授業の概要・ねらい |
21世紀の人類の目標として、また新たな文明モデルの基礎となる「共存」の理念を、その対局にある「紛争」の発生の経緯をふまえて検証し、平和維持のためにどういう介入が可能か考察する。平和憲法を頂く日本が平和と共生にどう貢献できるか、についても知見を広める。
達成目標:①「紛争」に直面するにあたって、それが発生する根源的な原因をまず考える瞬発的な基本姿勢を身につける。②「紛争」と自分の出生からなる立ち位置の関係から、その「解決」に自分を向かわせるように、過去の事例に関する基礎知識を身につける。
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到達目標 |
履修者の一人ひとりが、紛争という日常生活から遠く離れた政治現象を、日常の人間関係から等身大で投影し、分析できる想像力を養う。その分析を、個人課題で明確に主張し、ブループ課題で協議し集団のコンセンサスとして表現する能力を身につける。 |
教科書と準備するもの |
共通の文献を教科書として読むべきか、あるいはケーススタディ重視の資料を講義毎に決めてゆくかどうか、開講時に決定する。
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参考書 |
多数あるため、授業時に随時紹介する。 |
評価の基準 |
本講座は、3〜5人のグループでの完全参加型の授業形態を取るので、定員を20名とする。
授業を通して課せられる個人レポートを上記到達目標の2点に沿って評価する。加えて、グループ作業での積極性を評価する。 |
具体的評価方法 |
レポート評価70%、グループ作業での積極性30% |