最終更新日:2018/01/30
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)秋期 開講時限 金1
開講学部・学科等 法・政経・理工・文・経営
科目コード 120100600 科目ナンバー LAS01202
授業名 経済学B
英文授業名 Economics B
担当教員 案浦 崇

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
経済学A
後続関連授業 なし
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード IMF=GATT(WTO)、サミット、G20、EU、貿易取引、外国為替、金融危機

授業の概要・ねらい 経済学的な方法論により、日本経済及び国際経済の現状認識を修得する。国際経済学の基礎的な概念や理論を理解することを目指す。
到達目標 1.マクロ的視点から国際経済の現状を理解し、説明できる。
2.国際経済学の基礎的な概念や理論を理解し、説明できる。
教科書と準備するもの 教科書は使用しない。プリントを配付する。
参考書 千種義人著『経済学入門』同文館、伊藤元重著『ゼミナール国際経済入門』日本経済新聞社
評価の基準 1.マクロ的視点から国際経済の現状を理解し、基礎的知識を修得できている。
2.国際経済学の基礎的な概念や理論を説明することができる。
具体的評価方法 評価基準それぞれについて、受講態度、授業への参加状況(30%)、レポート(70%、定期試験に代える)で評価する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケートでの意見を踏まえ、板書を丁寧に書く。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス
〔1〕国際秩序の再編成
(1)国際社会の成立
国際社会が16世紀にヨーロッパに成立し、幾多の戦争を経て国際法が誕生し、国際連合の成立に至る過程を説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)授業内容に関連した文献を読み、概要をまとめること。
(復習)授業内容をまとめること。
授業実施特記
第2回 内容
(2)IMF=GATT体制の生成、発展
ブレトン・ウッズ協定により、アメリカのドルを基軸通貨とするIMF=GATT体制が確立したことを歴史的に説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)授業内容に関連した文献を読み、概要をまとめること。
(復習)授業内容をまとめること。
授業実施特記
第3回 内容
(3)国連貿易開発会議(UNCTAD)の経過
発展途上国は、国連の場で国連貿易開発会議を開催(1964年)することになり、今日まで14回開催されている経緯を説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)授業内容に関連した文献を読み、概要をまとめること。
(復習)授業内容をまとめること。
授業実施特記
第4回 内容
(4)サミット、G20(及びG7)、WTOの意義
G20が新しい世界経済システムの設計図を書き、サミットがそれに政治的生命を吹き込み、しかる後、他の機関(IMF、GATTなど)が実行に移すという役割分担ができていることを説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)授業内容に関連した文献を読み、概要をまとめること。
(復習)授業内容をまとめること。
授業実施特記
第5回 内容
〔2〕経済統合と地域統合
(1)EU
アメリカのマーシャル・プランの援助受け入れに対して、ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC)がつくられ、その後、EEC、EC、EUと変遷しながら、ヨーロッパは経済統合から政治統合に進みつつあることを説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)授業内容に関連した文献を読み、概要をまとめること。
(復習)授業内容をまとめること。
授業実施特記
第6回 内容
〔3〕戦後の国際経済の変遷
(1)GATTの多国間貿易交渉(ラウンド)
GATTの基本精神は、自由・多角的・無差別な世界貿易の実現であり、これまでケネディ・ラウンド、東京・ラウンド、ウルグアイ・ラウンドが締結され、現在ドーハ・ラウンドが部分的な合意をみたことを説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)授業内容に関連した文献を読み、概要をまとめること。
(復習)授業内容をまとめること。
授業実施特記
第7回 内容
(2)世界貿易機関(WTO)の発足
ITO憲章の規定の一部をとり、GATTが暫定的に発効したが、95年に国連の専門機関としてWTOが成立するまでの歴史的経緯を辿る。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)授業内容に関連した文献を読み、概要をまとめること。
(復習)授業内容をまとめること。
授業実施特記
第8回 内容
〔4〕経済摩擦
(1)日米経済摩擦
日本とアメリカには60年代後半、70年代後半そして80年代以降と3つの経済摩擦の山があり、第3局面においては高度先端技術の分野での摩擦が激しくなっていることを説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)授業内容に関連した文献を読み、概要をまとめること。
(復習)授業内容をまとめること。
授業実施特記
第9回 内容
(2)アメリカの通商政策
伝統的に、外交交渉は行政府に任務があり、通商政策決定の基本的な権限が議会にある。アメリカの民主党は保護主義的な政策をとり、共和党は自由貿易政策を採用する傾向がある。これらを比較しながら説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)授業内容に関連した文献を読み、概要をまとめること。
(復習)授業内容をまとめること。
授業実施特記
第10回 内容
〔5〕貿易取引
貿易取引を5段階に分けて説明する。
(1)マーケティング段階、(2)契約段階
貿易取引を始めるには、適切な取引先の候補、商品の候補を決めなければならない。輸出者と輸入者との間で一般的取引条件と売買条件について合意が得られれば、それを契約書として作成する必要があることを説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)授業内容に関連した文献を読み、概要をまとめること。
(復習)授業内容をまとめること。
授業実施特記
第11回 内容
(3)船積み段階、(4)代金回収段階
輸出者が、契約に従って注文商品を発送する手続きを終えると、L/C、D/P、D/A決済やレミッタンス(銀行送金決済)を行う。そのキーワードになるのがL/C(信用状)とB/L(船荷証券)であり、そのメカニズムを説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)授業内容に関連した文献を読み、概要をまとめること。
(復習)授業内容をまとめること。
授業実施特記
第12回 内容
(5)事後処理段階
クレームの基本的な対応は、まず契約書作成時に、品質保証、クレーム取り扱い手順などを決めておくこと、もしクレームが発生したら双方が誠意をもってクレーム処理にあたることを説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)授業内容に関連した文献を読み、概要をまとめること。
(復習)授業内容をまとめること。
授業実施特記
第13回 内容
〔6〕為替相場変動の歴史とそのメカニズム
(1)外国為替の仕組みと為替相場のメカニズム
外国為替とは、外国との代金決済の手段や方法のことであり、内国為替と外国為替がある。外国為替相場とは通貨と通貨との交換比率のことであり、日々変動しているを説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)授業内容に関連した文献を読み、概要をまとめること。
(復習)授業内容をまとめること。
授業実施特記
第14回 内容
〔7〕アメリカの金融危機
2000年代に入りサブプライムローン問題が起こり、2008年にはリーマンショックが起こったことにより、世界的な金融危機の様相を呈したが、G20の金融サミットを3回開催することによって最悪の危機は回避されたことを説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)授業内容に関連した文献を読み、概要をまとめること。
(復習)授業内容をまとめること。
授業実施特記
第15回 内容
〔8〕ヨーロッパの金融危機
アメリカの金融危機がヨーロッパに飛び火し、PIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)が深刻になったが、その中でもギリシャが危機的な状況となり、管理デフォルトを起こしてしまったことを説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)授業内容に関連した文献を読み、概要をまとめること。
(復習)授業内容をまとめること。
授業実施特記