最終更新日:2017/03/11
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 月2,月3,月4,火3
開講学部・学科等 体育
科目コード 810023000 科目ナンバー
授業名 保健体育科教育論Ⅱ
英文授業名 Theory of Health and Physical Education Ⅱ
担当教員 土居 重一

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
 教育基礎論 体育原理 保健体育課教育論等Ⅰ
後続関連授業  保健体育科指導法 体育方法学・実習 学校保健 教育方法論等
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード  保健体育科教員としての基礎的・基本的な知識理解(学習活動の展開に必要な現状把握、効果的な学習活動、計画、実践、評価、課題解決と改善策等)

授業の概要・ねらい  保健体育科の教育の目的・目標に沿って、より具体的な保健体育科教育のあり方や学習展開に必要な要素を明確にする。学習指導計画や基本的な原理・原則をはじめ効果的な指導方法、保健体育科教育としての独自の役割等を明らかにするなど、学習指導の基本的・実務的指導の実際について学習する。また、学習指導要領を中心としてこれからの方向性を踏まえて、生涯体育の実践やそれに携わる教師のあり方や今後の課題等について理解を深める。
到達目標  保健体育科教育の目標に照らして、その成果を挙げるための諸指導計画や、いろいろな指導方法、考え方、評価の仕方を理解する。豊かなスポーツライフの基礎を培う。
教科書と準備するもの  保健体育科教育法(大修館書店)2600円
 
参考書  必須参考書:学習指導要領の解説、各校種の総則編・体育編・保健体育編(文科省)    スポーツ指導・実務ハンドブック(道和書院)
 必要に応じて指示、もしくはプリントする。
評価の基準 ・保健体育の現状を理解している。                        
・指導の目的を達成するための手段や方法等を理解している。
・具体的な指導計画(年間計画・単元計画)が立てられる。
・健康安全に留意した指導や教師のあり方、今後の保健体育の方向性や課題等を理解している。
・授業における関心、意欲、態度・思考・判断等
・その他、平素の学習活動の成果を総合的に評価する。
具体的評価方法 試験25%(講義内で基本的な知識を問う小テスト・総合的な知識を問う定期試験)、提出物60%(毎時間のワークシート、宿題として示す各単元計画、示された課題研究レポー等)、授業態度15%(関心・意欲・態度・思考・判断などの発問や発表等を観察)
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
・講義時の、声量や声質を明瞭にする工夫をする。(学生の座席を前から詰める等も含む)
・教育機器等の活用をする。
・重要事項はプリント配布をする。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス
授業計画と内容、評価、出欠・公欠等の届出、学習態度等についての説明。保健体育科の学習のあり方等について解説。
授業時間外における学修(予習・復習等)  予習:シラバスを見て講義の概要を把握する。

 復習:毎回の講義の内容を確認し学習計画を立案する。(ワークシート提出)
授業実施特記
第2回 内容
保健体育科学習の現状とこれからの方向性等について 
(1)子どもの実態から課題の指摘
(2)生活と保健体育のかかわりを理解
(3)活動の源となる体力についての理解
授業時間外における学修(予習・復習等)  予習:子供の現状を把握する。

 復習:講義で学んだことを生活に活用する。(ワークシート提出)
授業実施特記 ブレインストーミング
第3回 内容
保健体育科学習の意義と価値について 
(1)意義と基本的な考え方
(2)価値の認識
授業時間外における学修(予習・復習等)  予習:学習の必要性を考察する。

 復習:価値を認識し正しい理解をする。(ワークシート提出)
授業実施特記 ブレインライティング
第4回 内容
学習指導の原理・原則等について
(1)教育に関する一般的な原理・原則
(2)保健体育科の学習に生かせる原理・原則
授業時間外における学修(予習・復習等)  予習:適用できる原理・原則の模索をする。

 復習:具体的な指導実践に連結できるようにする。(ワークシート提出)
授業実施特記
第5回 内容
学習指導の手順等について 
(1)上達や理解を早めるために
(2)安全な学習のために
授業時間外における学修(予習・復習等)  予習:指導手順の重要性を認識する。

