最終更新日:2018/01/31
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2018 集中 開講時限 集中
開講学部・学科等 体育
科目コード 623030500 科目ナンバー PSM02410
授業名 体育方法学・実習(野外教育・遭難救助)
英文授業名 Method for Athletics (Outdoor Education,Rescue)
担当教員 髙橋 宏幸

授業形態 実験・実習・実技
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード 応急手当、雪上救護

授業の概要・ねらい 雪上における救助技術を身につけることをねらいとしている。
雪上における危険な環境を認識すること。雪上で起こりえる疾病や傾斜面でのけがについてを整理し、理解することを到達目標としている。
また雪上で救助を行う上では自身が現場をスムーズに行動できることは必須であり、自分の雪上における足回りの確立を目標とする。
到達目標 ①雪上の救助における基礎知識が習得できている。
②雪上で行う救助活動において、傷病者の状態や環境の状態の応じて資器材を選択し救助する技術を習得できている。
③雪上で傷病者に接触するための方法として、スキーを活用し移動することができる。
教科書と準備するもの 改訂第8版 救急救命士標準テキスト 1巻~5巻、追補版
改訂第9版 救急救命士標準テキスト 上・下巻
参考書 改訂第8版 救急救命士標準テキスト 1巻~5巻、追補版
改訂第9版 救急救命士標準テキスト 上・下巻
評価の基準 ①雪上の救助における基礎知識が習得できている。
②雪上で行う救助活動において、傷病者の状態や環境の状態の応じて資器材を選択し救助する技術を習得できている。
③雪上で傷病者に接触するための方法として、スキーを活用し移動することができる。
以上の3点に着目し、発表や活動を通して到達度を評価する。
具体的評価方法 評価基準それぞれについて、実技想定訓練(30%)、スキーの効果提示(30%)、雪上救助技術試験(30%)、授業での発言・発表(レポート・筆記含む)(10%)で評価する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
授業評価アンケート対象外のためフィードバックはないが、前年度の反省をいかし一人一人がより実習の訓練中意見を出し合えるよう、想定ごとの時間を長くとるなど工夫します。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス
授業の進め方、シラバスとの利用方法を説明する。
寒冷環境について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 当科目のシラバスを読んでおくこと。また、雪上と陸地の違いを整理しメモしておく(予習)(所要時間90分)。
授業で解決できなかった疑問点について整理しておく(復習)(所要時間90分)。
授業実施特記
第2回 内容
スキー滑走基礎技術訓練①
スキー滑走(カービングスキー)について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) カービングスキーとそれ以外のスキーの特性と特徴を差異を調べ、疑問点をメモしておく(予習)(所要時間90分)。
カービングスキーで滑走することによりどの部位を使い運動しているのか。また滑走中のスピードと視野の範囲、視界について整理し、疑問点をメモしておく(復習)(所要時間90分)。
授業実施特記
第3回 内容
スキー滑走基礎技術訓練②
スキー滑走(旋回、制動、静止等)について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) カービングスキー中の制動・静止の特性と特徴を調べ、疑問点をメモしておく(予習)(所要時間90分)。
カービングスキーで滑走中の制動・静止について体験したことを整理し、疑問点をメモしておく(復習)(所要時間90分)。
授業実施特記
第4回 内容
スキー滑走基礎技術訓練③
スキー滑走(ターン等)について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) カービングスキー中のターンの特性と特徴を調べ、疑問点をメモしておく(予習)(所要時間90分)。
カービングスキーで滑走中のターンについて体験したことを整理し、疑問点をメモしておく(復習)(所要時間90分)。
授業実施特記
第5回 内容
スキー滑走基礎技術訓練④
スキー滑走(長距離滑走)について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) カービングスキーで滑走することによる身体的ストレスの特性と特徴を調べ、疑問点をメモしておく(予習)(所要時間90分)。
