最終更新日:2016/03/23
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 土4
開講学部・学科等 大学院
科目コード 011015300 科目ナンバー
授業名 アジア地域経済研究B
英文授業名 Study of Asia Economics B
担当教員 三輪 春樹

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード 日本経済、アベノミクス、量的・質的金融緩和政策

授業の概要・ねらい  東アジア経済は外国資本の受け入れと輸出の拡大で発展してきた。これはアメリカを中心とする世界的な資金の流れと緊密な関係がある。70年代以降、東アジア各国は外国資本を積極的に受け入れ、製品をアメリカを中心とする市場に輸出することで発展してきた。アメリカはその結果、巨額の貿易赤字を負うが、高金利政策と繰り返しバブル景気を醸成することでドル資金を自国に還流させ、貿易赤字を出し続けることができた。またそれによって、アメリカ市場に依存した東アジア諸国の経済発展も続いてきたのである。東アジアの各国はこうした国際経済の枠組みにあわせて国内の社会経済のあり方を整えてきた。
 しかし、繰り返すバブル崩壊と世界的不況は、ついに「100年に一度」とされる金融危機と世界的不況に行き着いた。アメリカを中心としたこれまでの国際経済の枠組みも変化を始めたのであり、それと対応しながら各国の社会経済のあり方、社会経済政策や企業行動の方向性も変化を遂げつつある。
 この講義では、基礎的な知識を確認しながら現在の国際経済の枠組みについて学び、繰り返されるバブルとその崩壊、そして経済危機の原因を、現在の国際経済の構造にまで立ち戻って明らかにしていく。その上で東アジア各国の社会経済の変容のあり方を見ていく。本年度は日本を中心に取り上げ、金融、財政、企業システム、雇用などの諸側面から日本経済の現状と問題点を探ることにする。
到達目標  基礎的な知識の確認の上で、国際経済の枠組とその変化を踏まえて、現在の東アジア各国の経済社会の変容のあり方を把握できるようにする。
教科書と準備するもの 論点が多岐にわたるので、特定の教科書は用いない。レジメおよび参考資料をプリントして配布する。
参考書 参考書はその都度紹介する。
評価の基準 経済学理論の知識に基づいて、日本経済の現状を分析できる基礎的な力を習得できたかどうかを基準とする。
具体的評価方法 中間および期末のレポートによるが毎回の授業時の課題を加味する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
イントロダクション
次回授業内容の関連資料の配付、問題の提示
授業時間外における学修(予習・復習等) 次回授業内容の関連資料の読み込み、設定された問題への解答
授業実施特記
第2回 内容
国際通貨制度と変動為替相場制
次回授業内容の関連資料の配付、問題の提示
授業時間外における学修(予習・復習等) 次回授業内容の関連資料の読み込み、設定された問題への解答
授業実施特記
第3回 内容
東アジアの経済発展
次回授業内容の関連資料の配付、問題の提示
授業時間外における学修(予習・復習等) 次回授業内容の関連資料の読み込み、設定された問題への解答
授業実施特記
第4回 内容
アジア通貨金融危機と域内産業の再編
次回授業内容の関連資料の配付、問題の提示
授業時間外における学修(予習・復習等) 次回授業内容の関連資料の読み込み、設定された問題への解答
授業実施特記
第5回 内容
世界金融危機と世界的不況
次回授業内容の関連資料の配付、問題の提示
中間レポート課題の提示
授業時間外における学修(予習・復習等) 次回授業内容の関連資料の読み込み、設定された問題への解答
中間レポート準備
授業実施特記
第6回 内容
発展モデルの変容と国際経済の枠組みの転換
授業時間外における学修(予習・復習等) 中間レポート作成
授業実施特記
第7回 内容
中間レポートの発表と講評
次回授業内容の関連資料の配付、問題の提示
授業時間外における学修(予習・復習等) 次回授業内容の関連資料の読み込み、設定された問題への解答
授業実施特記
第8回 内容
日本の金融システムと金融政策 ①金融システム
次回授業内容の関連資料の配付、問題の提示
授業時間外における学修(予習・復習等) 次回授業内容の関連資料の読み込み、設定された問題への解答
授業実施特記
第9回 内容
日本の金融システムと金融政策 ②金融政策
次回授業内容の関連資料の配付、問題の提示
授業時間外における学修(予習・復習等) 次回授業内容の関連資料の読み込み、設定された問題への解答
授業実施特記
第10回 内容
日本財政の課題
次回授業内容の関連資料の配付、問題の提示
授業時間外における学修(予習・復習等) 次回授業内容の関連資料の読み込み、設定された問題への解答
授業実施特記
第11回 内容
日本の企業システムと雇用 ①日本の企業システムの特徴
次回授業内容の関連資料の配付、問題の提示
授業時間外における学修(予習・復習等) 次回授業内容の関連資料の読み込み、設定された問題への解答
授業実施特記
第12回 内容
日本の企業システムと雇用 ②日本型企業システムの形成と変容
次回授業内容の関連資料の配付、問題の提示
授業時間外における学修(予習・復習等) 次回授業内容の関連資料の読み込み、設定された問題への解答
授業実施特記
第13回 内容
日本の企業システムと雇用 ③日本の雇用システム
次回授業内容の関連資料の配付、問題の提示
期末レポートの課題提示
授業時間外における学修(予習・復習等) 次回授業内容の関連資料の読み込み、設定された問題への解答
期末レポートの準備
授業実施特記
第14回 内容
アジアの中での日本の課題
期末レポートの作成
授業時間外における学修(予習・復習等) 次回授業内容の関連資料の読み込み、設定された問題への解答
授業実施特記
第15回 内容
期末レポートの発表と講評
授業時間外における学修(予習・復習等) これまでの学習の復習
授業実施特記