最終更新日:2018/01/24
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)秋期 開講時限 木2
開講学部・学科等 大学院
科目コード 041002000 科目ナンバー
授業名 機械工学特別演習Ⅱ
英文授業名 Special Exercises in Mechanical Engineering Ⅱ
担当教員 三好 由記博

授業形態 講義、演習
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業 機械加工特論
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業 機械工学特別演習Ⅲ
教職課程科目
テーマ・キーワード 切削,切りくず,切削力,切削温度

授業の概要・ねらい 修士の研究に必要な基礎知識および理解力を修得することを目的とする。切削加工の重要な基礎理論について学習し,内容を理解する能力を養いつつ,同時に研究に必要な基礎知識を広く修得する。特に、各項目の原理および特徴と,それに起因する各種の現象を理解することが重要である。
到達目標 切りくずの形態を説明できる。
切削力・切削温度の意味について理解し説明できる。
切削力・切削温度の理論計算ができる。
教科書と準備するもの 必要に応じてプリントを配布する。また文献を指定する。
参考書 D.A.Stephenson,J.S.Agapiou, Metal Cutting Theory and Practice, Mercel Dekker, Inc. New York
評価の基準 切削力・切削温度の意味について理解し説明できる。切削力・切削温度の理論計算ができる。
以上を中心に,授業中の発言および演習結果より総合的に評価する。
具体的評価方法 授業中の発言・積極的な授業態度を70%,演習結果を30%として評価する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケート対象外のため、アンケートフィードバックはない。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
切りくず生成機構に関する文献,資料を指示し,文献内容の概要を解説する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習: 授業後に指定された文献を準備し,読んで概要を把握する。
授業実施特記
第2回 内容
切りくずの形態について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備: 第1回目に指定した個所を読んでおく。  
復習: 切りくずにどのような形態があるかをまとめる。
授業実施特記
第3回 内容
切りくず生成機構について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備: 第2回目に指定した個所を読んでおく。
復習: せん断角理論についてまとめる。
授業実施特記
第4回 内容
切りくずの処理の問題点と処理方法を講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備: 第3回目に指定した個所を読んでおく。
復習: 切りくずの流出方向と,その処理についてまとめる。
授業実施特記
第5回 内容
切りくず生成機構に関する演習問題を解く。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備: 第2回目から第4回目までの内容を復習しておく。
復習: 演習結果から理解が不十分であった点を復習する。
授業実施特記 演習を行う。
第6回 内容
切削力に関する文献,資料を指示し,切削力の定義・概要について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習: 授業後に指定された文献を準備し,読んで概要を把握する。
授業実施特記
第7回 内容
切削力の定義,種類,および加工に及ぼす影響について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備: 第6回目に指定した個所を読んでおく。
復習: 切削力とは何であるかをまとめる。
    また,切削力の変化により,加工の何がどのように変わるかをまとめる。
授業実施特記
第8回 内容
切削力の測定原理について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備: 第7回目に指定した個所を読んでおく。
復習: 切削力の測定方法にどのような手法があるか,それぞれの特徴を含めてをまとめる。
授業実施特記
第9回 内容
切削力の理論予測について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備: 第8回目に指定した個所を読んでおく。
復習: 切削力の理論予測の古典的な手法について原理を含めてまとめる。
授業実施特記
第10回 内容
切削力に関する演習問題を解く。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備: 第7回目から第9回目までの内容を復習しておく。
復習: 演習により理解が不十分であった点を復習する。
授業実施特記 演習を行う。
第11回 内容
切削温度に関する文献,資料を指示し,その概要を解説する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習: 授業後に指定された文献を準備し,読んで概要を把握する。
授業実施特記
第12回 内容
切削温度上昇の仕組みと影響について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備: 第11回目に指定した個所を読んでおく。
復習: 切削温度が上昇する理由を中心に,切削温度・切削熱の概要をまとめる。
    また,切削温度上昇が切削加工に与える影響についてまとめる。
授業実施特記
第13回 内容
切削温度の測定方法について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備: 第12回目に指定した個所を読んでおく。
復習: 切削温度を測定する従来の手法,特に熱電対を使った手法についてまとめる。
授業実施特記
第14回 内容
切削温度の理論予測について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備: 第13回目に指定した個所を読んでおく。
復習: 切削温度の理論的な計算方法として従来からある手法をまとめる。
授業実施特記
第15回 内容
切削温度に関する演習問題を解く。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備: 第12回目から第14回目までの内容を復習しておく。
復習: 演習により理解が不十分であった点を復習する。
授業実施特記 演習を行う。