 復習:効果と安全に基づく手順を理解する。(ワークシート提出)
授業実施特記 体験報告
第6回 内容
学習指導形態等について 
(1)組織的な形態
(2)機能的な形態
授業時間外における学修(予習・復習等)  予習:各種の指導形態を分類してみる。

 復習:効率的で効果的な指導形態の選択ができるようになる。(ワークシート提出)
授業実施特記 グループ学習
第7回 内容
学習指導方法等について 
(1)いろいろな指導のスタイル
(2)全習法・分習法等
(3)選択制授業
(4)男女共習授業
授業時間外における学修(予習・復習等)  予習:各種の指導方法を分類してみる。

 復習:適切で成果の上がる指導方法の選択ができるようにする。(ワークシート提出)
授業実施特記 討論
第8回 内容
指導計画等について
(1)全体計画 
(2)年間計画
(3)単元計画
(4)時間計画
授業時間外における学修(予習・復習等)  予習:各種の指導計画考察する。

 復習:各種の指導計画を分類し特徴をまとめる。(ワークシート提出)
    単元計画の作成(体つくり運動)
授業実施特記 グループ学習
第9回 内容
学習過程等について 
(1)系統学習
(2)問題解決学習
(3)ステージ型学習
(4)スパイラル型学習
授業時間外における学修(予習・復習等)  予習:目標に到達する過程を考察する。

 復習:各種の学習形式の特徴と活用を理解する。(ワークシート提出)
    単元計画の作成(器械運動)
授業実施特記
第10回 内容
学習評価等について 
(1)学習評価のねらい
(2)学習評価の観点と考え方
(3)学習評価の方法
(4)保健体育科の評価の実際

授業時間外における学修(予習・復習等)  予習:評価の必要性を考察する。

 復習:具体的な評価方法等を理解する。(ワークシート提出)
    単元計画の作成(陸上競技)
授業実施特記
第11回 内容
個に応じた学習指導等について
(1)意義
(2)個を伸ばす指導の改善と工夫
(3)生徒理解と指導実践 
授業時間外における学修(予習・復習等)  予習:個性重視について考察する。

 復習:個に応じることの重要性と指導実践について理解する。(ワークシート提出)
    単元計画の作成(水泳)
授業実施特記 ロールプレイング
第12回 内容
安全に配慮した指導のあり方等について
(1)学校生活、体育・スポーツ活動における事故防止とその対策
(2)応急対応の視点と考え方
(3)指導者の注意義務と責任

授業時間外における学修(予習・復習等)  予習:体育活動中の事故を想定する。

 復習:安全に配慮した指導のための項目を整理する。(ワークシート提出)
    単元計画の作成(球技)
授業実施特記
第13回 内容
教師像等について 
(1)指導者の資質とその役割について
(2)保健体育科教師像
(3)学級担任像
(4)メンバーシップとリーダーシップ
授業時間外における学修(予習・復習等)  予習:現実の教師の特徴を把握する。


 復習:理想の教師像を考察する。(ワークシート提出)
    単元計画の作成(武道)
授業実施特記 レポート
第14回 内容
保健体育科教育と生涯体育・スポーツ等について
(1)運動の楽しさ
(2)健康への関心
(3)生きる力の育成
授業時間外における学修(予習・復習等)  予習:豊かなスポーツライフをイメージしその実現の工夫をする。

 復習:健康で意義ある生き方を理解する。(ワークシート提出)
    単元計画の作成(ダンス)
授業実施特記
第15回 内容
保健体育科の課題と改善点等について
(1)個人の健康な生活設計
(2)家庭、地域とのかかわり
(3)教員委員会や行政とのかかわり
授業時間外における学修(予習・復習等)  予習:現実生活の問題点を把握する。

 復習:保健体育を生かした健康で心豊かな生活設計を理解する。
授業実施特記 授業内試験