最終更新日:2017/03/14
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 木4
開講学部・学科等 経営
科目コード 634004100 科目ナンバー
授業名 イノベーション論B
英文授業名 Innovation Management B
担当教員 水野 由香里

授業形態 講義
e-learning利用 manaba その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
優良中堅・中小企業研究A
優良中堅・中小企業研究B
イノベーション論A
後続関連授業
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード イノベーションを実現するプロセスを読み解く

授業の概要・ねらい この授業では、イノベーションによる収益化、すなわち、イノベーションを実現するまでのプロセスを学習します。こうして受講生自身が、イノベーションを実現するプロセスを読み解く力を身につけます。
この授業を通して、将来的にイノベーションを実現する推進者を目指してもらいます。
到達目標 イノベーションを実現するプロセスを理解するのみならず、将来的にイノベーションを実現する推進者を目指してもらうことです。
教科書と準備するもの (1) J. Tidd and J. Bessant(2013)“Managing Innovation -Integrating Technological, Market and Organizational Change- Fifth Edition”Wiley.(邦訳版がまだ出ていないため、重要箇所を訳してプリント配布する予定です)
(2) 水野由香里(2015)『小規模組織の特性を活かすイノベーションのマネジメント』碩学舎.
参考書 (1) 一橋大学イノベーション研究センター編(2001)『イノベーション・マネジメント入門』日本経済新聞社.
(2) 米倉誠一郎・清水洋編著(2015)『オープン・イノベーションのマネジメント-高い経営成果を生む仕組みづくり-』有斐閣.
(3) 星野達也(2015)『オープン・イノベーションの教科書-社外の技術でビジネスを作る実践ステップ』ダイヤモンド社.
(4) ティナ・シーリング(2010)『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義』阪急コミュニケーションズ.
(5) D. ダイアー, R. オレガリオ, & F. ダルゼル(2013)『P&Gウェイ:世界最大の消費財メーカーP&Gのブランディングの軌跡』東洋経済新報社.
これ以外の参考書に関しては、適宜、授業時間に紹介します。
評価の基準 任意提出のレポートと期末試験の点数で評価します。
具体的評価方法 期末試験の素点に、任意提出のレポート(2回、各10点満点)の点数を加えた点数をそのまま成績に反映させます。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
これまでイノベーションを実現するプロセスは、主に大企業が分析の対象となっていました。大企業のイノベーション実現プロセスを理解することはもちろんのこと、担当教員が進めてきた研究で得られた中小企業のイノベーション実現プロセスも紹介したいと思っています。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス(授業の進め方やシラバスの利用方法について説明します)、および、イノベーションをマネジメントする上での留意点について理解してもらいます。
授業時間外における学修(予習・復習等) シラバスを事前に読み、授業内容を確認しておいてください。
授業実施特記
第2回 内容
イノベーティブな組織の設計について理解します。主に大企業の組織設計について理解します。
授業時間外における学修(予習・復習等) "Managing Innovation"のChapter1を読んでおくこと
授業実施特記
第3回 内容
イノベーティブな組織の設計について理解します。主に中小企業の組織設計について理解します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 『小規模組織の特性を活かすイノベーションのマネジメント』63ページから145ページを読んでおくこと
授業実施特記
第4回 内容
イノベーションを実現する戦略をどのように策定するのかを、大企業のベスト・プラクティスから理解します。
授業時間外における学修(予習・復習等) ”Managing Innovation”のChapter4を読んでおくこと
授業実施特記
第5回 内容
イノベーションを実現する戦略をどのように策定するのかを、中小企業のベスト・プラクティスから理解します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 『小規模組織の特性を活かすイノベーションのマネジメント』第3章6節を読んでおくこと
授業実施特記
第6回 内容
不確実性が高い環境において、イノベーションを実現するための意思決定をどのように行うのかを理解します。
授業時間外における学修(予習・復習等) ”Managing Innovation”のChapter7を読んでおくこと
授業実施特記
第7回 内容
イノベーションの源泉がどこにあるのか、どのような取り組みがイノベーションにつながっていくのかを理解します。
授業時間外における学修(予習・復習等) ”Managing Innovation”Chapter5を読んでおくこと
授業実施特記
第8回 内容
知の探索(exploraiton)と知の活用(esploitation)、そして、両利きの経営(ambidexterity)について理解します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 『小規模組織の特性を活かすイノベーションのマネジメント』第2章を読んでおくこと
授業実施特記
第9回 内容
単独ではなく、複数の組織(企業・大学・団体)を巻き込んでイノベーションを実現するためにネットワークを構築することがあります。この回では、大企業を事例に理解します。
授業時間外における学修(予習・復習等) ”Managing Innovation”のChapter6と10を読んでおくこと
授業実施特記
第10回 内容
単独ではなく、複数の組織(企業・大学・団体)を巻き込んでイノベーションを実現するためにネットワークを構築することがあります。この回では、中小企業を事例に理解します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 『小規模組織の特性を活かすイノベーションのマネジメント』第5章3節を読んでおくこと
授業実施特記
第11回 内容
単独ではなく、複数の組織(企業・大学・団体)を巻き込んでイノベーションを実現するためにネットワークを構築することがあります。この回では、企業と大学の連携(産学連携)や企業間の戦略的提携を事例に理解します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 『小規模組織の特性を活かすイノベーションのマネジメント』補論を読んでおくこと
授業実施特記
第12回 内容
外部のリソースを利用してイノベーションを進めることを「オープン・イノベーション」といわれています。この「オープン・イノベーション」について理解を深めます。
授業時間外における学修(予習・復習等) 『オープン・イノベーションのマネジメント』を読んでおくこと
授業実施特記
第13回 内容
イノベーションの定義は「経済的な成果をもたらす革新」です。したがって、収益化できなければイノベーションではありません。イノベーションの収益化に失敗した事例を元に、イノベーションを収益化するための方策・手段を理解します。
授業時間外における学修(予習・復習等) ”Managing Innovation”Chapter7を読んでおくこと
授業実施特記
第14回 内容
イノベーションの定義は「経済的な成果をもたらす革新」です。したがって、収益化できなければイノベーションではありません。イノベーションの収益化に成功した事例を元に、イノベーションを収益化するための方策・手段を理解します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 『ビジョナリー・カンパニー②』を読んでおくこと
授業実施特記
第15回 内容
講義の総括、および、まとめを行います。
14回の講義を通して理解すべきことを整理します。
授業時間外における学修(予習・復習等) これまでの授業の内容を復習し、不明確な点、理解しきれていない点についてまとめておくこと
授業実施特記