分)。
授業実施特記