授業の概要・ねらい |
※担当者変更に伴い、内容が一部変更になることがあります。
「東洋史概説(基礎)」は歴史学研究の基礎学力を培うための入門講義で、「東洋史概説(応用)」に繋がっています。世界史の変遷とユーラシア史ならびに自国(日本)史との関係について概括するなかで、そこにみられる歴史の諸相を総合的に考察させ、歴史学上の諸問題に対する研究の基礎力を広く養成ことを到達目標としています。「東洋史概説(基礎)」では、歴史の流れを捉える一例として、特に10世紀以降における北アジアとの関わりという視点から多民族国家中国の形成過程を概観すると共に、現在に直結する所謂「世界の一体化」に象徴される世界の動きを踏まえた歴史上の諸問題を広く考察し、理解させることも到達目標の一つです。その理解度をはかるために適宜、宿題による小レポート・小テストを課し、その結果で判断します。 |
到達目標 |
ユーラシア史における東アジア史としての中国あるいはその周辺領域の歴史概括と、世界史・日本史の視点をも含めた歴史変遷の基礎的理解能力の習得 |
教科書と準備するもの |
岸本美緒『中国の歴史』(ちくま学芸文庫キ23-1)筑摩書房(税別1200円)が、「東洋史概説(応用)」と共通の教科書になります。 |
参考書 |
適宜、紹介・指示します。 |
評価の基準 |
授業の狙いと到達目標におけるそれぞれの理解度を基準としています。 |
具体的評価方法 |
毎回の課題である「授業の予習・復習」小レポート(50%)と定期試験(50%)の結果を総合して評価します。 |