対象年度	年度	2017	期	(週1ｺﾏ)春期	開講時限	月2
開講学部・学科等	法・政経・理工・文・経営
科目コード	120100500		科目ナンバー
授業名	経済学Ａ
英文授業名	Economics A
担当教員	助川　成也

授業形態	講義
	e-learning利用		その他：
担当形態	単独
関連する授業
	当科目履修前に履修して おくことが望ましい科目
	後続関連授業	マクロ経済学、ミクロ経済学
教職課程科目	教科に関する科目
テーマ・キーワード	GDP、中央銀行、貿易、グローバル化

授業の概要・ねらい	経済学Aは、政経学部のみならず他の学部生も多数受講します。初めて経済学に触れる学生も多いことから、経済の意味とそれをどのように理解するのかをテーマに、出来る限りわかりやすく講義します。本科目は今後、経済学B、そして専門科目に繋がる導入科目と位置付けられます。特に専門科目である国際経済に円滑に入れるよう、国際経済活動のうち国際貿易について、無理なく貿易理論、実態を学びます。 また、時事問題に関心が持てるよう、新聞の国際面、経済面の記事・トピックを紹介、解説することを通じて、現実の経済への理解を助ける授業を行います。
到達目標	①経済学の基礎的な概念、用語、仕組み等を習得する。 ②貿易を中心に、国際化の進展と課題、現代の国際経済が直面する課題について理解する。
教科書と準備するもの	細江守紀・笹山茂編著『経済学ベーシック』、日本評論社（2014） . 各回、レジュメを配布します。
参考書	マンキュー『入門経済学』第2版、東洋経済新報社（2014） 伊藤元重『ゼミナール　国際経済入門－改定3版－』日本経済新聞社（2005） 助川成也・高橋俊樹編著『日本企業のアジアFTA活用戦略～TPP時代のFTA活用に向けた指針～』、文眞堂（2016）
評価の基準	①経済学の基礎的な概念、用語、仕組み等を習得できていること。 ②貿易を中心に、国際化の進展と課題、現代の国際経済が直面する課題について理解し、説明することが出来る。
具体的評価方法	定期試験時のテスト（70％）、授業時の時事テーマでの小論文（30％）

授業評価アンケート フィードバック・ 受講生へメッセージ	経済学科のみならず、他の学部生も理解しやすいように、基礎的な概念、用語、仕組みを丁寧に説明します。また、国際化の進展と課題、現代の国際経済が直面する様々な問題について取り上げ、学生の皆さんに分かり易く解説します。
単位互換
特記	進度は受講生の理解度や難易度に応じて、適宜調整、変更します。

第1回	内容	ガイダンス・経済学とは何か。 授業の進め方、授業全体の概要に加え、経済学をどうして学ぶのか、我々にとってどのように役立つのか、を説明します。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：当科目のシラバスを読んでおくこと。 復習：授業全体についての疑問があれば、整理しておく。
	授業実施特記
第2回	内容	マクロ経済学の学び方（GDPとは何か） 経済学を学ぶ上で基礎となるマクロ経済学について概略を説明。特に、消費、投資、GDPについて説明します。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書や参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。 復習：その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、教科書やプリントを読み直し、確認すること。
	授業実施特記
第3回	内容	ミクロ経済学の学び方（市場とは何か） 「生産者」と「消費者」の合理的行動で形成される「市場」について、そのメカニズムを解説します。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書や参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。 復習：その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、教科書やプリントを読み直し、確認すること。
	授業実施特記
第4回	内容	貨幣と銀行（お金の役割） 貨幣の役割とそれを発行する中央銀行、運用する市中銀行の役割について説明します。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書や参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。 復習：その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、教科書やプリントを読み直し、確認すること。
	授業実施特記
第5回	内容	労働市場における失業と賃金（働くとは何か）。 失業はなぜ起こるのか、賃金とは何か、非正規雇用者はなぜ増えているのか、などについて解説します。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書や参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。 復習：その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、教科書やプリントを読み直し、確認すること。
	授業実施特記
第6回	内容	財政と税（税金は必要か） 日本の財政構造（歳入・歳出）と税制の変遷と特徴について説明するとともに、基礎的財政収支均衡について解説します。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書や参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。 復習：その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、教科書やプリントを読み直し、確認すること。
	授業実施特記
第7回	内容	市場の失敗と政府の介入（規制は必要か） 「市場の失敗」から生まれる政府の介入について、規模の経済性や情報の非対称性の問題を踏まえ考察します。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書や参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。 復習：その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、教科書やプリントを読み直し、確認すること。
	授業実施特記
第8回	内容	国際貿易のメリット 国際貿易の発生要因である比較優位と国際貿易の利益について説明します。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書や参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。 復習：その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、教科書やプリントを読み直し、確認すること。
	授業実施特記
第9回	内容	国際収支からわかるもの 国際収支とは何か、どのようなもので構成されているのか、そこから何がわかるのか、GDPとの関係を解説します。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書や参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。 復習：その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、教科書やプリントを読み直し、確認すること。
	授業実施特記
第10回	内容	インフレーションとデフレーション 物価指数、インフレ、デフレについて、実際の経済データや理論を用いながら理解を促すとともに、スタグフレーション、デフレスパイラルなどについても解説します。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書や参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。 復習：その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、教科書やプリントを読み直し、確認すること。
	授業実施特記
第11回	内容	為替レートの決まり方 外国為替相場の果たす役割、円高、円安など為替レートが変動する要因、その影響などを解説します。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書や参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。 復習：その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、教科書やプリントを読み直し、確認すること。
	授業実施特記
第12回	内容	社会保障 政府が主導して構築する将来への備え「社会保障」について、その成り立ち、日本の制度、少子高齢化時代の問題について解説します。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書や参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。 復習：その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、教科書やプリントを読み直し、確認すること。
	授業実施特記
第13回	内容	環境と農業 経済と環境問題の繋がりとともに、農業についてその抱えている問題、参入規制、グローバル化について解説します。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書や参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。 復習：その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、教科書やプリントを読み直し、確認すること。
	授業実施特記
第14回	内容	グローバル化と金融経済 海外との金融取引の歴史や意義、そのメカニズム、金融グローバル化の影響を振り返ります。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：教科書や参考書の該当部分を読み、キーワードや不明な語句について予め調べておくこと。 復習：その日の授業で学んだことを整理し、不明な点は再度、教科書やプリントを読み直し、確認すること。
	授業実施特記
第15回	内容	授業のまとめと試験 これまで授業全体を通して学んだ内容を振り返り、その後、理解度を確認するために試験を行います。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：これまで配布したプリントや教科書や参考書で不明な点がないように確認すること。
	授業実施特記