最終更新日:2017/09/19
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 火1
開講学部・学科等
科目コード 672105300 科目ナンバー
授業名 東洋史概説B
英文授業名 Introduction to Asian History B
担当教員 太田 麻衣子

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業 日本史概説・西洋史概説
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
東洋史概説A
後続関連授業
教職課程科目 教職に関する科目、教科に関する科目
テーマ・キーワード 東洋史 アジア史

授業の概要・ねらい 東洋と西洋を比較した場合、現在では西洋のほうが「先進的」であると思う人のほうが多いだろうが、かつてはそうではなかった。
「東洋史概説A」「東洋史概説Ⅰ」では東洋が「先進的」であった時代を学ぶが、本授業では東洋にかわって西洋が「先進的」となっていった過程について、交通路の形成・変遷に着目し、東西交流に重点を置きながら、学んでいく。
日本も属する東洋とは、いったいどういう地域なのか。
東洋は、世界史のなかではどのような役割を果たしてきたのか。
そうした視点から、世界のなかにおける東洋、そして日本の立ち位置を考えていく。
到達目標 「世界の一体化」という視点にもとづき、東洋の歴史を理解することを通じて世界史を理解する。
歴史を暗記科目としてではなく流れとして捉えることを念頭に、過去としての歴史を、現在につながるものとして理解する歴史観を養う。
教科書と準備するもの 宮崎市定『アジア史概説』(中央公論社、1987年)
参考書 愛宕元『東洋史概説』(学術図書出版社、1980年)
島田虔次・ほか編『アジア歴史研究入門』全6巻(同朋舎、1983~1987年)
愛宕元・冨谷至・森田憲司編『新版 中国の歴史』上・下(昭和堂、2009年)
ほか、各時代に関連する書籍は適宜授業中に紹介していく。
評価の基準 1.近現代における東洋・アジアの「地域史」について、きちんと理解している。
2.近現代における「東洋史」「アジア史」について、基本的な流れをきちんと理解している。
2.近現代における東洋と西洋の関係について、きちんと理解している。
具体的評価方法 課題…50%
テスト…50%
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
積極的に授業に反映する。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
歴史とは何か
 ①「東洋」と「西洋」
 ②「国家」と「民族」
 ③「各国史」と「世界史」
(以下の予定は状況に応じて変更することもあります)
第23回 内容

授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所を事前に読んでから授業に参加すること 授業時間外における学修(予習・復習等)
授業実施特記 授業実施特記
第2回 内容
ヨーロッパ勢力膨張の背景
 ①東西交通距離の短縮
 ②産業革命とフランス革命
 ③ヨーロッパのナショナリズム
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所を事前に読んでから授業に参加すること
授業実施特記
第3回 内容
インドの没落と東南アジアの植民地化
 ①インドの植民地化
 ②東南アジアの植民地化
 ③植民地主義とは何か
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所を事前に読んでから授業に参加すること
授業実施特記
第4回 内容
清の開国とその没落
 ①自由貿易とアヘン戦争
 ②不平等条約の締結
 ③日本の開国と近代化
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所を事前に読んでから授業に参加すること
授業実施特記
第5回 内容
日本の急激な抬頭と列強による中国分割
 ①太平天国の乱と洋務運動
 ②日本の海外進出
 ③革命の機運
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所を事前に読んでから授業に参加すること
授業実施特記
第6回 内容
民族運動の高まり
 ①変法運動と辛亥革命
 ②ロシアの南下と日露戦争
 ③脱植民地化の機運
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所を事前に読んでから授業に参加すること
授業実施特記
第7回 内容
ロシアの南下とオスマン帝国の衰退
 ①オスマン帝国の衰退
 ②ヨーロッパの「東方問題」
 ③アラブのめざめ
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所を事前に読んでから授業に参加すること
授業実施特記
第8回 内容
第一次世界大戦
 ①英独の覇権争いと大戦
 ②これまでにない戦争
 ③共産主義の抬頭
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所を事前に読んでから授業に参加すること
授業実施特記
第9回 内容
東アジアの第一次世界大戦とその後の展開
 ①第一次世界大戦と中国
 ②第一次世界大戦後の日本
 ③満州国の出現前夜
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所を事前に読んでから授業に参加すること
授業実施特記
第10回 内容
世界史のなかの日中戦争
 ①満州国の出現と日本における政党内閣の崩壊
 ②社会主義vsファシズム構造の出現
 ③リットン報告書の提案
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所を事前に読んでから授業に参加すること
授業実施特記
第11回 内容
第二次世界大戦と太平洋戦争
 ①「持てる国」と「持たざる国」
 ②日本と米英の対立
 ③原子爆弾の誕生と使用
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所を事前に読んでから授業に参加すること
授業実施特記
第12回 内容
脱植民地化と東西冷戦
 ①イデオロギーの対立
 ②アジアに広がる社会主義
 ③二極対立から多極化へ
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所を事前に読んでから授業に参加すること
授業実施特記
第13回 内容
多極化する世界①
 ①冷戦の終結
 ②社会主義国の現在
 ③冷戦下に誕生したテロ組織
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所を事前に読んでから授業に参加すること
授業実施特記
第14回 内容
多極化する世界②
 ①中東問題
 ②アラブの春
 ③現在の中東
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書の関係箇所を事前に読んでから授業に参加すること
授業実施特記
第15回 内容
まとめ
授業時間外における学修(予習・復習等) これまでのレジュメ・授業ノートを事前に見返してから授業に参加すること
授業実施特記