最終更新日:2017/03/17
Syllabus英語科指導法 II
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 月1
開講学部・学科等 アジア
科目コード 810027800 科目ナンバー
授業名 英語科指導法Ⅱ
英文授業名 Teaching Methods of English Education Ⅱ
担当教員 吉村 紀子

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
英語科指導法I
後続関連授業
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 内容統語型指導・グローバルな英語力・英語表現力の向上

授業の概要・ねらい 中学校・高等学校の英語科の目標を十分に理解し、実践的な模擬授業を通して、効果的な指導法、指導技術、評価法、教育機器(タブレット・インターネット)について習得できる。特に、この講義では、生徒がどのようにしたら楽しく、効果的に英語を習得できるかに焦点を置いて、コミュニケーションに必要な4技能(リスニング・スピーキング・リーディング・ライティング)を連携して指導して行く最新の指導方法(内容統語型アプローチ)に基づく授業が実践できるように学習できる。加えて英語プレゼンテーション・英語プロソディの訓練も含めた模擬授業を積極的に取り入れることによって「英語で授業を行う」を習得できる。
到達目標 ・英語科教育の理論と指導について知見を深め、英語教育力の習得をさらに促進する。
・日本の英語教育についてグローバルな視点から考え、問題点や解決策について実践的に学び、指導力の教科を目指す。
・教師に必要な適切な英語力の習得をさらに促進する。
教科書と準備するもの 新版英語科教育実習ハンドブック(大修館)

新学習指導要領ー中学校(文部科学省平成24年)・高等学校(文部科学省平成25年)


参考書
中学校 New Horizon 2(東京書籍)
評価の基準 教材研究に基づいて授業を組み立て、指導案を作成し、授業ができる(80%)。
テスト等を作成し、総合評価ができる(20%)。

具体的評価方法 模擬授業(指導案・研究レポート)(30%)・中間テスト(20%)・定期テスト(50%)
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
学生たちからの積極的な質問・コメント等に適切に対応し、フィードバックに役立てる。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
イントロダクション―・グローバル社会において日本の英語科指導は何を目指すか。
          ・授業の進め方や模擬授業・課題提出について説明する。
          ・英語教育力に不可欠な英語力の習得について強調し、その学習方法に
           ついて具体的に説明する。
          ・予習・復習の重要性について強調する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 新指導要領の英語科の目標を再確認し、実践的な指導力の重要さに留意する(30分)。

英語力の自己評価をし、どのスキルをどのように向上させていくかを具体的に考える(30分)。
授業実施特記
第2回 内容
授業観察―DVDによる公開授業を見る・授業の流れを把握する。
     要点をまとめてディスカッションする。
授業時間外における学修(予習・復習等) 教室でのディスカッションに基づき、観察した授業の要点をまとめる(ペア学習・30分)。
授業実施特記
第3回 内容
英語プロソディ―の指導―日本語と英語の違いに着目して(プリント)
(特に日本の生徒たちにむずかしい発音・リズム・イントネーションに焦点を置く)
授業時間外における学修(予習・復習等) 教材のCDとともにプロソディの練習をする(30分)。
授業実施特記
第4回 内容
リーディング理解からスピーキング発信へ―教材研究を通して
(Q&Aから理解力の把握を基盤にしてオーラルサマリーに発展させる言語活動をどのようにしたら効果的に促進できるかを実践的に学習する。)
授業時間外における学修(予習・復習等) リーディング教材のトピックについて英語での質問を書いて提出する(ペア学習・1時間)。
授業実施特記
第5回 内容
模擬授業(1)-コミュニケーション英語I
(中高校の教科書からの題材を利用して、コミュニケーションのために英語を教えることを実践的に学ぶグループ学習。活発なコメント・ディスカッションを行う。)
授業時間外における学修(予習・復習等) 模擬授業用の指導案作成(グループ学習・1時間)
授業実施特記
第6回 内容
模擬授業(2)-英語表現I
(中高校の教科書からの題材を利用して、表現力養成のために英語を教えることを実践的に学ぶグループ学習。活発なコメント・ディスカッションを行う。)
授業時間外における学修(予習・復習等) 模擬授業用の指導案作成(ブレーンストーミング・1時間)
授業実施特記
第7回 内容
スピーキングからライティングへー教材研究を通して
(選択した教材について、オーラルサマリーから要点をまとめて書く言語活動にどのように発展させて行ったらよいかを実践的に学習する。)
授業時間外における学修(予習・復習等) スピーキング用の教材からトピックを選択し、質問を作成・提出する(1時間)。
授業実施特記
第8回 内容
ライティングからスピーキングへー協働活動を通して
(要点をまとめて書いたライティングに基づき、自分の考えや意見を述べるディスカッションの言語活動を授業の中でどのように実施して行けばよいかをグループ内で協働して実践的に学習する。)中間確認テスト。
授業時間外における学修(予習・復習等) 質問に対する答えをまとめ、サマリーを書いてみる(ペア学習・30分)。
授業実施特記
第9回 内容
模擬授業(3)-オーラルサマリーを中心に
(やや長めの物語に関して、要点に係わる質問をどのように作成して行くかを学び、作成した質問を用いて実施したQ&Aに沿ってオーラルサマリーに展開して行く言語活動を実践することで、オーラルサマリーの利点を理解し、授業内に取り入れる手法を学習する。)
授業時間外における学修(予習・復習等) 模擬授業用の指導案作成(グループ学習・1時間)
授業実施特記
第10回 内容
模擬授業(4)ープレゼンテーション指導を中心に
(中高校の教科書からの題材を利用して実施したQ&Aに基づき、オーラルサマリーで要点をまとめた上で、プレゼンテーションに繋げる指導方法を実践的に学習する。)
授業時間外における学修(予習・復習等) 模擬授業用の指導案作成(グループ学習・1時間)
授業実施特記
第11回 内容
教育教材・機器・ICTの活用-黒板、DVD、タブレット、デジタル教材、スライドの効果的な使用方法について学習する。
授業時間外における学修(予習・復習等) タブレットを用いた模擬授業の準備をおこなう(ペア学習・30分)。
授業実施特記
第12回 内容
教室管理ー授業中、ペアワーク、チューターリング、教室英語について学習し運用できるように練習する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 教室で用いる英語を書き出す(30分)。
授業実施特記
第13回 内容
チームティーチングの要点・方法・評価について学習する。
授業時間外における学修(予習・復習等) チームティーチングの実践練習をおこなう(ペア学習・1時間)。
授業実施特記
第14回 内容
テストの作成・評価・フードバックを学習する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 作成したテストをペア評価し、改善する(ペア学習・1時間)。
授業実施特記
第15回 内容
 全体のまとめ

 確認試験
授業時間外における学修(予習・復習等) 学期中にカバーした項目・内容について整理し、まとめる(1時間)。
授業実施特記