第1回 |
内容
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社会科学概論とは何か:社会科学の方法と対象と必要性 講義計画と内容の説明
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習:社会科学の対象領域は何かについて考えておくこと 復習:「講義の計画と内容」を熟読すること |
授業実施特記 |
オリエンテーション |
第2回 |
内容
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社会科学の方法の基礎1:演繹法と帰納法・「価値判断論争」
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習:演繹法とは何か、帰納法とは何かについて考えておくこと 復習:演繹法の弱点と帰納法の特徴を熟考すること |
授業実施特記 |
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第3回 |
内容
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社会科学の方法の基礎2:構造分析と歴史理論分析を統合する総合アプローチ 社会科学の方法の基礎3:自然科学と社会科学の方法の重層性(ネットワーク)
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習:「歴史と構造」とネットワーク化について考えておくこと。もし可能ならば、人体における「脳と臓器(のメッセージ物質)の情報ネットワーク」(支配従属関係を超えるフラット化社会の根幹を支える原理)について考えておくこと 復習:「自然科学と社会科学の方法の重層性」(「相関ネットワーク」)に関するレジュメを再読、熟考 |
授業実施特記 |
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第4回 |
内容
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社会科学の方法論1:経験論(1) 市民社会論の源流:西欧の近代市民社会思想(ホッブス、ロック等)
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習:あらかじめ配布される「経験」に関するレジュメの読解 復習:「経験」について改めて意識して考えること |
授業実施特記 |
「経験」について各人の見解を求める |
第5回 |
内容
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社会科学の方法論1:経験論(2) 市民社会論の源流:続・西欧の近代市民社会思想(ルソー、スミス等)
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習:あらかじめ配布される「社会契約」に関するレジュメの読解 復習:ルソーの作品とその個人史および歴史的環境との関係について考察すること |
授業実施特記 |
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第6回 |
内容
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社会科学の方法論1:特論 市民社会論の継承と転回:ヘーゲルとマルクス
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習:あらかじめ配布されるマルクスとヘーゲルの功罪に関するレジュメの読解 復習:マルクスの歴史理論を分析すること |
授業実施特記 |
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第7回 |
内容
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社会科学の方法論2:可知論・対・不可知論(不確定性原理/不確実性)
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習:あらかじめ配布される不確定性原理に関するレジュメの読解 復習:レジュメの再読、熟考 |
授業実施特記 |
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第8回 |
内容
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社会科学の方法論3:記号論 社会科学の方法論4:現象学
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習:あらかじめ配布される精神医療に関するレジュメの読解 復習:精神医学における現象学的手法に関するレジュメの再読と検討 |
授業実施特記 |
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第9回 |
内容
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社会科学の方法論5:複雑系・初期化・ネットワーク化
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習:あらかじめ配布される「単純系・複雑系」に関するレジュメの読解、熟考 復習:「自然人」をめぐるルソーの見解と配布資料の主人公の見解の相同性について沈思黙考 |
授業実施特記 |
主題に関する各人の意見を発表 |
第10回 |
内容
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現代市民社会論1 市民社会とは何か:市民・市民社会・市民社会論 [資料](M.M.ハワードによる)J.L.コーエンモデル(市民社会の概念図)の超克
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習:「市民社会とは何か」について自らの見解を確認しておくこと 復習:コーエンモデルの欠陥は何かについて考えること
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授業実施特記 |
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第11回 |
内容
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現代市民社会論2 現代市民社会の分析方法①:歴史理論的アプローチ(西欧と日本の市民社会)
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習:江戸幕藩体制の内部における「市民社会」の萌芽、あるいはイギリスと日本の地政学的位置について思いを巡らせておくこと 復習:江戸幕藩体制の内部における「市民社会」の萌芽に関する担当者のレジュメを再読、熟考すること
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授業実施特記 |
日本の地政学的位置について各人の見解を確認し、日本社会の独自性を意識すること |
第12回 |
内容
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現代市民社会論2 現代市民社会の分析方法②:公共空間的アプローチ |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習:あらかじめ配布される市民社会の空間的処理に関するレジュメの読解、熟考 復習:公共空間的アプローチの限界を考える |
授業実施特記 |
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第13回 |
内容
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現代市民社会論2 現代市民社会の分析方法③:統合アプローチ(歴史における「三審級の重層的同時決定/情報のネットワーク化」)
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習:あらかじめ配布される情報のネットワークに関するレジュメの読解、熟考 復習:社会科学の現象に対する分析方法としてのネットワーク化について考えること |
授業実施特記 |
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第14回 |
内容
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現代市民社会論3 ①フランス社会学・ドイツ社会哲学・ハーバーマス・コーエンモデル ②日本の戦前・戦中・戦後の市民社会論 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習:あらかじめ配布される現代日本の市民社会論に関するレジュメの読解、熟考 復習:日本における戦後市民社会論の限界とその超克を探ること |
授業実施特記 |
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第15回 |
内容
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現代市民社会論4 IoT、ビッグデータ、AI時代における市民と市民社会の役割:グローバル資本主義の調整機能としての市民社会
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習:グローバル市民社会に関する自分の見解を整理しておくこと 復習:討論会を振り返り、沈思黙考 |
授業実施特記 |
テーマに関する討論会 課題:小論文の提出 |