最終更新日:2017/01/29
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 火1
開講学部・学科等
科目コード 810021800 科目ナンバー
授業名 書道科教育論
英文授業名 Theory of Japanese Calligraphy
担当教員 加藤 泰弘

授業形態 講義、演習、実験・実習・実技
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業 書道科指導法
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 芸術科書道 書道教育 国語科書写 教科教育学(書道) 

授業の概要・ねらい 高等学校学習指導要領芸術科(書道)に示された内容について講義し、グループによる演習によって理解を深め、高等学校芸術科書道の担当教員としての在り方、基礎的技能を習得し、指導理論について理解を深める。
到達目標 ①高等学校芸術科書道の目標、指導内容について具体例を示しながら説明できる。
②国語科書写及び芸術科書道における基礎的な技能を習得する。
③芸術科書道の授業を通して育成を目指す資質・能力について説明できる。
教科書と準備するもの ・新編「書道Ⅰ」(教育出版)〔17 教出 書Ⅰ307〕
・高等学校学習指導要領解説 芸術(音楽 美術 工芸 書道)編 音楽編 美術編 文部科 学省

・書道の用具・用材(初回の授業で説明し、第9回の授業から使用する)
・ノート(初回の授業で説明する)
参考書 ・小学校学習指導要領解説 国語編 文部科学省
・中学校学習指導要領解説 国語編 文部科学省
評価の基準 ①高等学校芸術科書道の目標、指導内容が理解できている。
②指導を行うにあたっての考え方や基礎的な技能が習得できている。
以上の2点に着目し、個人発表、グループ協議の状況、ノート、試験によって到達度による評価を行う。
具体的評価方法 個人発表及びグループ協議(20%)、授業内容を整理したノート(40%)、試験(40%)で評価する。
授業評価アンケート
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受講生へメッセージ
授業は個人の発表やグループ協議等を導入し、芸術科書道の教員としての必要なスキルを高められるようにします。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス
授業内容や進め方、必要な用具・用材、評価方法等について説明する。
学習指導要領に示された書写・書道教育の全体構造について講義する。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)高等学校学習指導要領解説(芸術編)の「書道Ⅰ」に目を通しておくこと。
(復習)授業内容をノートに整理し、疑問点を整理すること。
授業実施特記
第2回 内容
学習指導要領における基本的な考え方
平成20年、21年改訂の学習指導要領(国語科書写、芸術科書道を中心とする)の内容を確認した上で、平成29年に改訂された学習指導要領及びその背景等を参照しながら、芸術科書道における授業の在り方の基本的な考え方について講義する。
・第4回~第7回に行う演習のグループ分けを行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)高等学校学習指導要領解説(芸術編)の「書道Ⅰ」に目を通しておくこと。
(復習)授業内容をノートに整理し、疑問点を整理すること。
授業実施特記
第3回 内容
芸術科の目標、書道教育の構造(目標、指導事項、内容の取扱い)について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)高等学校学習指導要領解説(芸術編)の「書道Ⅰ」~「書道Ⅲ」に目を通しておくこと。
(復習)授業内容をノートに整理し、疑問点を整理すること。
授業実施特記
第4回 内容
国語科書写と芸術科書道への接続(演習①)
グループ発表を踏まえ、書写から書道への接続の考え方について講義する

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)文部科学省のHPを参照し、平成29年改訂の学習指導指導要領(小学校国語科書写・中学校国語科書写)について目を通しておくこと。
(復習)授業内容をノートに整理し、疑問点を整理すること。
授業実施特記
第5回 内容
学習指導要領に示された表現領域「漢字仮名交じりの書」の内容と考え方(演習②)
グループ発表を踏まえ、「漢字仮名交じりの書」の指導内容について講義ずる。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)高等学校学習指導要領解説(芸術編)の「書道Ⅰ」~「書道Ⅲ」の「漢字仮名交じりの書」を読み、内容の理解を図り疑問点を整理すること。
(復習)授業内容をノートに整理し、疑問点を整理すること。
授業実施特記
第6回 内容
学習指導要領に示された表現領域「漢字の書」の内容と考え方(演習③)
グループ発表を踏まえ、「漢字の書」の指導内容について講義ずる。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)高等学校学習指導要領解説(芸術編)の「書道Ⅰ」~「書道Ⅲ」の「漢字の書」を読み、内容の理解を図り疑問点を整理すること。
(復習)授業内容をノートに整理し、疑問点を整理すること。
授業実施特記
第7回 内容
学習指導要領に示された表現領域「仮名の書」の内容と考え方(演習④)
グループ発表を踏まえ、「仮名の書」の指導内容について講義ずる。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)高等学校学習指導要領解説(芸術編)の「書道Ⅰ」~「書道Ⅲ」の「仮名の書」を読み、内容の理解を図り疑問点を整理すること。
(復習)授業内容をノートに整理し、疑問点を整理すること。
授業実施特記
第8回 内容
学習指導要領に示された鑑賞領域の内容と考え方(演習⑤)
グループ発表を踏まえ、「鑑賞」の指導内容について講義ずる。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)高等学校学習指導要領解説(芸術編)の「書道Ⅰ」~「書道Ⅲ」の「鑑賞」を読み、内容の理解を図り疑問点を整理すること。
(復習)授業内容をノートに整理し、疑問点を整理すること。
授業実施特記
第9回 内容
「国語科書写」における指導の考え方 (含 実技)
授業の実際を通して、国語科書写の内容を理解し、芸術科書道への接続を考える。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)ノート(第4回)を確認し、国語科書写についての理解を深めておくこと
(復習)実技作品をノートに整理し、課題を明確にしておくこと。
授業実施特記
第10回 内容
「漢字の書」における指導の考え方②(含 実技)
授業の実際を通して、「漢字の書」の内容を理解し、指導の考え方について理解を深める。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)ノート(第4回)を確認し、国語科書写についての理解を深めておくこと
(復習)実技作品をノートに整理し、課題を明確にしておくこと
授業実施特記
第11回 内容
「仮名の書」における指導の考え方(含 実技)
授業の実際を通して、「仮名の書」の内容を理解し、指導の考え方について理解を深める。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)ノート(第4回)を確認し、国語科書写についての理解を深めておくこと
(復習)実技作品をノートに整理し、課題を明確にしておくこと
授業実施特記
第12回 内容
「漢字仮名交じりの書」における指導の考え方(含 実技)
授業の実際を通して、「漢字仮名交じりの書」の内容を理解し、指導の考え方について理解を深める。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)ノート(第4回)を確認し、国語科書写についての理解を深めておくこと
(復習)実技作品をノートに整理し、課題を明確にしておくこと
授業実施特記
第13回 内容
「鑑賞」における指導の考え方
授業の実際を通して、「鑑賞」の内容を理解し、指導の考え方について理解を深める。

※ノートを提出する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)ノート(第4回)を確認し、国語科書写についての理解を深めておくこと
(復習)授業内容をノートに整理し、課題を明確にしておくこと
授業実施特記
第14回 内容
芸術科書道における観点別学習評価の考え方について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)国立教育研究所HPを参照し、教育課程研究センターの「評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料」芸術〔書道〕に目を通しておくこと。
(復習)観点別学習評価についての疑問点を整理しておくこと
授業実施特記
第15回 内容
授業のまとめと試験
本授業を総括し、学習指導要領に示された内容の理解度を確認する試験を実施する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)ノートを使用して、これまでの学修について確認し、理解を深めておくこと
(復習)試験内容について、自分の課題を確認し、その内容について再確認をしておくこと。
授業実施特記