最終更新日:2018/03/23
クリックして表示・非表示切り替え
概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)春期 開講時限 水2
開講学部・学科等 法・政経・理工・文・経営
科目コード 120100500 科目ナンバー LAS01201
授業名 経済学A
英文授業名 Economics A
担当教員 助川 成也

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業 マクロ経済学、ミクロ経済学
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード GDP、中央銀行、インフレ・デフレ、貿易、グローバル化、

授業の概要・ねらい 経済学Aは、政経学部のみならず他の学部生も多数受講します。初めて経済学に触れる学生も多いことから、経済の意味とその理解をテーマに、出来る限りわかりやすく講義します。本科目は今後、経済学B、そして専門科目に繋がる導入科目と位置付けられます。特に専門科目である国際経済に円滑に入れるよう、国際経済活動のうち国際貿易、開発経済等について、無理なく理論、実態を学びます。

また、経済時事問題に関心が持てるよう、新聞の国際面、経済面の記事・トピックを紹介、解説することを通じて、実体経済への理解を助ける授業を行います。
到達目標 ①経済学の基礎的な概念、用語、仕組み等を習得する。
②貿易を中心に、国際化の進展と課題、現代の国際経済が直面する課題について理解する。
教科書と準備するもの 各回、レジュメを配布します。
参考書 細江守紀・笹山茂編著『経済学ベーシック』、日本評論社(2014)
マンキュー『入門経済学』第2版、東洋経済新報社(2014)
伊藤元重『ゼミナール 国際経済入門-改定3版-』日本経済新聞社(2005)
助川成也・高橋俊樹編著『日本企業のアジアFTA活用戦略~TPP時代のFTA活用に向けた指針~』、文眞堂(2016)
評価の基準 ①経済学の基礎的な概念、用語、仕組み等を習得していること。
②貿易を中心に、国際化の進展と課題、現代の国際経済が直面する課題について理解し、説明することが出来る。
具体的評価方法 定期試験時のテスト(60%)、授業態度や授業に取り組む姿勢(40%)
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
経済学科のみならず、他の学部生も理解しやすいように、基礎的な概念、用語、仕組みを丁寧に説明します。また、国際化の進展と課題、現代の国際経済が直面する様々な問題について取り上げ、学生の皆さんに分かり易く解説します。
単位互換
特記 進度は受講生の理解度や難易度に応じて、適宜調整、変更します。

授業計画
第1回 内容
ガイダンス・経済学とは何か。
授業の進め方、授業全体の概要に加え、経済学をどうして学ぶのか、我々にとってどのように役立つのか、を説明します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:当科目のシラバスを読んでおくこと。
復習:授業全体についての疑問があれば、整理しておく。
授業実施特記
第2回 内容
経済学の十大原理(①人々はどのように意思決定をするか)
経済学を学ぶ上で基礎となる人々の「意思決定」の原理について概略を説明。特に、トレードオフ、機会費用、限界原理、インセンティブについて説明します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第3回 内容
経済学の十大原理(②人々はどのように影響し合うのか、③経済は全体としてどのように動いているか)
経済学を学ぶ上で基礎となる人々の「相互作用」について概略を説明。特に、交易(取引)、市場、市場の失敗、インフレ、失業について説明します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第4回 内容
GDPとは何か
マクロ経済学の中でも重要なGDPとは何か、その決まり方、名目と実質、経済成長率について説明します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第5回 内容
GDPと消費、投資との関係(三面等価)
①生産、②分配、③支出、の三面からGDPを概観します。特に、消費、投資・貯蓄との関係について説明します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第6回 内容
市場とは何か。
ミクロ経済学の中でも重要な「市場」について、「生産者」と「消費者」の合理的行動で形成されるメカニズムを解説します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第7回 内容
貨幣と銀行(お金の役割)
貨幣の役割とそれを発行する中央銀行、運用する市中銀行の役割と信用創造について説明します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第8回 内容
労働市場における失業と賃金(働くとは何か)。
失業はなぜ起こるのか、賃金とは何か、賃金の決まり方、現代の雇用問題などについて解説します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第9回 内容
財政と税(税金は必要か)
「課税」が市場に与える影響を踏まえた上で、日本の財政構造(歳入・歳出)と税制の変遷と特徴について説明するとともに、基礎的財政収支均衡について解説します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第10回 内容
市場の失敗と政府の介入(規制は必要か)
「市場の失敗」から生まれる政府の介入について、規模の経済性や情報の非対称性の問題を踏まえ考察します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第11回 内容
国際収支表の見方
国際収支とは何か、どのようなもので構成されているのか、そこから何がわかるのか、GDPとの関係を解説します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第12回 内容
インフレーションとデフレーション
インフレ、デフレについて、実際の経済データや理論を用いながら発生原因を含め理解を促すとともに、GDPデフレーターとの違い、スタグフレーション、デフレスパイラルなどについても解説します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第13回 内容
国際貿易のメリット(1)
国際貿易発生の仕組みを、「交換の利益」「特化の利益」の面から解説します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第14回 内容
国際貿易のメリット(2)
国際貿易発生の仕組みを「絶対優位」、「相対優位」の面から検討し、自由貿易実施により生産、所得、消費が各々拡大することを確認します。

授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:「マナバ」で予め掲載されるレジュメ、参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、次回授業で確認すること。
授業実施特記
第15回 内容
春季授業のまとめ
これまで授業全体を通して学んだ内容を振り返り、中でも重要な点を確認します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:これまで配布したプリントや教科書や参考書で不明な点がないように確認すること。
復習:その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、プリント、ノートを読み直し、それでも不明な点は、テスト前に教員にコンタクトし確認すること。
授業実施特記