最終更新日:2018/02/24
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)春期 開講時限 木2
開講学部・学科等 体育
科目コード 621123700 科目ナンバー PSA02312
授業名 体育方法学・実習(ソフトボール)Ⅰ
英文授業名 Method for Athletics (Softball) Ⅰ
担当教員 及川 研

授業形態 実験・実習・実技
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード ソフトボールの技術習得、ゲームの進め方理解、指導のために必要な知識習得

授業の概要・ねらい ベースボール型球技の典型としてソフトボールをとりあげ、投げる・捕る・打つ・走るの方法や技術を理解し、ルールやゲームのしかたを知る。また、児童・生徒への指導をすることを視野にいれ、技術のポイントや指導方法・練習方法、連係プレーの要点、ゲームの行わせ方、安全上の留意事項、なども学ぶ。
到達目標 スムーズにソフトボールのプレーができるようになること。指導に必要な知識・技術の概要が身につくこと。
教科書と準備するもの 教科書はなし。
ソフトボールを行える服装、シューズ、帽子(日差しが強いとき)。
グローブがあれば持参してもよい。
参考書 特になし。
授業時に適宜資料を提示・配布する。
評価の基準 おおよそ、授業内での技術・知識の向上への取り組み(40%)、チームゲームへの積極的取り組み(20%)、ゲームで発揮される技術到達度・知識理解度(40%)で評価する。
具体的評価方法 後半に行うゲームの記録による到達度評価、授業内での簡単な実技テストなどを予定。

授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
授業評価の結果も踏まえながら授業改善を進める
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ひねりや曲げ・回転を用いる、野球型スポーツに特徴的な動作について。
それを意識した準備運動と、ボールを投げる・バットを振る際の回転運動の意味について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)運動ができる状態に体調を整えておく
(復習)授業での説明内容を整理する
授業実施特記
第2回 内容
ボールを投げること。
ボールを投げるに際して、前提となる2~3の基礎動作があることを確認する。
たとえば「リリース時に指先からボールがどのように離れるのか」「腕振り前に肩関節・肩甲骨の十分な回旋がなされるか」「主に腕のムチ運動が利用できているか」などである。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)野球型スポーツに必要な体の動きができるように馴らしを行っておく
(復習)授業での説明内容を整理する
授業実施特記
第3回 内容
送球と捕球。
投げる動作が「体重移動」「回転運動」「ムチ運動」の組み合わせで成り立つことを踏まえ、投げる練習を行う。
捕球については、「ボールの勢いを生かし受け止める」というイメージを持つこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)ボールリリースについて、習熟するまで必要に応じ、練習する
(復習)授業での説明内容を整理する

授業実施特記
第4回 内容
グラブの使い方。手での捕球技術とグラブを使う技術の双方ができてはじめて、打球に対する守備が可能なることを確認する。
投げられたボールの捕球方法の練習をする。「掴もうとする」「すくい取る」「手を伸ばしてとりにいく」のは望ましくなく、捕球点にグローブを置き「適度な脱力」「捕球面をボールに向ける」「ボールが飛び込んでくるのを受け止める」意識を持つとうまくいく。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)ボールを受け止めるという感覚を持って臨むこと
(復習)授業での説明内容を整理する
授業実施特記
第5回 内容
フライを捕る。遠くから飛んでくるボールの落下点を考えた捕球方法のコツをおさえて実地に練習する。
あわせて、簡易のゲームを並行して行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)「手を伸ばして捕る」「掴もうとする」のでなく「待ち受けて受け止める」感覚を持っておく
(復習)授業での説明内容を整理する
授業実施特記
第6回 内容
バウンドしてくるゴロの捕球。
グラブや体の使い方とともに、バウンドの見方やリズムの持ち方を知る。
守備を意識した、簡単なゲームを行う。
ベースボール型種目で起こりやすいケガについても触れ、予防方法を知る。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)「待ち構えて受け止める」捕球の際、グローブの捕球面をボールに向ける重要性を確認しておく
(復習)授業での説明内容を整理する
授業実施特記
第7回 内容
ボールを打つ。
バットを振る動作が主に「回転運動」「ハンドワーク」「ムチ運動」の組み合わせで成り立つことを踏まえ、スイング及び打球練習を行う。


授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)身体のねじれ回転を生かした動作をできるよう、心づもりをしておく
(復習)授業での説明内容を整理する
授業実施特記
第8回 内容
バッティングの段階を進め、投げられたボールを打つ。
ボールが飛んでくるタイミングをはかり、ボールとスイングのタイミングを合わせるための要点を知る。
進度に合わせたゲームを行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)バットを振る動作に習熟すること。必要に応じ指示するドリルを行ってくる。
(復習)授業での説明内容を整理する
授業実施特記
第9回 内容
守備における、ボールを持たない人の動きや守備連携とその狙いについて知る。
たとえば、打球予測、守備位置、打球へのスタート、カバーリング、ベースカバー、送球プレーなどについて扱う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)バットを振る動作に習熟すること。必要に応じ指示するドリルを行ってくる。
(復習)授業での説明内容を整理する
授業実施特記
第10回 内容
投手の投球(主にスローピッチ)について。
投手・打者の勝負と、ルールやかけひきについて。
ゲームの中での攻防を考える。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)第6回で扱ったケガ防止についての注意点を再確認し実行できるように準備する
(復習)授業での説明内容を整理する
授業実施特記
第11回 内容
走塁とそのルールについて知る。これを踏まえて、守備側のフォースアウト・タッチアウトの取り方、ダブルプレーについても扱う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)走者をアウトにする方法について、わからない点がないか各人確認する
(復習)授業での説明内容を整理する
授業実施特記
第12回 内容
ゲーム。
ゲームの中での攻守の作戦を考えることに意識を置く。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回配布した基本的ルールについて理解しておく
(復習)授業での活動内容を整理する
授業実施特記
第13回 内容
ゲーム。
ルールのアレンジによって、おもしろさを増すことができる点について実習する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)付加ルールのアイディアを用意してくる
(復習)授業での活動内容を整理する
授業実施特記
第14回 内容
ゲーム経験を踏まえて、課題や苦手点を克服する練習方法について考える。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)ゲーム中に感じた課題や苦手点を整理しておく
(復習)授業での活動内容を整理する
授業実施特記
第15回 内容
ゲーム。
自在にゲームを展開できることの確認。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)これまでの学習での理解不足・未習得がないか確認しておく
(復習)学習したことを振り返り、後に活かせるようにする
授業実施特記