最終更新日:2018/03/22
Syllabus
クリックして表示・非表示切り替え
概要
対象年度 年度 2018 (週1コマ)春期 開講時限 金4
開講学部・学科等 大学院
科目コード 041000800 科目ナンバー
授業名 エンジン設計特論
英文授業名 Advanced Engine Design
担当教員 成澤 和幸

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード エンジン、熱力学、伝熱工学、ハイブリッド自動車、燃料電池

授業の概要・ねらい ○概要
 自動車用内燃機関の燃焼原理、構造や部品設計の基礎を概説したのち、低排出ガス技術や燃費向上技術に関する最近の動向について述べる。また次世代の自動車用動力源として期待されている電気ハイブリッド動力システム、燃料電池動力システムについて、作動原理や構成部品の設計方法について述べ、それらの長所や問題点、今後の技術開発の動向について論じる。
到達目標 自動車用動力の基本原理を理解すること。
(1)熱機関としての内燃機関を題材に、熱エネルギが仕事に変換される仕組みを理解する。
(2)設計を通じてその仕組みを具体的に理解する。
(3)内燃機関に替わる新しい動力システムの原理と構造を理解する。
教科書と準備するもの 特になし
参考書 1.齋藤 孟監修、若林克彦著「新機械設計製図演習 エンジン-ガソリン/ディーゼル」
オーム社 3,675円
2.宮部英也、齋藤 孟編著「基礎力学演習 工業熱力学 改訂版」
実教出版株式会社 3,045円
3.武山斌郎、大谷茂盛、相原利雄著「大学講義 伝熱工学」
丸善 2,940円
4.大聖泰弘、紙屋雄史、室岡絢司、久保則夫、成澤和幸著「燃料電池自動車のすべて(世界の潮流)」 山海堂 2,625円
評価の基準 講義で得た知識を、現実の問題を解釈するために応用できるか。
具体的評価方法 毎回簡単な演習問題(一問)を配付する。
演習問題を時間内に解答すれば可。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
対象外科目である。
受講生の意見等を確認しながら、適宜に授業の進め方、内容等の改善を図る。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
1.概要説明、エンジンの分類と歴史
 [エンジンの種類と分類について学ぶ。]
授業時間外における学修(予習・復習等) 身の回りにあるエンジンを用いた機器を良く観察すること。
授業実施特記 無し
第2回 内容
2.熱力学の基礎(1)
 [内燃機関に応用する立場から熱力学の基本法則を学ぶ。]
授業時間外における学修(予習・復習等) 熱が動力に変わる原理を良く理解すること。
授業実施特記 無し
第3回 内容
3.熱力学の基礎(2)
 [基本サイクルの効率計算を習得し、熱エネルギを動力に変換する原理を学ぶ。]
授業時間外における学修(予習・復習等) 熱力学における基本の公式を理解すること。
授業実施特記 無し
第4回 内容
4.伝熱の基礎(1)
 [熱の移動の形態と法則を学ぶ。]
授業時間外における学修(予習・復習等) 身の回りにおこる熱移動現象をよく観察すること。
授業実施特記 無し
第5回 内容
5.伝熱の基礎(2)
 [内燃機関において生じる、熱損失の形態について学ぶ。]
授業時間外における学修(予習・復習等) 熱移動の様々な形態が、実エンジンでどのように起きているか考えること。
授業実施特記 無し
第6回 内容
6.エンジンと排気(排出ガス、燃費規制の動向と新技術)
 [日米欧における排出ガスや燃費に対する規制の現状について学ぶ。]
授業時間外における学修(予習・復習等) 排出ガス規制、燃費規制がなぜ必要か考えること。
授業実施特記 無し
第7回 内容
7.エンジンと排気(ガソリンエンジン)
 [排気規制に対応するためのガソリンエンジンの対策技術について学ぶ。]
授業時間外における学修(予習・復習等) ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの違いについて考えること。
授業実施特記 無し
第8回 内容
8.エンジンと排気(ディーゼルエンジン)
 [ディーゼルエンジンの超低公害燃焼技術、後処理技術について学ぶ。]
授業時間外における学修(予習・復習等) ディーゼルエンジンの排気対策がなぜ難しいか、考えること。
授業実施特記 無し
第9回 内容
9.エンジン設計演習(1)
 [エンジン主要諸元の設計法を学ぶ。]
授業時間外における学修(予習・復習等) 熱力学の公式を実用に応用する方法を理解すること。
授業実施特記 無し
第10回 内容
10.エンジン設計演習(2)
 [熱力学諸量と設計の関係を学ぶ。]
授業時間外における学修(予習・復習等) 実際のエンジンの設計において、熱力学の公式がどのように活用されているか、考えること。
授業実施特記 無し
第11回 内容
11.新形式機関(ハイブリッド)
 [ハイブリッド動力システムの原理、構造と開発の状況を学ぶ。]
授業時間外における学修(予習・復習等) ハイブリッドシステムがどうして燃費向上に繫がるか考えること。
授業実施特記 無し
第12回 内容
12.新形式機関(燃料電池)
 [燃料電池動力システムの原理、構造と開発の状況を学ぶ。]
授業時間外における学修(予習・復習等) 燃料電池について、最近の報道を調べること。
授業実施特記 無し
第13回 内容
13.新形式機関(その他)
 [CNGエンジン、DMEエンジンの原理、構造と開発の状況を学ぶ。]
授業時間外における学修(予習・復習等) 従来のガソリン、ディーゼルエンジン以外の新形式機関が身近に存在しないか考えること。
授業実施特記 無し
第14回 内容
14.見学
授業時間外における学修(予習・復習等) 特になし。
授業実施特記 無し
第15回 内容
15.まとめ
授業時間外における学修(予習・復習等) 今までの講義内容をまとめておくとこと。
授業実施特記 無し