最終更新日:2016/03/25
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 火1
開講学部・学科等 大学院
科目コード 011015400 科目ナンバー
授業名 アジア地域経済研究C
英文授業名 Study of Asia Economics C
担当教員 平川 均

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード アジアの工業化、グローバリゼーション、FTA、人口

授業の概要・ねらい 20世紀1960年代後半から成長を開始した東アジアは、今世紀に入って中国を軸に世界経済の主要な経済圏に成長した。こうした東アジア経済圏は、不安定な世界経済の中にあって相対的に順調な成長を続け、今では世界経済の動向に大きく貢献している。先進国の多国籍企業はもちろん、新しく登場した新興企業が、この経済圏においてビジネス活動を盛んにおこなうようになっている。本講義では、世界経済の構造変動の中におけるアジア経済の位置づけを確認し、同時にその経済圏におけるビジネス活動の実態を捉えることを目指す。
到達目標 世界経済の構造転換と東アジアの実態を知り、新聞や時報などの分析を理解し、また自らの意見を持てるようにする
教科書と準備するもの 平川均他編『新・アジア経済論』文真堂、2016年。
参考書 平川均『NIES-世界システムと開発-』同文館、1992年。
末廣昭『新興アジア経済論』岩波書店、2014年。
植村博恭・山田鋭夫他編『転換期のアジア資本主義』藤原書店、2014年。
大塚啓二郎『なぜ貧しい国はなくならないのか』日本経済新聞社、2014年。
経済産業省『通商白書』各年版。
評価の基準 レポート、講義中の質疑応答
具体的評価方法 日々の意見交換における積極度、およびレポート 50%
テスト 50%
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
イントロダクション 第16回 内容

授業時間外における学修(予習・復習等) 『新・東アジア経済論』を事前に読んで、予備的な知識を得ておくこと 授業時間外における学修(予習・復習等)
授業実施特記 授業実施特記
第2回 内容
1990年代以降の世界経済(1)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:1990年代に起ったアジア通貨危機とは何かを調べておく。
復習:上記内容について、国際的なアジア通貨危機の波及についてまとめる。
授業実施特記
第3回 内容
1990年代以降の世界経済(2)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:アジア通貨危機後のアジアの変化について考える。
復習:アジア通貨危機後に生まれた国際的な枠組みを具体的に学ぶ。
授業実施特記
第4回 内容
世界経済の中の東アジア(1)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:グローバリゼーションとは何かを学習しておく。
復習:通貨危機後の起こった地域協力の背景を学ぶ。
授業実施特記
第5回 内容
世界経済の中の東アジア(2)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:グローバリゼーションに関わる文献を読破し、その要約を行う。
復習:地域協力の発展を調べる。
授業実施特記
第6回 内容
中国及びASEAN経済の発展-世界の工場-
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:中国やASEANの発展の条件である、工業製品の海外への輸出について学習する
復習:東アジアが世界の工場と呼ばれるようになった理由を考える。
授業実施特記
第7回 内容
東アジア経済の発展と地域統合-市場化するアジアー(1)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:東アジアと日本・アメリカを繋ぐ貿易の枠組みについて学習する。
復習:成長のトライアングル構造について復習する。
授業実施特記
第8回 内容
東アジア経済の発展と地域統合-市場化するアジア-(2)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:東アジアの域内貿易について調べる
復習:東アジア域内貿易の発展の構造について学ぶ。
授業実施特記
第9回 内容
2つの経済危機と東アジアの発展
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:2008年~2009年の国際金融危機について学んでおく。
復習:1990年代のアジア通貨危機と今世紀に入って起った世界金融危機との違いを明確にすろ。
授業実施特記
第10回 内容
東アジア経済と地域協力の展開(1)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:ASEAN+3の協力枠組みが生まれた理由を学ぶ
復習:ASEAN+3の協力と主要国間の主導権争いについて考える。
授業実施特記
第11回 内容
東アジア経済と地域協力の展開(2)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:東アジアおいて地域協力が進んだ域内の経済的理由・政治丁理由について考える。
復習:東アジアの政治経済的な構造の特徴と地域協力の関係を考え、まとめる。
授業実施特記
第12回 内容
アジア経済の発展と構造転換
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:中国を中心として発展するアジアが世界経済に与える影響について適当と思われる文献を1つ読んでまとめる。
復習:再度、アジア経済の発展が世界経済に与える影響のまとめを修正する。
授業実施特記
第13回 内容
開発モデルの転換(1)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:東アジアの韓国や台湾などは今では先進国・経済とみなされている。その発展について学ん。
復習:1990年代までの東アジアを中心としたアジアの経済発展をまとめる。
授業実施特記
第14回 内容
開発モデルの転換(2)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:中国やインドが今世紀に入って注目されるにいたった理由を考える。
復習:BRICsの言葉が世界で受け入れられるようになった理由をまとめる。
授業実施特記
第15回 内容
テスト
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:今期の講義についての包括的な目標が何であったかを改めて考え、まとめる。
復習:試験問題の意図を考え、授業への反省点を考える。
授業実施特記