カービングスキーで長距離滑走について体験したことを整理し、疑問点をメモしておく(復習)(所要時間90分)。
授業実施特記
第6回 内容
凍傷に対する理解と整理(環境疾患)
偶発性低体温・雪眼炎について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 偶発性低体温や雪眼炎について病態や症状・所見について事前に調べ、疑問点をメモしておく(予習)(所要時間90分)。
実際に寒冷地で肌を暴露した際や、雪からの反射光を体験し、それらの経験を整理し、改めて病態を考え、疑問点をメモしておく(復習)(所要時間90分)。
授業実施特記
第7回 内容
雪上における傾斜面での骨折処置の理解と実践
雪上における応急手当てを説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) RICE処置について事前に調べ、疑問点をメモしておく(予習)(所要時間90分)。
雪上でのRICE処置のむずかしさを体験し、傷病者の気持ちも含め整理し疑問点を整理しておく(復習)(所要時間90分)。
授業実施特記
第8回 内容
雪上における傾斜面での全脊柱固定の理解と実践
雪上における全身固定について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 平地で行うバックボード固定やKEDでの全身固定などについて事前に調べ、疑問点をメモしておく(予習)(所要時間90分)。
雪上での全身固定のむずかしさを体験し、傷病者の気持ちも含め整理し疑問点を整理しておく(復習)(所要時間90分)。
授業実施特記
第9回 内容
雪上におけるアキヤボートの理解と実践
アキヤボートについて説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) アキヤボートについて事前に調べ、疑問点をメモしておく(予習)(所要時間90分)。
雪上でのボート収容やボート移動のむずかしさを体験し、傷病者の気持ちも含め整理し疑問点を整理しておく(復習)(所要時間90分)。
授業実施特記
第10回 内容
スノーモービルの操作と実践
スノーモービル操作とその搬送方法について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) スノーモービルについて事前に調べ、疑問点をメモしておく(予習)(所要時間90分)。
スノーモービル操作やその搬送方法のむずかしさを体験し、傷病者の気持ちも含め整理し疑問点を整理しておく(復習)(所要時間90分)。
授業実施特記
第11回 内容
傾斜面での傷病者の救助実践
傾斜面での救助について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 傾斜面での処置について考えられる限り考察し、疑問点をメモしておく(予習)(所要時間90分)。
傾斜面での救助処置のむずかしさを体験し、傷病者の気持ちも含め整理し疑問点を整理しておく(復習)(所要時間90分)。
授業実施特記
第12回 内容
雪上救助に必要な知識や遭難救助のために重要なデバイスについて
陰圧式固定具について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 陰圧式固定具について考えられる限り考察し、疑問点をメモしておく(予習)(所要時間90分)。
雪上での陰圧式固定具処置のむずかしさを体験し、傷病者の気持ちも含め整理し疑問点を整理しておく(復習)(所要時間90分)。
授業実施特記
第13回 内容
スキーパトロールの活動に対する理解
スキーパトロール活動の実践について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) スキーパトロールについて事前に調べ、疑問点をメモしておく(予習)(所要時間90分)。
スキーパトロール活動のむずかしさや現場での申し送りのポイントなどを考え、疑問点を整理する(復習)(所要時間90分)。
授業実施特記
第14回 内容
防災ヘリコプターの活動に対する理解
防災ヘリ活動について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 防災ヘリ活動について事前に調べ、疑問点をメモしておく(予習)(所要時間90分)。
防災ヘリ救助活動のむずかしさや現場での申し送りのポイントなどを考え、疑問点を整理する(復習)(所要時間90分)。
授業実施特記
第15回 内容
雪上における救助の理解と体験
雪上救助について総合的に訓練する。
授業時間外における学修(予習・復習等) これまで培った知識を整理し、疑問点をメモしておく(予習)(所要時間90分)。
雪上における活動を振り返り、平地との違いを考察する(復習)(所要時間90分)。
授業実施特記